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2013/4/20 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
オープン初日に3万人
思惑通りになるか。きのう(19日)、千葉県酒々井町の東関道・酒々井IC近くに開業した「酒々井プレミアム・アウトレット」。成田空港から車で約10分、東京からも東関道経由で約50分というアクセスの良さもあって、オープン初日は約3万人が訪れた。
ターゲットは外国人観光客だ。国内のアウトレットモールとして初めて海外7通貨を扱う外貨両替所を設置。成田空港と結ぶ直行バスを30分ごとに走らせ、外国人の取り込みを狙う。運営する「三菱地所・サイモン」は「年間350万人の集客、180億円の売り上げを見込んでいます。来店客の2〜3%は海外からの観光客になりそうです」(広報部)とソロバンをはじく。
ただ、目と鼻の先には「三井アウトレットパーク木更津」「同幕張」というライバル・三井不動産が運営する施設が2つもある。三菱VS.三井の激しい客の奪い合いは必至だ。殴り込みをかけた三菱に戦略を聞くと、「認知不足のアウトレットはまだこれからの市場です。三井さんと切(せつ)磋(さ)琢(たく)磨(ま)して知名度を上げていきたい」と控えめな回答が返ってきた。
しかし、アウトレットの未来に「これからの市場」と期待するのはちょっと苦しい。すでに市場は飽和状態で、三菱と三井による寡占化が進んでいる。売り上げの7割は2強が占めるのだ。
「2000年から始まった出店ラッシュで、全国に40施設のアウトレットができ、市場規模は一気に6000億円に膨らみました。それが最近は鈍化傾向にあります。この5年間にオープンしたのはたった5店舗。市場規模も数百億円程度しか増えていません」(証券アナリスト)
◆狙いはブランド志向の中国人
アウトレットの醍(だい)醐(ご)味(み)は季節外れの商品などの“ワケあり”を激安で手に入れることだが、最近は高級ブランドがアウトレット専用に安いB級品を作って店頭に並べるケースが増えている。どこへ行っても同じようなブランドだし、返品もきかない。賢い消費者はアウトレットから距離を置き始めている。
「三菱も三井も市場規模はこれ以上増えないと悟ったのでしょう。最近はせっかくアウトレットに来ても、何も買わずに食事をして帰る人が増えています。三菱が成田付近の酒々井に新規オープンしたのは、ブランドに弱い中国人の需要を狙ったのです。今後はますます2強による激しいパイの奪い合いが始まると思います」(経済ジャーナリスト・井上学氏)
お祭り騒ぎに見えるが、実は曲がり角を迎えている。
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