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http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/
【ホンダ】が発表しました決算では、日経は<円安 ホンダは58%増益>と大きく取り上げていますが、金融の専門家が見ます情報では違っています。
2013年3月期
営業利益 会社側発表 5,448億円 アナリスト予想 5,702億円 (−254億円)
2014年3月期予想
営業利益 会社側発表 7,800億円 アナリスト予想 8,456億円 (−656億円)
また、円安効果(営業利益)は2,480億円と計算されています。
円安貢献分は莫大な金額となっていますが、本業の製品が予想以上に売れていないために、営業利益がアナリストの予想を下回っているのです。
今、日本の製造業は円安で利益を増やしていますが、本業では、【ソニー】のように「赤字」のままのところもあり、
とてもまともな回復とは言えません。
【ソニー】は連休明けに決算を発表しますが、営業利益の中身は「不動産・株式売却業」とも言える内容となっています。
また、【神戸製鋼】のように、経常損益が170億円予想が450億円となり株価が急騰したと報じられていますが、
減価償却方法を変えたために220億円の利益押し上げ効果があり、実態は230億円の黒字となっています。
この黒字も300億円のコスト削減があったためであり、コスト削減分がないと、本業の実態は赤字だっとなります。
【資生堂】は赤字に転落していますが、アメリカ法人の減損会計が響いているとなっていますが、売り上げが円安でも減少しており、企業としては衰退している内容となっています。
日本企業は円安で利益を膨らませていますが、20%を超える円安を見込んでも売り上げが減少しており、売れていないのがわかります。
★昨日、【上海総合株価指数】が年初来安値を更新しましたように、世界の経済は悪化しており、日本企業が数量ベースで輸出を増やせる環境にないのは明らかであり、円安で仕入れ価格が上がれば、多くの企業は減益どころか赤字に転落することも十分あり得ます。
今は株高で浮かれていますが、企業の決算をよくみますと、一般には報道されない「数字」が並んでいます。
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