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強いニッポンが帰ってきた 第1部 世界が見た「奇跡のアベクロ・バブル」40人の証言 (週刊現代) 
http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/488.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 4 月 08 日 10:34:00: igsppGRN/E9PQ
 

強いニッポンが帰ってきた 第1部 世界が見た「奇跡のアベクロ・バブル」40人の証言
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35378
2013年04月08日(月)週刊現代 :現代ビジネス


「失われた20年」と呼ばれた長いトンネルを抜けて、ようやく日本経済に光が見えてきた。安倍首相と黒田新日銀総裁が繰り出すアベクロ・バブルを、世界の人々はどう見ているのか。各界40人に緊急調査した。

■ジム・ロジャーズの考え

「私は安倍氏が首相になると分かった段階で、日本株を買い増した。安倍氏は1万円紙幣を印刷しまくると明言しており、そのことで株価は上昇するに違いないからだ。私の長い投資の経験から言って、中央銀行が紙幣を刷りまくって、株価が上がらなかったことは一度もない」

 本誌に自信を持ってこう語るのは、「伝説の投資家」ジム・ロジャーズ氏だ。

 70歳を迎えたロジャーズ氏は、1973年にジョージ・ソロス氏とともに「クォンタム・ファンド」を設立。以後、7年間でリターン率3365%という驚異の稼ぎを見せ、一躍時代の寵児になった。'80年にソロス氏と袂を分かち、'07年以降はシンガポールに拠点を移して、投資活動を続けている。

 そんなロジャーズ氏は、いまやすっかりアベノミクスに肩入れしているのだ。

 ロジャーズ氏は3月5日、東京港区の大和インベストメント・コンファレンス東京で講演会を開いた。この日、約350社の日本企業が、国内外の800人の太規模投資家に向けて、株式投資を訴えるセミナーを開いたのだった。ロジャーズ氏が、

「日本はアベノミクスによって、景気の拡大基調が、数年は続くだろう。数年後にはバブルがやって来るかもしれない。日本株はいまが買いだ!」

 と煽ると、会場は割れんばかりの拍手となった。

 3月下旬にはロジャーズ氏に続き、大物経済学者が来日した。ノーベル経済学賞を受賞したジョセフ・ステグリッツ米コロンビア大学教授だ。スティグリッツ教授は、3月21日に首相官邸を訪れ、安倍首相に対して次のようにお墨付きを与えたのだった。

「あなたが現在推進している果敢な金融緩和と財政出動、いわゆるアベノミクスは、まさにいまの日本が必要としている政策です。アベノミクスは短期的な景気浮揚にとどまらず、日本の長期的な課題解決にもつながるはずです。

 日本にいま必要なのは、デフレからの脱却です。デフレから脱却できれば、経済成長が進み、経済成長が進めば1000兆円近い国と地方の債務を大きく減らせるのです。その意味でも、デフレからの脱却を最優先させるアベノミクスは正しい」

 世界の権威の話に聴き入っていた安倍首相の口元は、終始緩みっぱなしだったという。

 このスティグリッツ教授の訪日をサポートしたのは、エール大名誉教授の浜田宏一内閣官房参与だった。浜田教授は安倍首相に対して、大胆な金融緩和と黒田東彦ADB(アジア開発銀行)総裁の日銀総裁就任を推薦した「アベクロ・バブル」の仕掛け人だ。

 アジア経済について積極的に発言を続ける、もう一人のノーベル経済学賞受賞者が、ポール・クルーグマン米プリンストン大教授だ。クルーグマン教授も『NYタイムズ』に定期連載しているコラムで、「日本は踏み出す」(1月13日付)というタイトルで、安倍首相にエールを送っている。

〈過去3年にわたって、先進国の経済政策が次々に空中分解する中で、あるメジャーな国がブレイクした。それは日本だ。安倍晋三が恐竜のように復活し、インフレ政策を取り始めたのだ。これは非常によい政策で、素晴らしい結果をもたらすだろう〉

 アベノミクスが、じわじわと世界にも浸透し始めた。NYウォール街で長年活動を続ける経済ジャーナリストのジェームズ・ジェニングス氏が語る。

「こちらNYでは、これまで日本円が高すぎたので、1ドル=100円くらいまでは行くだろうという見方が大勢です。『輸出倍増計画』を公約にしているオバマ政権が円安ドル高を容認しているのは、日本のTPP参加と、日米で交換条件にしたのだろうという見方が広がっているのです。

