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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu285.html
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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この半年以内に株を買ったりマンションを買ったりした人がどれだけいるだろうか?
おそらくインフレターゲット政策で確実に起きるのが資産インフレだろう。
2013年4月12日 金曜日
◆高橋洋一著『アベノミクスで日本経済大躍進がやってくる』 4月12日 高橋洋一
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35412
金融緩和の効果は、「実質金利」が低下することで生じます。たとえ名目金利が「ゼロ金利」であっても、「実質金利」は引き下げることができる。「実質金利」においては、「マイナス金利」も可能なのです。
実質金利が低下すると、最も敏感に反応するのが資産市場です。日本の実質金利が低下すれば(そしてその際にアメリカの実質金利に変化がなければ)、円安ドル高となります。株式市場では株価が上昇します。「円安」「株高」の効果は比較的早くでてくるのです。
安倍政権誕生から1ヵ月で起こったことを見れば、これは証明されたようなものでしょう。私が計算したところでは、解散総選挙が事実上決まった2012年11月16日時点で0.7%程度だった予想インフレ率が、安倍自民党圧勝後には0.8%に上昇し、黒田東彦氏の日銀新総裁就任がほぼ固まった3月上旬には1.3%にまで上がりました。
その結果、円安・株高が一挙に進んだのです。実際にはまだインフレ・ターゲット政策は実施されていないのですが、日銀の姿勢が変わったことで市場は将来のインフレを予想し、それに応じた行動をとった結果、円安と株高が実現したわけです。
円安になると、輸出による収益が増えます。日本経済の牽引役である輸出産業の業績が円安によって回復することは、ここ数ヵ月の出来事で裏付けられています。また、株高は金融機関や企業の(そして個人投資家の)含み損を改善し、資産健全化につながりますから(資産効果という)投資マインドを刺激します。いずれ消費増にも結びつきます。
こうして実質金利が下がり、円安・株高によって景気が上向いてくれば、1〜2年半程度で企業の設備投資が始まります。これまでのデフレ経済の環境下で企業は内部留保を溜め込んでいますから、それに対応する余裕資金があります。まずはそれを使うのですぐに銀行から融資を受けたりはしませんが、おカネは着実に回り始めます。
そして、ある程度のタイムラグはありますが(2〜3年程度)、外部資金にも依存するようになって金融機関の貸し出しも増えていきます。輸出、設備投資、消費は名目GDPを構成する主要な要素ですから、この三つが上昇すればGDPは大きく伸びるのです。これが、金融政策によってデフレを脱却するメカニズムです。量的金融緩和はデフレ退治に有効なのです。
ところで、日銀やリフレ政策を批判する人たちは、金融政策に関する「凧ひも理論」というものを持ち出して、金融緩和ではデフレを脱却できないといっています。読者のなかにも、この「凧ひも理論」を聞いたことのある人がいるでしょう。
高く揚がった凧をコントロールするのが凧ひもで、風がないときに無理矢理にひもを引っ張っても凧は揚がらない。つまり、インフレのときに金融を引き締めて景気の過熱を抑えることはできるけれど、デフレのときに景気を引き上げることは不可能だ、というのが「凧ひも理論」です。
反リフレ派の人たちのなかには、これは確立した理論だと主張する人もいるのですが、私の知るかぎり証明されていません。逆に、データ上で明らかになっているのは、先ほども説明しましたが、金融緩和をするとインフレ予想が出て、実質金利が下がるという事実です。
そして、実質金利が下がることで、為替が安くなって株価が上がる。これは普通の経済理論で、現実に安倍政権で起こったことによって証明されている。株価が上がれば資産効果があらわれるので消費が伸びます。また、為替が安くなると次第に輸出が伸びてくる。さらに、実質金利が下がると、時間差はあるけれど設備投資が伸びます。これらはすべて、経済学のオーソドックスな理論で、すべて実証されていることです。
「凧ひも理論」を唱える人には、こう聞きたい。「金融緩和によってインフレ予想がでて、実質金利が下がっている現実を否定するのですか」と。あるいは、批判に対してはこう答えれば十分でしょう。「論より証拠。いま目の前で起こっていることを見てください」。
もう一つ、反リフレ派の人にとっては都合の悪い話を紹介しましょう。ノーベル賞級の経済学者たちが大勢登録しているIGM Forumというアンケートのサイトがあります。ハーバード、プリンストン、イェール、バークレー、スタンフォードなどの一流学者ばかりが、様々な質問に対して「賛成」「反対」を表明して、コメントも書き込んでいるのですが、2013年の1月29日には日本のデフレについて、こんな質問がされています。
「もしも日本銀行が別の金融政策をとっていたら、1997年以来の日本のデフレは避けられただろうか」
