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これまで、韓国人観光客が九州を訪れる最大の目的は温泉だった。しかし最近では、「パチンコ」という人も増えているようだ。
福岡市のJR博多駅近くの大型パチンコ店では、最近になって韓国からパチンコを打ちにくる人たちでにぎわいを見せているという。
韓国では、パチンコは社会問題に発展したため2006年に法律で禁止されている。そのため、わざわざ日本に来て遊戯するようだ。韓国国内のインターネット上でも、パチンコについての情報交換が盛んに行われている。
客離れが進み、市場の縮小が懸念されるパチンコ産業にとって、外国人客は新たな市場でもあり、円安の影響でさらに増加するとみられる観光客の取り込みに力を入れている。
日本政府観光局は、2月の訪日外客数は円安が影響したため、前年同月比で33.1%増加した72万9500人となり、そのうち韓国人が23万4400人で38.5%増だったと明らかにした。
一方、韓国の人気ガールズグループのT−ARA(ティアラ)が昨年12月、日本のパチンコメーカーの広告に出演していたことが韓国国内で問題となるなど、パチンコへの反発は根強い。
また、最近でも仁川経済自由区域庁長などの一行が日本のパチンコ財閥から接待を受けたという疑惑が提起され、仁川市が徹底的に調査するよう促すなど、パチンコに関連する批判的な報道は多い。
韓国人観光客が業界の救世主となるのだろうか、その動向に注目が集まっている。
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