 株価に関しては、NY市場は連日、史上最高値を更新し、イケイケです。それに較べれば日本の株はまだ史上最高値にはほど遠いので、年内に1万5000円くらいまで行くと見られています。日米欧で同時に金融緩和が進んでいるので、世界同時カネ余り状態から、株式投資は活発化するでしょう」

 アベノミクスへの注目度が高まっているのは、キプロス危機に陥ったEUも同様だ。

 英『フィナンシャル・タイムズ』(3月4日付)は「安倍首相の再登板で、何かが動き出した」という長文の記事を掲載した。

〈「日本は戻ってきた」という安倍首相がオバマ大統領に発したメッセージは、シンプルだが大胆不敵なメッセージだった。「日本は二流国家ではないし、これからもそうではない」。少し前までは、日本の首相がそんなことを述べれば失笑を買ったものだ。日本は過去15年で11人も首相を取り替え、5度も景気後退期を経験したからだ。だが、安倍首相が再び政権に就いてからは、何かが動き出している〉

 ロンドンの金融街シティで活動するジャーナリストのケン・メイヤー氏が語る。

「シティでは、安倍政権はこれまでの民主党政権に較べて、何かドラマチックなことをやろうとしているという雰囲気が伝わってきます。インフレ・ターゲットは2%に設定しましたが、今年中に少しでもインフレ効果が現れれば、国民の消費マインドを刺激し、タンス預金をしている高齢者もカネを使い始めるのではないでしょうか」

■中国も文句は言えない

 EU経済を支えるドイツを代表する新聞『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』で、かつて東京特派員を務めたピーター・オードリッチ記者も語る。

「こちらドイツでは、円安政策による通貨戦争≠警戒する声も一部にありますが、逆に日本経済の動向に期待している経済関係者も多いです。というのも、キプロス危機などで、EU経済の先行きは相変わらず不透明なので、アジア向け輸出がEU景気回復への牽引役となるからです。その意味で、アベノミクスへの期待感があるのです。

 日本の株価も、私が東京特派員をしていた'90年代は、日経平均が3万6000円台でした。いまのアベノミクスの勢いが続けば、年内に1万7000円台くらいまで回復するのではないでしょうか」

 同じくドイツ人で、経営コンサルティング会社「アヴェンタ」のクリスチャン・シュミット社長も語る。

「いまの日本の楽観的なムードは非常によい傾向です。今後は環境や省エネ、ITやバイオ産業など、将来性のある分野への集中的投資が必要で、それによって日本はまだまだ立ち直ります」

 アジアにも目を向けてみよう。

 まずは中国だが、中国では習近平主席がアフリカ3ヵ国を歴訪中の3月25日、人民元の米ドルレートが、初めて6・21を突破したことがトップニュースとなった。日本円との換算で言えば、1元=15・00円のラインを突破したことになる。その3ヵ月前は13・61円だったので、わずか3ヵ月で10%も変動するという急激な円安元高の局面となっているのだ。

 中国はこうした影響をどう受けとめているのか。中国を代表する経済紙『経済観察報』の丁力編集委員が語る。

「日本の円安政策によって中国の輸出産業がたちまち大打撃を受けたという話は聞きません。むしろ日本からの輸入品は安くなるので、潤っている中国企業もあります。しかし、中長期的にこのような状態が続けば、中国政府は黙っていないと思います」

 尖閣問題で角突き合わせる中国だが、まずは様子見というわけだ。

「いまは中日関係がよくないので、元安円高によって両国間の貿易が増加するかと言えば、必ずしもそうではありません。ただ今後、アベノミクスに反発して新興国が一段と自国通貨を安くしていくという傾向が出るかもしれません」(陳言・日本企業研究院執行院長)

 同じく中国の代表的な経済紙『第一財経日報』の楊晶記者は、「あくまでも個人的な意見」としながら、次のように解説する。
「日本が過去20年も不況に喘いでいることを鑑みれば、『アベノミクスのお手並み拝見』というのが、中国人のホンネでしょう。ただし、日本の債務はGDPの200%を超えており、過度の円安誘導政策は、日本の国債暴落につながりかねないリスクを孕んでいることも、日本人は知っておくべきです。

