http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/667.html
Tweet |
http://uskeizai.com/article/357282064.html#more
2010年に国家破綻状態となりECB/IMFから救済されたギリシャですが、今ギリシャの経済状況についてあまり知られていません。
ギリシャの失業率は27%(★1930年の大恐慌のアメリカより悪い)で、ギリシャでは仕事が全くない状態となっています。
仕事がなくなれば、収入がなくなり、そして貯蓄もなくなる。 お金がなくなれば食べるものもなくなる。
今悲しいことに、ギリシャでは失業して食料が買えず飢餓で苦しんでいる子供が急増しています。
NY Timesの記事で、飢餓で苦しむギリシャ子供たちの『現実』が綴られています。
ギリシャにある小学校校長のニカス氏は子供の遊ぶ姿や笑顔、将来を夢を見てきた。
それが、最近では子供の姿が様変わりしてしまったという。
ゴミ箱から食べ物をあさる少年、
空腹でしゃがみこむ11歳、
友達から食べ物を盗む子供。
「彼らは家では何も食べていない」と校長先生はいう。
アテネ大学のリノス教授によると、2012年にはギリシャの小中学校生徒の10%が食料不足(空腹と栄養失調のリスク)があるといわれている。
「食料不足でいえば、ギリシャはアフリカの国のレベルまで落ちてしまった」という。
ある学校職員は生徒280名中少なくとも60名が食料不足となっていると指摘する学校もある。
ぺトラキス家では父が去年12月に解雇された。
フラットスクリーンのテレビにプレーステーションで遊ぶ子供がいる一般的な家庭だった。12月に解雇された父はその5ヶ月前から給与の支払いが停止。家賃の支払いもできず今年2月に貯蓄がなくなった。
父は新しい職を見つけることもできず、食料は不足になった。
父は食べることをやめて、体重は劇的に減った。
「去年の夏に仕事していたときは、あまったパンを捨てていた」父はいう。
「今では、どう生き残っていくかの戦いだ」と涙を流す。
*********************************
なにはともあれ、
今、
生活できること、
仕事があること、
ご飯が食べられること、
助け合える家族がいること、
今、
目のまえに『ある』小さなことが
どんなにありがたいのか・・・
◆破綻し始めたユーロ経済危機救済・・封印されてきた危機が勃発する!?
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/?p=2
スペインの景気が大方の予想を超える悪化をたどっており、とうとう決められた財政赤字削減期限を2年延期すると発表しています。
スペインのGDPは2013年は<−0.5%>としていましたが、今回<−1.3%>に修正されていますが、問題は失業率です。
全体の失業率は27.16%となっていますが、若者の失業率は57.22%と60%に接近しており、全体の失業率30%、若者失業率60%という、社会が維持できない水準に接近しており、このままでは社会的暴動が発生すると政府が危惧し、今回の2年延期を発表したものですが、これで格付け会社は、スペインを格下げする
ことになる筈であり、封印されてきた危機が勃発することになるかも知れません。
経済の悪化はスペインだけではなく、ポルトガル、イタリアでも進んでおり、フランス・ドイツでも進んでおり、
今やドイツもマイナス成長が予測されるようになってきており、ヨーロッパ経済総崩れという事態になりつつあるのです。
スペインの鉱工業生産指数は2008年に比べ10%落ち込んでおり、建設業は35%程落ち込んでいます。
あらゆる部門で落ち込みが見られますが、GDPはさほど落ち込んでおらず、今後GDPの「かさ上げ」が指摘された場合、第2のギリシャ化となりかねませんが、経済の規模がはるかに大きいスペイン経済がかさ上げされていたとなれば、影響はECBを吹き飛ばすほどの大激震が金融市場に走ることになります。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。