http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/691.html
Tweet |
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-8682.html
2013/5/2 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
安倍政権発足から半年。
日経平均株価が約4000円も上がったことで、今年の連休には若干の明るさが見える。おそらく、今後も株は上がり目なのだろうが、株が上がれば、何もかもハッピーなのか。異次元の金融緩和という“モルヒネ”で株価を上げているのがアベノミクスだ。
そうやって、国民をけむに巻き、その間に「国の形」を変えようとしているのが安倍政権だ。連休が終わり、参院選で自民党が勝ってしまうと、その負の側面が一気に正体をあらわにすることになる。
まず、気になるのが経済だ。株価高騰の裏では債券市場の異常な緊張が続いている。黒田日銀の国債大量購入のレベルが「金融政策」を通り越して、完全な丁半バクチだからだ。国の借金が1000兆円もあるのに毎月、日銀が市場に出回る国債の7割、7兆円を買うなんて、戦時国債みたいな話だ。
日銀が直接、国債を引き受けるわけではないにせよ、7割も買うなんて、市場メカニズムを破壊する行為だ。市場関係者はビビりまくっているし、これには安倍応援団の日経でさえ、〈日銀が長期国債保有残高を増加させるということが続けば、いつかは「日本は中銀マネーによる財政ファイナンスの選択をした」との見方が広がることは避けられない。そうなれば、長期金利は大きく上昇する>(コラム「大機小機」)と警告を発しているほどだ。
国債マーケットの第一人者、ソシエテジェネラル証券・東京支店長の島本幸治氏もこう言っている。
「財務省が毎月発行する国債の7割を日銀が買うわけですから、財務省と日銀で国債をキャッチボールしているようなものです。これでは市場機能が働かないし、つまり、正常な価格がつかなくなる。こうなると、国の財政規律が緩んだとき、市場が警告を発することができない。ある日突然、国債が急落するリスクを抱え込み、それが日に日に膨らむことになるのです」
日銀の異次元緩和を続ければ、あふれたマネーが株や不動産に向かい、一時的な資産バブルを引き起こす。しかし、バブルだから当然はじける。米国のファンドなどはその前に売り抜けるだろうから、日本にだけすさまじい後遺症が残ることになる。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。