 また、中国が通貨切り下げ競争に参戦しないのは、参戦したら国内の物価上昇に歯止めがかからなくなってしまうからです。とはいえ、両国の関係悪化によって貿易量が減り、中国に大きな悪影響が出ていないのは皮肉なことです」

■日本が世界経済を引っぱる

 実際に日中ビジネスに関わっている中国人にも聞いてみた。

 まず、日本製品の輸入業者は、当然ながらホクホク顔だ。日本製エアコンの輸入販売業者である托普蘭克国際貿易有限公司の陳延紅総経理(社長)が語る。

「円安は大歓迎です。円安は日本経済が活力を取り戻す最後の手段であり、円安なくして日本経済は復活しません」

 日本製ベッドの輸入販売業者である索葉羅(上海)国際貿易有限公司の安彬総経理も同意見だ。

「これまでが異常な円高だっただけで、正常に戻ったということでしょう。その意味で、アベノミクスは正しい」

 隣の韓国でも、5人の著名なエコノミストや証券アナリストに話を聞いた。

 まずは、サムスン経済研究所の鄭鎬成首席研究員の解説を聞こう。

「ウォン高円安で、韓国メディアは日本叩きの要素を探すのに血眼になっているようですが、経済的にはウォン高円安による輸出減少効果は微少です。なぜなら、韓国企業はすでに、海外直接生産を増加させており、電機電子産業の競争力は、そのような微少な影響では揺るがないからです」

 韓国大手の東部証券の申東立剿{部長も同様の意見だ。

「ウォン高円安が韓国経済に与える影響は大きくありません。それよりも、昨年6月以降、韓国政府が混乱し、民間企業の正常な経済活動が滞っていることの方が問題です。朴槿恵新政権の新たな景気浮揚策が期待されます」

 一方、駐日経験10年以上というシンガポール『聯合早報』の符祝慧東京特派員は、次のように語る。

「アベノミクスで大事なのは3本目の矢、すなわち民間投資を喚起する成長戦略です。なぜなら第1の矢(金融政策)と第2の矢(財政出動)は、旧態依然とした自民党的手法の張り直しにすぎないからです。iPS細胞を応用した薬品開発、世界最先端の環境保護技術の輸出といった第3の矢によって、アベノミクスは初めて開花するのです。

 ただしそのためには、日本企業が、アベノミクスに頼るのではなく、もっと内部の変革が必要です。加えて、日本が再度アジアで台頭したいのならば、もっとアジア人の人心を掴む努力が必要です」

 下の表を見ればお分かりのように、アベノミクスに対しては、批判的な意見や否定的な意見もある。

 だが、日本経済が復活すれば、アジアの経済も好景気になる。そしてアジアの景気がよくなれば、世界の景気もよくなるのだ。


海外のプロはアベノミクスをこう見ている【欧米・ロシア編】
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海外のプロはアベノミクスをこう見ている【アジア・オセアニア編】
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「週刊現代」2013年4月13日号より

 

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コメント
 
01. 2013年4月08日 11:37:59 : hLWy48CiCA
ぷっ
ますます格差が広がるだけの日本

強い日本?

いつか来た道

化けの皮がはがれたときが見もの


02. 2013年4月08日 13:19:30 : xEBOc6ttRg
「ニュースの深層」
2013年04月08日(月) 高橋 洋一
純白の政策委員会が真っ黒に!? 黒田日銀の「オセロゲーム」に見る専門家とサラリーマンの違い

〔PHOTO〕gettyimages
 4月4日、黒田日銀がスーパー・サプライズを放った。株価は安値から500円以上高くなり、為替もただちに2円50銭以上円安に振れ、債券の長期金利は前日比で0.125%低い(価格は高い)0.425%と過去最低を更新した。

 インフレ目標「2%」を「2年」で達成するために、マネタリーベースを「2倍」。この三つの「2」を4月4日にやってのけたのはお茶目だ。2を三つ掛けても、4と4を足しても「八」、どちらも末広がりだ。

 もっとも筆者は黒田日銀のやったことにはまったく驚かない。本コラムの読者であればご存知のとおり、「2%」については3月4日の本コラム、「2年」については3月11日の本コラムに書かれている。

