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http://www.emeye.jp/disp/KOR/2013/0405/stockname_0405_011/0/
2013/04/05 14:44 新興国情報
韓国総合株価指数(KOSPI)の下げが止まらない。5日は寄り付きから売り優勢で始まり、終値は前日比32.22ポイント安(1.6%)の1927.23と急伸した日経平均と対照的な値動きとなった。今週はプラスの日がなく5日続落となり、週ベースでは4%近く下げている。
今週下落しているのは来た朝鮮問題の緊迫化だろう。北朝鮮側が原子炉再稼動表明、南北協力事業の開城(ケソン)工業団地立ち入り禁止、朝鮮半島東部への中距離ミサイル移動などの報道が相次ぎ、地政学リスクの悪化を嫌気した外国人投資家がいっせいに投資資金の引き上げに走っている。「開城団地退去通告」は誤情報ともされるが、そのニュースフローで地政学リスクが緩和するわけもなく、売りは止まらない。
また、韓国経済の先行き不透明感も強い。韓国政府は2月末に13年実質GDP(国内総生産)成長率を昨年末の見通しから0.7ポイント引き下げ2.3%とした。国内・海外とも景気回復が遅れている点を理由としたが、韓国経済の成長はウォン安を背景とした輸出と直接的な競合相手の日本が超円高で競争力を失っていた面が大きい。しかし昨年秋以降超円高が是正され始め、急速に日本企業が立ち直るとサムスン電子など一部を除いた韓国企業の先行きに暗雲が漂ってきた。KOSPIの上値が重い展開となっているのはそういう理由からだ。
5日は日銀による大幅な金融緩和策を受け一気に他通貨に対し円安が進行。ドル・円は3年8カ月ぶりに97円台に乗せ、日経平均は一時590円超上昇し4年7カ月ぶりとなる1万3000円台を回復した。地政学リスクやウォン高円安による韓国売り・日本買いは明確で、この流れは当面変わる雰囲気にない。
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