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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130412-00013654-toyo-bus_all
東洋経済オンライン 4月12日(金)15時0分配信
昨年5月に開業した「東京スカイツリー」(東京都墨田区)。自立式電波塔では世界一の高さ634メートルを誇り、併設する商業施設「東京スカイツリータウン」とともに、早くも東京の観光名所となっている。
■ 施設全体の来場者数は当初想定を大きく超過
スカイツリーを運営する東武鉄道によれば、昨年5月22日の開業から今年3月末までの来場者数は、スカイツリーが約554万人、スカイツリータウン全体が約4,476万人となった。開業時点に想定していた同時点の来場者数はスカイツリーが400万人、スカイツリータウン2750万人。当初の想定をはるかに上回る好調ぶりだ。
スカイツリー効果は、東武鉄道の業績にハッキリと好影響を与えている。東武鉄道の前年度(2013年3月期)利益は、07年3月期以来、6年ぶりの高水準となる。
東武鉄道は4月10日、13年3月期の売上高見通しを5815億円(前期比7%増)、本業の儲けを示す営業利益525億円(同6割増)に上方修正した。昨年10月にも上方修正していたが、さらに営業利益を55億円上乗せした。営業利益500億円の突破は、07年3月期以来となる。
はたしてスカイツリーの「稼ぐ力」はいかほどなのか。詳しく分解してみよう。
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東武鉄道の12年度営業利益を部門別に見ると、「運輸」が288億円、「レジャー」106億円、「不動産」81億円、「流通」19億円となる見込みだ。
スカイツリーは「レジャー」「不動産」などにまたがるビジネスとなるが、スカイツリーをビジネスとして切り出すと次のようになる。タワー部分の売上高が188億円、営業利益91億円。ショップなど商業施設が連なるスカイツリータウンの売上高は127億円、営業利益20億円だ。
今回、東武鉄道全体の業績が上振れたうち、営業利益はスカイツリー関連で30億円の増額効果があった。また、スカイツリーには本業である鉄道の「東京スカイツリー駅」が隣接しており、運輸収入にも間違いなく好影響を与えている。
■ 東武鉄道の業績はさらに伸長へ
東武鉄道は、すでに走り出している今年度(14年3月期)、さらに業績を伸ばしそうだ。スカイツリーはゴールデンウイーク(GW)を始めて迎え、通年にわたって業績に寄与するうえ、開業関連の費用負担もなくなる。社運を懸けてこのプロジェクトに取り組んできた東武鉄道。狙い以上の成果にウハウハだ。
(撮影:吉野 純治)
宇都宮 徹
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