「2倍」についても、1年で見れば70兆円のマネタリーベースの増加になるが、これも1月21日の本コラムで「(インフレ率)2%程度まで高めるためには、60〜80兆円の量的緩和が必要になる」と既に書いている。

 この金額は過去のマネタリーベースとインフレ予想率の関係から算出したものだが、名目成長率と金融緩和の関係を示すマッカラムルールで算出してみても似たような数字になる。

審議委員は専門家ではなくサラリーマン
 筆者は、こうした数字について、過去に何度も岩田規久男日銀副総裁と議論してきた。だから、黒田総裁や岩田副総裁がそのように考えていることは知っていた。

 ところが、筆者をもっとも驚かしたのは、6人の審議委員全員が賛成にまわったことだ。かつてバーナンキFRB議長と話をしたとき、彼は「政策変更はとても大変で、辛抱強く説得し続けたり、審議委員の入れ替えを待たなければならない」と語っていた。

 政策決定の変更は合議制なので、議長一人が代わっても思うようにはならない。バーナンキは、持論であるインフレ目標の導入までに、途中にリーマンショックを挟んだものの、6年間も辛抱した。政策決定会合の審議委員はいずれも金融政策の専門家のはずであるが、専門家というのは簡単に他人の意見に左右されないから専門家なのだ。

 なお、バーナンキが議長就任後にインフレ目標を導入しなかったことから、日銀関係者から、「バーナンキは現実を知り意見を変えた」というデマが流されたことがある。筆者はバーナンキ議長がインフレ目標の導入を諦めるはずはないと知っていたから、どうということはなかったが、日銀関係者のデマに騙される人も中にはいた。

 いずれにしても、黒田日銀は見事に「オセロゲーム」で勝ってしまった。黒が3つ入っただけで、白6つを黒6つに変えてみせたのだ。たった1ヵ月の間に、白川日銀が黒田日銀に代わって、白がすべて黒に変わったのだ。

 黒田体制の見事な統率力に脱帽するとともに、審議委員6人は一体何なのだ、とも思ってしまう。いずれ議事録が公開されるが、今まではまったく逆のことをいっていたはずなのに、たった1ヵ月で豹変するとは如何なものだろうか。

 筆者の感覚でいえば、彼らは頑固な専門家ではなく、協調性のあるサラリーマンなのだ。サラリーマンは、上司から意に沿わないことを命じられても何もいわずに従うのが仕事だ。せいぜい、どこかの飲み屋で愚痴をいい合って憂さ晴らしでもしているのだろう。

 正直にいえば、6人の審議委員のうち3〜4人ぐらいは意見を変えると思っていたが、まさか全員がコロッと変わるとは予想していなかった。というよりも、専門家であれば全員が変わるはずはない、と思い込んでいた。結果が違うのであるから、「専門家であれば」という前提が誤りであったといわざるをえない。

アベノミクスの理論に関する論争はとうの昔に終わっている
 審議委員に代表されるようなオセロゲームはいたるところで起こっている。多くのエコノミストは黒田日銀の政策の内容に驚いている。国際標準の考え方を知っていれば驚かないはずだが、今回の黒田日銀のオセロゲームで、彼らもすっかり「黒」に変わった。

 こうした中で、「白」を維持するのはかなり大変だが、それができる人はある意味で潔い。先月の『朝まで生テレビ!』で一緒になった池田信夫氏もその一人だが、ウソがばれている同じ資料を使うのは感心しない。

 氏は下図の指標で、日銀のマネタリーベースは対GDP比でみればアメリカと比べて遜色ないという。


 番組中でも説明したが、マネタリーベース対GDPの「水準」ではなく「変化」が金融緩和の程度を表しているのだ。上の図で、日本の金融緩和がアメリカと比べて遜色ないというのは、数字の読み方と図から受ける錯覚だ。

 彼らがいうように2000年を起点としても、リーマンショックの対応を分析するために2008年第三四半期を起点としても、次の図をみれば、それがよくわかる。



 斎藤誠一橋大教授もばっさりと「日銀緩和は正気の沙汰と思えない」という。この方は、筋金入りで、かつては「金利がゼロに近づくと金融緩和政策によっていくら名目貨幣供給を増やしても、物価水準へ働きかけることができない」(『経済セミナー』2001年7月号)といっていた。

