http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/570.html
Tweet |
日本で高まる金の需要、アベノミクスで世界に逆行
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE93G04S20130417
世界的に価格が下落しているにもかかわらず、日本の個人投資家の間で金の人気が高まっている。大胆な金融緩和と財政支出で景気浮揚を狙う「アベノミクス」で円安が一段と進み、円建ての金価格に先高感が広がる一方、日本の財政が将来的に破たんするかもしれないとの懸念から、安全資産に資金を移そうという心理も働いている。
<08年後半から2倍に>
予想以上に弱い中国の成長率や、米ボストンの爆破事件でマーケットの地合いがリスク回避に傾いた15日、ニューヨーク市場では金の価格が9%下落した。翌朝、そのニュースを見た都内の男性は(63)は銀座へ出向き、20年ぶりに金を買った。
金という商品は価格変動が激しい。この男性を含め、世界的に下落傾向にある金市場で逆張りする日本の個人投資家はそれを十分に認識しているが、それでも有望な投資先と考えている。約20年続くデフレからの脱却を目指す安倍政権の経済政策が、円の価値を下落させる一方、株式市場の活況もいつまでも続かないとみているためだ。
「銀行に預けておいてもほとんど利息を生まない」。そう話す男性はこの日、家を売った資金の一部で50万円弱の金貨を2枚買った。「株はばかみたいに上昇しているが、(朝鮮半島で)戦争不安もある。買える範囲で買っておこうと思った」。
昨年10月から下落傾向にある金の価格は、今年に入って20%下落した。しかし、円安が進む日本では先週、円建ての金価格が過去最高値に迫った。市況が最も落ち込んだ2008年後半に円建てで金を買った投資家にとって、今は価値が2倍以上に膨らんだ。対照的に、ドル建てで買った投資家の利幅は46%に過ぎない。
<アベノミクスをヘッジ>
金に向かう個人投資家の中には、国内総生産(GDP)の2倍以上の債務を抱える日本の財政が、「アベノミクス」で危機的な状況に陥る可能性を懸念する向きもある。「金を買っている人は、アベノミクスが引き起こす円安と物価上昇、財政破綻を懸念している」と、田中貴金属工業の原田和佳子・貴金属部長は言う。「円資産の劣化は避けられないということで、ヘッジをしたいとして来店する」。
安倍政権の経済政策に反応し、日経平均株価は今年に入って27%ほど上昇した。しかし都内で年金生活を送るある女性(64)は、アベノミクス効果が長続きしないと感じている1人だ。彼女は先週、銀座で開催された金製品の展示会で、30万円分の24金製の金貨を3枚購入した。女性は紙袋に入った金貨を手に、「(株は)自分が働いていた会社の持ち株はあるし、ほかの銘柄は買おうとは思わない」と言う。「株は下がるときは大きく下げるし、今は(相場は)強いけど、どれだけ持つか分からない」。
<売れ筋は金の仏具>
スタンダードバンクの池水雄一・東京支店長によると、2─3年前に金の価格が上昇した際は、大量の現物売りが出たという。しかし、今回は様相が異なる。「下がったところは買ってきている。金融危機や、日本の財政状況を見て、円、債券や株なども不安だということから、発行体のリスクのないものとして、金に資金を振り向けている人が出ている」と、池水支店長は指摘する。
円建ての金価格が史上最高値に迫った先週、都内の貴金属店には高齢者を始め、使わなくなった金の指輪やネックレスを売る人の長い列ができた。しかし今週火曜日には状況が一変、買い手が売り手を大きく上回った。田中貴金属の銀座本店には、金を買う人々が列を作り、中には3時間待ちという人もいた。
田中貴金属からほど近いSGC銀座では、火曜午後だけで6キロ分の金製品が売れた。店から出てきた男性客(60)は、500グラムの金を220万円で購入したという。また、松坂屋銀座店で開催していた金製品の展示会でよく売れたのは、平均価格400万円の、仏具として使う18金製の鈴(りん)だった。「(客は)これらの金製品の仏具を家宝として購入していく」と、展示会の販売員は言う。「仮に家が火事になっても、形は変わっても金製品は金製品として残るので、価値をそのまま残すことができる」。
★日本が「金」に目覚める日・・「炭鉱のカナリヤ」が日本で鳴きはじめた!
