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★米国発「ギャレットポップコーン」、酒々井に降り立つ
「今からですと、5〜6時間待ちになるかもしれません」。
4月19日、千葉県にオープンした酒々井プレミアム・アウトレットで、オープンからわずか1時間も経たずして300〜400人の行列ができた人気店がある。ブランドショップではない。客のお目当てはポップコーンだ。
大行列をつくった正体は「ギャレット ポップコーン ショップス」。米国シカゴ発のちょっと高級なポップコーンを売る店だ。「チーズコーン」「キャラメルクリスプ」味を混ぜた「シカゴミックス」味が人気の老舗だ。国内で仕掛けるのは、「マイクポップコーン」などを販売するジャパンフリトレー。同社がライセンス契約を結び運営している。今年2月に第1号店を東京・原宿駅前にオープンした。
価格はシカゴミックスの一番小さいSサイズ(60g)で380円、ポップコーンとしてはかなりの高単価品である。さらに、この日オープンにした酒々井店では、初の「2ガロン缶」を1人1個限定で発売。約1.1kgというサイズもびっくりだが、価格はなんと5400円。それでも、「すぐに売り切れてしまいそうだ。来ていただいたお客様に申し訳ない」(江原信社長)と、飛ぶように売れていく。
「当初は売れるか不安だった」
そんなギャレットポップコーンも原宿店オープンの前日、「実は心配でしょうがなかった」(江原社長)という。クリスピー・クリーム・ドーナッツのように海外から日本に持ってきて成功した商品は一部だけ。タコスのように日本で認知度が上がらず、なかなか根付かないものが大半だ。
だが、そんな心配を吹き飛ばし、オープン初日には100人のファンが並んだ。2カ月以上が経過した現在も原宿店の勢いは衰えず、週末は1時間待ち以上の行列ができる盛況ぶり。同社によれば原宿店にはこれまで約3万人が訪れ、売り上げは計画の2倍以上を達成している。出足の好調を受け、酒々井だけで「年商1億円以上はいける」(江原社長)と手応えを語る。
「コールドストーン」に学ぶ
ヒットの秘訣は、「日本にはない濃厚すぎる味」だという。ポップコーンはこれまで塩味やバター醤油味など定番の味はどこにでもあったが、本格的な味を追求したといえるような商品はほとんど存在しなかった。「今までに食べたことのない本当に美味しいものは高くても買っていただける。特に贈答(プレゼント)用としての需要を狙い大きいサイズを取り揃えた」と、江原社長はヒットの秘訣を語る。
第1号の原宿店
第1号店を原宿の「繁華街」に、2号店を「アウトレットモール」に出店したのも、「実は2005年に上陸したコールドストーンの手法」(江原社長)だと明かす。コールドストーンは1号店を六本木ヒルズに、2号店を佐野のアウトレットモールに出店し一気に知名度を高め日本でのビジネスを成功させた。このコールドストーンの戦略を真似たのがピタリと当たり、当初は20〜30代女性をターゲットに想定していたのが、現在では20〜50代まで男女を問わず詰め掛けている。
今回の酒々井出店で弾みがついた同社は、今年中にショッピングセンターや駅ナカなどへさらに2店舗を出店する計画だ。「ゆくゆくはジャパンフリトレーの主力事業として成長させたい」(江原社長)。全国からの問い合わせを受け、来年には専用工場を作り、日本全国へオンライン販売を始める計画も練っている。
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