 その議論には数理モデルがあったので、検証してみたところ、計算に誤りがあり、マネーを増やすと物価が上がる場合もあることがわかった。その内容を斎藤教授に伝えたのだが、意味不明な返事があったので、同じ雑誌(経済セミナー2003年5月号)に筆者の主張を掲載した。これまでのところ斎藤教授からの反論はない(なお、猪瀬直樹さんのサイトにも同じ趣旨の話が掲載されている)。

 このような方々には、周りが黒の中でも白を貫き通してもらいたい。筆者自身、白一辺倒の中で十数年間も黒を主張し続けてきたので、あっという間に、白から黒に変わる「サラリーマン」よりも、白のままで居続ける「専門家」のほうに、よりシンパシーを感じてしまう。

 いずれにしても、データがすべてだ。筆者が主張してきたことは、「マネタリーベースを増加させると、(インフレ率ではなく)インフレ予想率が半年以内に高まる」という一点だ。それが正しければ、実質金利(=名目金利-インフレ予想率)が低下し、半年〜2年程度のタイムラグで、輸出、消費、設備投資が増加し、実物経済が上向き、実際のインフレ率が上昇、ほぼ同時に賃金も上昇する。

 これは伝統的な経済理論により分かっていることだ。その過程で、資産価格、特に為替が円安になり、株価が上昇する。それが今の状態であり、今のところ、すべては想定内の動きといえる。

「マネタリーベースを増加させると、インフレ予想率が高まる」ということは、過去の日本の量的緩和やリーマンショック後の欧米の経験からもいえる紛れもない事実なので、アベノミクスの理論に関する論争はとうの昔に終わっているのだ。

※ここに書かれている高橋洋一さんの理論・論考は、新著『アベノミクスで日本経済大躍進がやってくる』に詳しく書かれています。是非、ご購読ください。http://amzn.to/11Fbjxh  
http://t.co/FuzgRSHnLi
また、序章はこちらでも立ち読みできます→http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35349


03. 2013年4月08日 16:23:49 : 37v53HTJaY
わら!

資金が国外に逃げてますがwww

財務省発表
3月の、対外及び対内証券売買契約等の状況(月次・指定報告機関ベース)
http://www.mof.go.jp/international_policy/reference/itn_transactions_in_securities/month.pdf

対外流出株式投資額 1兆6,114億円
対外流出中長期債投資額 5,264億円
対外流出短期債投資額 2,129億円
対外流出流出合計額 2兆3,507億円

対内流入株式投資 1兆6,687億円
対内流入中長期債投資 -1兆4,313億円 ←マイナスに注目
対内流入短期債投資 -2兆5,306億円 ←マイナスに注目
対内流入合計 -2兆2,932億円 ←マイナスに注目


04. 2013年4月08日 16:25:39 : 1fF6XoKdY6
「強いニッポン」が帰ってくると、その評価として「強い円」も帰ってくる。

1〜2年のうちに未経験の円高が来るんじゃないだろうか?
なにしろ1ドル98円で「円安だぁ!」って騒いでいるわけだから、
次にくる「超円高」は1ドル50円もあり得ると思うよ。

それ即ち、ドル覇権の終焉かも。早く成仏してくれないと困ります。
道連れ心中は御免ですから。


05. 2013年4月08日 16:39:54 : xEBOc6ttRg

国債=日銀券と投資家が認識するようになれば、実質的なマネタイゼーション 

金融政策でできることは、ほぼ無くなった


次は麻生が気前よく金をムダな公共事業や、社会保障、農家補償などにバラマケバ、選挙は安泰、
円安株高は参院選後も続くことになりそうだが、

膨大な無資産年金高齢者や、高給の官僚・マスコミらが、それを黙って見ているのかどうか


http://www.gci-klug.jp/ogasawara/2013/04/08/018745.php
小笠原誠治の経済ニュースに異議あり!  

次元が違う金融政策とは、国債保有禁止令だった
2013/04/08 (月) 11:51


 円安がさらに進んでいます。1ドル98円台に乗せている、と。

 私などは、円安もほどほどにして欲しいという立場なのですが、いずれにしても黒田日銀総裁が打ち出した次元の違う金融政策の凄いこと!

 昨日は、その本質について書いたのですが‥本日も、それについて書きたいと思います。

 黒田総裁の金融政策とは何か?