つまり、日銀の政策が悪かったからデフレになったと思うか、と聞いているわけです。
その結果はというと、Strongly Agree(まったくそう思う)が43%、Agree(そう思う)が36%。実に約8割が「その通りだ」と考えているのです(Disagree〈そう思わない〉は5%、Uncertain〈よくわからない〉が16%)。
そして、たとえばダレル・ダフィーというスタンフォード大学の金融論の専門家が、「十分なほどの大規模な金融政策を採用していれば、インフレは実現していたはずだ」とコメントしているように、デフレは極めて貨幣的な現象であるという共通認識が、彼らにはあるのです。
余談ですが、私はプリンストン大学留学中、講演に来たダレル・ダフィーの話を聞いたことがあります。テーマは忘れましたが、まるで数学の授業のように数式ばかりの講演でした。プリンストンの学生には不評だったのですが、英語よりも数式のほうが得意な私にとっては、とてもわかりやすかったことを覚えています。
ともあれ、デフレから脱却するためには、思い切っておカネを刷ればいいというのが、世界の経済学をリードしている人たちの標準的な考え方なのです。
リフレに反対する人には是非とも、英語で論文を書いてほしいと思います。世界の一流たちが唸るような論文を。おそらくは、クレイジーと思われるだけでしょうけど。(後略)
(私のコメント)
高橋洋一氏が現在起きている経済政策の影響について具体的に述べていますが、理論と実証が市場において起きている事を証明している。日銀の頑なまでの金融政策は、現実に起きている事で間違っていた事が証明されています。それでも未だにインフレターゲット政策は間違っていると主張している人がいますが、主張を貫き通して葬り去られて欲しいものだ。
彼らは日銀のスポークスマンであり、日銀総裁のイエスマンに過ぎなかった。白川総裁から航路だ総裁に代わっただけで、日銀の政策決定会合でオセロゲームのように白から黒に全部変わってしまった。現実に市場で起きている事を見れば間違っていた事がはっきりと分かったからでしょうが、20年来の不況は政府日銀の金融政策が間違っていた事が実証された。
バカと論争しても、バカは理論が分からないから論争しても理解しようとはしません。だから時間をかけて実証していかないと理解できない。私自身も政府の経済政策が変わったことでインフレを予想して、ビルやアパートの大改修をしていますが、インフレになればペンキ代から鉄骨資材から職人の賃金まで上がっていくから、今のうちにやってしまおうと銀行から金を借りてビルを大改修して、アパートも通路から階段まで全部交換工事を始めている。
さらに消費税も5%から10%にまで倍に上がるからこれも計算すべきだろう。1000万円の工事をすれば消費税は50万円から100万円に上がる。今ならデフレの影響で資材も安く建設会社も安く見積もってくれますが、インフレになれば資材も上がり職人も人手不足で人件費も上がる。しかしサラリーマンではインフレターゲット政策での影響はあまり考えないだろう。
しかしマンションにしても、インフレになれば確実に鉄骨資材やマンション設備などのコストが上がり新築マンションの価格は確実に上がる。さらに消費税も倍になるのだから買う予定のある人は今買っておくべきだろう。しかし株も誰もが買わない時に買って、誰もが買いたくなるような時に売るのが株で儲けるコツだが、去年の11月に株を買った人はほとんどいないだろう。
最近の円安株高は、私の想像以上の動きですが、高橋洋一氏は、「その結果、円安・株高が一挙に進んだのです。実際にはまだインフレ・ターゲット政策は実施されていないのですが、日銀の姿勢が変わったことで市場は将来のインフレを予想し、それに応じた行動をとった結果、円安と株高が実現したわけです。」と記していますが、政策が正しければ実際にはまだ何もしていなくても円や株も動かす事が出来る。
私自身は、ビルやアパートの大改修で銀行から金を借りたくらいだから株を買う金がなかった。サラリーマンでこの半年以内に株を買ったりマンションを買ったりした人がどれだけいるだろうか? おそらくインフレターゲット政策で確実に起きるのが資産インフレであり、株や不動産を持っている人と持っていない人の格差は確実に広がるだろう。20年間も不況が続いて株や不動産で破産人が続出した中で、株や不動産を買った人は、僅か半年で20年の損を一気に取り返せたかもしれない。
本屋に行くとアベノミクスを賞賛する本と、大失敗すると予測する本が並んでいますが、それらの本を買うよりも「株式日記」を毎日読んだほうが役に立つのではないだろうか? 特に野口悠紀雄氏の本は酷いもので、中村正三郎氏も次のように批判している。
◆経済学者の野口悠紀雄たちは、いつまでこんな詐欺同然商売を続けるのか。 4月12日 中村正三郎
http://iiyu.asablo.jp/blog/2013/04/12/6774979
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478024057/showshotcorne-22/
金融緩和で日本は破綻する [単行本(ソフトカバー)]
野口 悠紀雄 (著)
これ、内容的には、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/09/19/6578073
