http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/681.html
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http://blog.ushinomiya.co.jp/economics/
6年ぶりに暮らすパリには、物乞いが増えていた。
街角に染み出す貧困は隠しようもない。
貧しさの大もとは、欧州を覆う不況らしい。
一国の営みさえままならない欧州連合(EU)の苦境は必然に思えてくる。
イタリア大連立で伊国債金利は4%を下回る、だが、若年失業率40%を越える中での緊縮財政が問われる。
(CDの曲は私の名はミミ、プッチーニの歌劇ラボエームに変わる。パリの貧民街で暮らす芸術家達の日々の詩・・映画“気違いピエロ”)
◆隠れている部分が・・何が欧州を殺している
http://precursor.blog55.fc2.com/blog-entry-599.html
年初からの高揚感が一段落した後、現実的な各種経済指標や企業の収益見通し等を材料として5月頃から株式市場等が下落する、というのが過去数年繰り返されてきた傾向ですね。
やはり今年も、市場を下落させてくれるのは一時の高揚感から醒めつつある欧州なのでしょうか?。
■What is Killing Europe
何が欧州を殺している
実生活の問題が大きくなる程、抽象的な理論及びテクニカルな操作のファンタジーランドへと人々が逃避して安心する傾向が強くなる。
多くの人々は、現在欧州で行われている事を殆ど、又は全く理解していないのである。 これは、それが何処でも報道されておらず、誰も公けに議論せず、そして欧州中央銀行によって提供されるデータの中に慎重に隠されている事が理由なのだ。
私が本日議論するのは、私の見解において、欧州経済の不安定化の第一番の原因であり、更に同大陸における対 GDP 債務比率のようなものである
スペインのような一部の欧州の国の銀行はマネーを貸し出しているが、不動産又は商業ローンという担保が悪化しているのだ。 そこで銀行は、この担保の大きなプールを証券化し、現金を得る為に抵当として ECB へ差し出しているのである。 多くの場合、そのプールを採用する国は、債務を保証しなければならない。 そして、私の事例であるスペインは ECB に対して差し出されたローンのパッケージを補償するのであるが、それは偶発的な債務となるものの同国の対 GDP 比の債務としては報告されず、何処にも見つける事ができないのである。 「隠された」というのが適切な言葉であろう。
そして時間の経過と共にローンは更に悪化し、ECB は打撃を受けないように現金或いは更なる担保を要求するのだ;どうも有難う。 銀行は更なる担保を差し出す余裕が無いので、国が、スペインが担保を差し出して新たな融資に対する追加的な保証を行うか、又は、しばしばそうであるように、現金を差し出さねばならないのである。
結果的に、時間が経ち更なる現金が費やされるにつれ、スペインは資本を使い果たし始めており、スペインが最近発表した10.6%という債務の数字は本当の現実と全く違うものである為、国家による銀行債務の保証が持続不可能となるのに伴って彼等は公式に ESM から更なるマネーを借りる事を余儀無くされるのだ。
欧州の国々が彼等の金融機関を支援すべく努めるのに伴って彼等は資本を使い果たしつつあるので、何が起きているのかという事が明白になりつつあるのだ。 この問題の幅と深さは他に類例の無いものであり、紛れも無く効果の無いものである。 欧州の国々は破綻しようとしている。
★問題は、欧州が眠ったフリをしている事である。 そして困難なのは、彼等を目覚めさせられないという事なのだ。
時間の経過が長くなる程;状況は悪化する。 それらの国々は既知の請求書へ支払う余裕が無いのである。 銀行危機は悪化しているのだ。 ECB に対する債務は返済されねばならないが、それは国々の財務を悪化させるのである。 経済が好転し、まだ起きていない本当の成長を経験する事が無ければ、それは死のスパイラルなのだ。 間も無く、もう一度(扇風機の)ファンへ当たる程に問題は悪化するであろうが、今回は;代償が本当の地獄となるであろう。
この事は、短期間の内にスペイン、ギリシャ、ポルトガル、キプロス、スロベニア、アイルランド、他に起きると予想する事ができる。 スペインの公表されている10.6%の経済的衰退は彼等の本当の問題のほんの一部なので、私は本日彼等を事例として用いた。 もう一度、考慮されていない事、又は述べられていない事というのは、支払わられねばならないものの負担を緩和しないのである。 彼等はファンタジーを物語るかもしれないが、彼等は現実の中に生きているのだ。 有名な風車が外れつつあるのだ。
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相変わらず自宅の整理に忙しい日々を送っているのですが、今回は長年放置していた植木(槇)を引き抜いたのです。
根を掘り起こすのに苦労したのです。 根元が朽ちている欧州の国々も、そう遠く無い時期に倒れてしまうのでしょうか。
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