 それは、一言で言えば、国債保有禁止令。

 もちろん、国債保有禁止令と言っても、投資家が国債の保有を禁止される訳ではないのです。買いたい人はご自由に、と。

 しかし、幾ら国債を買いたいといっても、日銀が高値で国債を買い占めるようなことをするので、国債の利回りがどんどん低下してしまうのです。

 世界一の借金大国である日本政府の国債の利回りが0.315%を付けるなどと、誰が想像できるでしょう。

 でも、日銀がかたっぱしに国債を買い占めるので、国債の価格は上がる一方。そして、利回りは下がる、と。

 つまり、今や国債の価格は、日銀によって大きく歪められたものになり、内外の投資家からすれば、日本の国債はペイするものではなくりつつあるのです。

 しかし、そうやって国債の投資が事実上、選択肢から排除されれば、当然のことながら、投資家には行き場を失った余裕資金が発生し、そのお金がどこかに流れざるを得ず‥

 てなことをクロトンは考えているのです。

 

 市場の機能を損なうようなことをすれば、今は人気のある政策ですが、いつかは悪く言われるようになる気がします。


06. 2013年4月08日 17:11:02 : xEBOc6ttRg
 
衰退する日本の製造業、新たな貿易立国モデルが必要 大前研一

2013年04月08日 
 日本の製造業は、事業所数も従業員数も減少し続け、その衰退傾向に歯止めがかからない。しかし一方で、高い競争力で世界シェアを独占する日本企業も存在する。日本が長年拠りどころとしてきた従来型加工貿易立国モデルの見直しが必要になっている。
事業所数の減少傾向が鮮明に
 総務省と経済産業省は3月22日、国内の製造業に関する調査結果を公表した。それによると、国内にある工場の数は、2011年に前の年に比べて3.2%減少し、リーマンショック以前の2007年から5年連続の減少となっている。
 ここで、「製造業の状況」をご覧いただきたい。

[画像のクリックで拡大表示]
 日本の製造業は、従業員数も減っているし、生産付加価値も落ちている。そういう中で、事業所数の減少という現状が鮮明になってきた。
 最近の円安で、製造業の輸出条件が改善されたと言っても、事態は好転しない。製造業というのは、一度海外へ移転すると戻ってこないからだ。米国などでも一度転出した製造業は為替で競争力がついても数%しか戻ってきていない。事業所をたたむというのは経営者にとっては辛苦の極みであり、為替で行ったり来たりすることはない、と考えた方がいい。
 製造業の衰退は、アベノミクスという一時的な円安マジックで解決されるような問題ではなく、日本が抱えている深刻な構造問題なのである。
Next:徹底した規制撤廃もなければ新規産業も見当たらない
 先進国では、製造業が衰退していくことは避けられない。実際、米国でも製造業が激減した。
 しかし、レーガン大統領が1980年代に徹底した規制撤廃を行って以降、運輸・通信・金融・ICTなど他の産業が発展し、経済成長を支えている。最近ではシェールガス革命で雇用や設備投資、住宅建設など実需が上向いている。
 日本はレーガンの徹底した規制撤廃もやってないし、シェールガス革命には無縁なだけでなく、エネルギーやペトケミ(石油化学)産業そのものが根底から崩壊するリスクさえ負っている。
 加えて、米国と違って日本では製造業以外の有望な新規産業が見当たらない。加工貿易立国モデルでやってきた日本が、新たなモデルを実現できなければ、このまま国力は弱っていくだけだろう。
 安倍晋三首相の提案する「3本の矢」の3番目(成長産業の促進)の目玉が「農業の国際競争力をつけて輸出産業に」というくらいだから、そのお寒い台所事情が見て取れる。
Next:それでも世界シェアを握る日本製品はたくさんある
 マクロ的には衰退している日本の製造業だが、個々の製品や企業を見ると、非常に高い競争力を維持している分野や企業はたくさん存在する。
 まず、強い製品分野についてだが、経済産業省がまとめた「日系企業の主要先端製品・部材の売上高と世界シェア」(2010年)などを見ると、世界市場規模は小さいけれども、日本企業が圧倒的な世界シェアを占めている分野がわかる。
 たとえば、デジタルスチルカメラ(一眼レフ)(日本企業の売上高5715億円)一眼レフ用光学レンズ(同4288億円)、電子コンパス(携帯電話用)(同163億円)、LED用拡散レンズ(同31億円)といった分野では、日本企業が世界シェアの100%を獲得している。
 また、家電用イメージセンサー(日本企業シェア93.8%、日本企業の売上高1968億円)、電子ビームマスク描画装置(同96.2%、同279億円)、レア・アースマグネット(同96.3%、同123億円)、化合物半導体(GaN)(同98.0%、同38億円)といった分野でも90%以上の圧倒的なシェアを誇る。
 小さいけれども面白いものを作っている日本企業が、世界市場を相手に成功しているのだ。韓国・サムスン電子や台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業などエレクトロニクスの大手企業も日本の素材や基幹部品がなければ完成品は作れない、という状態が今日でも続いている。
Next:環境、医療で競争力ある上場中堅企業がランク
 日経産業新聞と日経新聞デジタルメディアがこのほど共同で、売上高500億円以下の上場中堅製造業を対象にして、資本効率の高さや成長性などから競争力を測った「製造業NEXT50 上場中堅企業ランキング」をまとめている。上位には、環境、医療といった成長分野の企業がならび、世界市場に踏み出した地方企業などもランクインしている。
 具体的な企業名については、下の「製造業NEXT50 上場中堅企業にランクされた企業」をご覧いただきたい。