経済学者の野口悠紀雄は、本業でも支離滅裂じゃないか。
で、批判したことをまとめたものみたいですね。
訂正しているんだろうか。
それにつけても、野口悠紀雄、伊藤元重、竹中平蔵、岩田規久男、浜田宏一、 藤巻健史、三橋貴明、榊原英資、小幡績、上念司、森永卓郎、池田信夫、その他、有象無象が、デフレ、リフレ、アベノミクスで、あれこれ本を出したり、テレビに出たりしているが、こいつら、みんな、裏でつながっている詐欺師だと思っていたほうがいい。
(高橋洋一氏は入っていないようだ。)
どういうつながりかというと、経済論壇、経済雑誌、ビジネス書の出版社と つるんで、バカをカモるためのつながり。 たとえば、アベノミクスに肯定、否定、どっちでも、煽れば儲かる。そういうつながり。
ほんとに、こんな連中のいうことを、信じるのは、バカ以外の何者でもない。何度もいうが、言ってることの信憑性は、競馬の予想屋以下。 当たるも八卦、当たらぬも八卦のレベル。 当たれば、当たったといって大宣伝したり、持ち上げるが、はずれても、知 らん顔だし、責任を取ることもない。 女性が引っかかる占い、インチキダイエットの類と一緒。
そもそも、経済学は科学性が乏しい。理論が脆弱。特に定量的な面では、ほ とんど役に立たない。それも、株価、為替といった変動が大きなものには。
何度もいうが、図表、データを駆使してといっても、彼らがやっているのは、 自分の主義主張に都合のいいところを都合のいい色眼鏡で解釈しているだけ。科学者のように、虚心坦懐に観測結果を調べてない。 そもそも、データの取り方も荒い。これも何度もいうが、なぜ、リアルタイム GDP計画をぶち上げないのか。知的怠慢だよ。
数学もできないのに、せめて汗水たらして、データを取ってこいと思うけ どね。あるいは、アメリカの経済学者みたいに、裏社会に潜入してこいと思うよ。地下経済を知らない経済学者なんて、そりゃ、クソでしょう。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/02/03/5660284
相撲の八百長なら「ヤバい経済学」が必読!「超ヤバい経済学」の感想も
東大文2、つまり東大経済学部はバカの巣窟とずっといわれている。一橋大 学も似たようなもんじゃないか。慶応や早稲田は、いうに及ばず。 学生はもちろんのこと先生たちもそう。メディアに出てくる経済学者、エコノミスト、アナリストは、おれの知る理系の連中に比べ、ほんと頭が悪いなあ と思うこと多し。
男は、女が引っかかる占い、インチキダイエットの類には、なかなか引っか からないが、経済関係のビジネス書だと、ころっと信じるバカが多い。 おれのいうカモリーマン。上記のような有様なのに、経済学という後ろ盾や、経済学者の肩書きなどに ダマされるんだね。
以前、どんな経済政策でもいいが、やってだめなら、財産没収の上、死刑か 無期懲役か懲役10年といわれて、それでもやるという経済学者、エコノミスト、アナリスト、経済評論家の類がいるか、いないだろう。連中にそんな覚悟がな いなどということを書いた。
その点で、少しだけは竹中平蔵を評価できる。殺されるまでやらずに、逃げ たけどね。あ、もっと露骨に逃げたのは、経済学者の中谷巌だったが。
ずっと冷や飯を食わされてきたリフレ派の岩田規久男は、日銀副総裁になる とき、国会で、2年で目標が達成できなければ辞任して責任を取るといって、態度を鮮明にしたが、ああじゃないと。 皇居前か靖国神社で、切腹するといえば、もっとよかったが。\(^O^)/
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/03/27/4206274
ウェークアップ!ぷらす、中谷巌の転向、ユダヤ人差別、小出シンバル
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/04/01/4218771
Re: ウェークアップ!ぷらす、中谷巌の転向、ユダヤ人差別、小出シンバル
野口悠紀雄に戻ると、彼はバブル芸者。 いつも、バブルだ、バブルだという。 藤巻健史と同じトリック。壊れた時計が1日2度、正確な時刻を指すというトリックを使っている。カモリーマンは、バカだから、それに気づかない。
野口悠紀雄は、いつもバブルと騒ぐバブル芸者なのに、イギリスが金融バブ ルなのに気づかなかった。アイルランドにいたっては、イエーツ(イェイツ)の詩まで引いて、あの貧しいアイルランドが金融とITで大躍進したと涙を流さん ばかり。イギリスやアイルランドにならって、日本は、ものづくりなんて遅れたことはやめて、金融工学万歳で金融立国を目指せなどとバカなことを、週刊 ダイヤモンドや週刊東洋経済、その他で、吹聴しまくった。
金融工学の限界は、経済物理学でも明らかになっていたのに、彼は、金融工 学が絶対正しいとでも思っていたのだろう。 ところが、不動産バブル、金融バブルが弾けたリーマンショック。 イギリスの好景気もパー、アイルランドに至ってはほぼ国家破綻。 しかし、野口悠紀雄は知らんふり。謝罪をしたり、責任をとって雑誌連載を やめるといったことはしない。厚顔無恥とはこのこと。
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