http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/445.html
Tweet |
TPPへの参加については、通常の貿易ではほとんどメリットがなく、乳製品や肉生産を中心とした農産品に壊滅的な被害を与えることから始まり、農業全体の疲弊をもたらすことは見えている。“外圧”による従来型農業の壊滅的状況を利用して、農業の“産業化”をめざそうとしているのが農水省であり財界である。
それはともかく、工業製品の輸出拡大にほとんど貢献しないことがわかっているなか、TPPへの参加目的として、中国や北朝鮮をダスに使った「日米同盟を基礎とした安全保障の強化」や北米で開発が進む「安価なシェールガスの輸入」(米国には自由貿易協定を締結している国にのみ輸出という政策がある)が持ち出されるようになった。
以前も書いたが、「シェールガス革命」は短期的には米国が自前で一次エネルギーを確保できる利点があるが、広く国外まで販路を拡大しないままの怒濤の開発競争は、ガスや原油の価格低下を招き、価格競争力で劣るシェール型資源採掘企業を苦境に陥れる。
そして、最大の問題は、水資源を膨大に浪費し、土壌に化学薬品を拡散させる「シェール革命」が生活環境や農業条件を破壊することである。
===============================================================================================
米シェールガス会社破綻 生産急増で価格下落
2013/4/2 9:14
【ニューヨーク=小川義也】米石油・天然ガス開発会社のGMXリソーシズは1日、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を、オクラホマ州の裁判所に申請したと発表した。米国では新型天然ガス「シェールガス」の生産量が急増した結果、ガス価格が低迷。資金繰りが行き詰まった。
昨年12月時点の負債総額は4億5900万ドル(約427億円)。債権者から最大5000万ドルのつなぎ融資を受けて事業を継続しつつ、資産売却を進める。同社はニューヨーク証券取引所に上場しているが、上場廃止になる見通し。
GMXリソーシズはオクラホマ州に本社を置く独立系の石油・ガス開発会社。ノースダコタ州やテキサス州でシェールガスや新型石油「シェールオイル」などの開発を手がけている。ただ、生産量の大半をガスが占めていたため、ガス価格下落の直撃を受けたもようだ。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGN02018_S3A400C1000000/
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。