[画像のクリックで拡大表示]
 第1位の遠藤照明は施設用照明の会社で、LED照明が好調である。第2位のニューフレアテクノロジーは半導体製造装置を製造しており、マスク描画装置が強みだ。第3位には、基礎化粧品で有名なドクターシーラボが入っている。
 第4位のナカニシは歯科・産業用の高速回転機器の会社である。電線を扱う第5位のタツタ電線は、スマホ向け部材に活路を見いだし、成長が期待される。家庭でおなじみの第6位のビオフェルミン製薬は整腸剤専業だが、海外向け中心の健康食品材料にも参入している。
 以下、第7位のユーグレナ(ミドリムシ培養。健康食品と化粧品が主力)、第8位のエンプラス(エンジニアリング・プラスチックの成型加工。LED用レンズが堅調)、第9位のトランザクション(雑貨製造販売。ファブレス製品に強み)、同じく第9位のアサカ理研(電子部品や不良品から貴金属回収)などが続く。
Next:日本企業の生き残りは十分に期待できる
 このランキングに入っている日本企業を見ると、中国や韓国の企業がやりたがらないような分野が目立つ。日本企業はそうした分野でも、細く長く技術を引き継ぐことで、高い競争力を実現していると言える。
 マクロ的に見て組み立て加工型の日本の製造業が復権することはなかなか難しいが、ニッチを中心に個別の日本企業が生き残っていくことは十分に可能だろう。
 東アジアの新興工業国は経営者が手間ひまのかかる産業に手を出したがらない傾向が強い。部品を買い集めてもいいものができれば最終商品が爆発的に売れたりしているし、稼いだお金を不動産に投資すればすぐに儲けることができるからだ。
 日本の中堅企業の特徴である「狭く深く」は新興国の「浅く広く早く」に対する重要な抑止力になっていることを認識し、今後もこうした分野を是非守りぬいてほしい。

 
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20130408/346785/?ST=business&P=5


07. むやうのすけ 2013年4月08日 17:18:14 : ltsuShGwyUDcQ : DhwcLLETGA
この記事でも、スティグリッツ教授の意図が歪曲されている。外交辞令はさておき、TPPに非常に強い懸念を抱く同教授は、その意を込めて、安倍に自著The Price of Inequality を手渡した。しかし、奴が読むことは決してあるまい。すでに昭恵コレクションに収まったか。せめて、邦訳『世界の99%を貧困にする経済』を添えて渡せばよかったのに。

08. 2013年4月08日 18:43:51 : FfzzRIbxkp
ミスター円の榊原氏も、TPPのバスに乗る必要なしと。

イオンはTPP反対なのかな。イオンの特別顧問だよね。榊原氏。


09. 2013年4月08日 23:06:05 : OCQLk9xBio
外国が提灯持ちする記事なら事実は真逆と言うことか。
バブルは所詮バブル、弾けて無に帰す。真の安倍こべバブルなら
無でなく実をつけるかもしれないが。