http://www.eagle-hit.com/
これまで金価格が上昇しても売り続けてきた日本。
金準備も765トンとほとんど変わらず、買い増していない日銀。
日銀の"異次元緩和"という「レジーム転換」は、国家の財政破綻とともに、
実は金購入へ向かう大転換を意味しているとさえ言える。
"禁じられた金購入"のタブーが破られる日、裏側の世界が大きく変わり、日本はかつてない日本に変貌することになろう・・・。
◆米モルガンSは日本株の短期下落予想、ゴールドマンに挑戦状
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MLE2NG1A74E901.html
4月18日(ブルームバーグ):国内外の大手証券会社の中で、日本株に対し先月まで最も強気だった米モルガン・スタンレー は現在、当面のカタリスト(触媒)不足から、TOPIX が近いうちに約10%調整するとみている。
モルガンSでは3月、ことし年末にはTOPIXが1270ポイントまで上昇すると想定、この水準は同業他社に比べ最も高かった。今回、年末値こそ変更していないが、投資家は企業業績の結果や規制緩和の実現を見極めるため、上昇前にいったん1020ポイントまで下落すると戦術的視点から予想した。17日のTOPIX終値は1136.01。
モルガンSでアジア・エマージング市場のチーフストラテジストを務めるジョナサン・ガーナー氏は、ブルームバーグ・ニュースの取材に対し、「以前は期待のフェーズだったが、現在は結果を出すフェーズに来た」と指摘。日本銀行の金融政策など予想された出来事には到達したため、「今は株価が上がると見て、追うのは良くない」と言う。
安倍晋三首相と日銀の黒田東彦新総裁の下、15年に及ぶデフレから脱却できるとの期待を背景に、TOPIXは昨年11月中旬から51%上昇。4月4日の日銀会合後には、ゴールドマン・サックス証券がことしに入り4回目となる日本株見通しの引き上げを行い、野村証券もTOPIX、日経平均の目標値を上方修正した。
「競合相手と違い、われわれは日銀会合後も目標株価の引き上げという選択肢は選ばなかった」とガーナー氏。
★「マクロ経済へ効果が出ることが必要だ。これからのプロセスは、日銀が行ったことに比べ、実現するのが難しい」との認識を示している。
・「明らかな割安さ」消失
モルガンSが先月にTOPIXの目標値を引き上げた際、2013年に1株利益で50%の成長を見込んでいた。現在のアナリスト・コンセンサスは45%成長で、同氏は「株価を押し上げる要因になる1株利益が上方修正されるポテンシャルが大きくない」と説明、株価上昇でバリュエーションも魅力が薄れてきた、とした。
ブルームバーグ・データによると、TOPIXの株価純資産倍率(PBR)は昨年12月中旬までは1倍割れだったが、現在は1.37倍 。TOPIXの200日移動平均線からの上方乖離(かいり)も36%に達している。ガーナー氏は、
★「日本株の歴史上、これだけ買われ過ぎたのは1973年と1987年の2回しかなかった。日本株の明らかな割安さは今はもうなくなった」と話している。
◆大幅な円安進行を見込む向き少なくなってきている様子−日銀リポート
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MLE1R26KLVS201.html
4月17日(ブルームバーグ):日本銀行は17日午後、半年に1度の金融システムリポートを公表し、為替市場について「先行き大幅な円安進行を見込む向きが少なくなってきている様子がうかがわれる」と指摘した。
同リポートは「オプション市場参加者が意識する先行きの相場変動リスクの方向性をみると、昨年秋以降、小幅のドル・コール超(ドル高・円安リスク)で推移してきたが、3月中旬以降、わずかながらドル・プット超に転じており、
★先行き大幅な円安進行を見込む向きが少なくなってきている様子がうかがわれる」としている。
長期金利については「わが国の財政悪化懸念による金利上昇リスクに加えて、例えば、今後、非伝統的金融政策の巻き戻しをめぐる思惑などを契機に海外長期金利が上昇する場合には、わが国の長期金利も上昇する可能性がある点にも留意しておく必要がある」と指摘した。
その上で、金融機関が保有する債券の平均残存期間は「大手行では2年半程度となっているが、地域銀行で4年程度、信用金庫では5年近くまで上昇している」と指摘。債券を保有することに伴う金利リスク量は「大手行ではおおむね横ばい圏内で推移しているものの、地域銀行と信用金庫では引き続き増加している」としている。
さらに、金利全体が1%上昇した場合の債券時価損失は、大手行を中心とする国際統一基準行で3.2兆円、地方銀行を中心とする国内基準行で3.4兆円、金利全体が2%上昇した場合は、国際統一基準行で6.2兆円、国内基準行で6.3兆円に達するとの試算を公表した。
株式市場については「イタリアやキプロス情勢などをめぐる不透明感の高まりを背景に、株価下落への懸念が高まっている様子」とした上で、「今後、わが国株式市場が、海外株式市場の動きによる影響を強く受ける可能性があることには注意が必要」としている。
(参考記事メモ:)
★市場は「非常に人為的な水準」で推移している=PIMCOのエルエリアンCEO
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324309104578427991808234204.html?mod=WSJJP_Market_2_4_Left_LatestNews
世界最大の債券運用会社、米パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)のモハメド・エルエリアン最高経営責任者(CEO)はウォール・ストリート・ジャーナルとのインタビューで、世界の主要中銀が資産価格を人為的な水準に押し上げらており、潜在的に投資家がリスクにさらされているとの見方を示した。
エルエリアンCEOは「ほぼすべての市場で、非常に人為的な水準で取引が行われていると投資 …(以下有料)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。