10. 2013年4月09日 00:00:04 : Z4lIrj8gPI
なにいってんだ
阿部バブルって
円の価値を下げてるだけだろ
日本は韓国と同じ道を歩む
同じ給料でも激安に(為替比)なる
儲かるのは企業だけで一般ピープルはドビンボウ
安い労働力によって企業を再生作用をしてるだけだ
みんなドル換算で給料半分になるぞ
馬鹿みたに増発したドルが高くなることなんかあり得ん
しれでも高くなるのは日本の価値を馬鹿qみたいに下げてやがるのさ
大卒でもカツカツの生活になるぞ今でもかなりきびしいが

11. 2013年4月09日 07:28:03 : RQpv2rjbfs
いったい誰がインフレをお願いしたか。土地が安くなり、家が安くなるのは好いことではないのか。土地の値段が下がって困るのは売るために土地をもっているやつだけだ。物価を上げてくれと頼んだ覚えは無いぞ、マスコミはそういうニュアンスだけど。

政府の財政が破綻した原因は自民・官僚の放漫経営のせいだ、原因を放置してあたかもデフレが日本経済を悪化させたようにいい、そんならインフレにすればいいみたいな安直なものなのかどうか、お手並み拝見といきましょう。

ついでにいうと日本の製造業が衰退気味なのは、途上国、新興国が技術を入手しはじめ、安くて良い製品を作り始めたという単純な理由だ。

いずれにしても認知症と同じで薬はない。経営努力以外の方法はないのだと思う。


12. これでいいのだ 2013年4月09日 10:27:12 : A/d6W4MN1zOWE : XH8UmKpeXo
AKB48
アベクロ馬鹿な48手
資産フライングゲット

13. 2013年4月09日 11:10:34 : gzBiRf0TRg
官邸機密費が作る記事
馬鹿 は死ね。

14. 2013年4月09日 14:57:10 : wEqrIcihi2
日本の通貨である円の価値を弱くして強い日本などと笑わせるな、馬鹿総理よ!

アベノミクスなどは国の為ではなく、財界のために政治を行っている証拠だ。


15. これでいいのだ 2013年4月09日 16:47:29 : A/d6W4MN1zOWE : XH8UmKpeXo
アベクロは今後3年間、必死に悪あがきする。
7年間はそれなりに株高、かなり物価高、それなりの円安、給料ほとんど上がらず。
8年目に大崩壊。
アベクロ3年ガケ8年

16. 2013年4月09日 22:29:03 : 7Fr6I8TbZq
週刊現代も既得権益者の傀儡に成り果てたか。

17. 2013年4月10日 00:34:22 : HcEB9AJsUQ
堕ちたねぇ、週刊現代。
何があったか知らんが、もう二度と読むこともないだろう・・・

18. 2013年4月10日 00:46:13 : M5ZWcU0BEc
物価を吊り上げて、消費税を上げて、給料は低いまま。こんなものを喜ぶと、日本国民は馬鹿だって思われてるのか?安倍晋三自民党にはなめられたもんだな。

>アベノミクスで大事なのは3本目の矢、すなわち民間投資を喚起する成長戦略です。>なぜなら第1の矢(金融政策)と第2の矢(財政出動)は、旧態依然とした自民党的手法の張り直しにすぎないからです。
>iPS細胞を応用した薬品開発、世界最先端の環境保護技術の輸出といった第3の矢によって、アベノミクスは初めて開花するのです。

その通りだ。
だけど、安倍晋三自民党がやっていることは、参院選に勝つために、株を吊り上げて、国民をだましているだけだよ。肝心な企業の強靱化は何一つやってない。
国民はなめられているのだよ。
適当に飴をなめさせれば、ほいほいついてくると思われているんだよ。

国民が安倍自民党詐欺ミクスに対抗するためには、不買運動だ。ものを買うな。
特に、値段が上がるものには、手を出すな。ということだ。
あとは、企業を倒産させて、でたらめ政治を気づかせるしかない。徹底的な、不買運動で、達成できる。

国民が国、政治家を見返す方法は不買運動しかない。
選挙もあるがタイミング、不正、低投票率など問題がある。

すでに物価が暴騰し始めている。放っておくと国民は殺されることになるよ。


19. 2013年4月10日 12:01:08 : 9MMyOcPjHQ
アベクロ = 阿部晋三 + ユニクロ

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