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米シェールガス革命が日本に波及! 既存の高価格LNGから脱却 (ZAKZAK) 
http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/417.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 3 月 24 日 17:50:00: igsppGRN/E9PQ
 

安倍首相(左)との会談でシェールガス輸出に前向きな姿勢を見せたオバマ米大統領(共同)


米シェールガス革命が日本に波及! 既存の高価格LNGから脱却
http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20130324/ecn1303240710001-n1.htm
2013.03.24 夕刊フジ


 米国のシェールガス革命がいよいよ日本にも及んできた。2月の日米首脳会談でオバマ大統領がシェールガスの対日輸出に前向きな発言をしたことで、商社など民間が早くも動きだし、プロジェクトが立ち上がっている。これまで値段の高いLNG(液化天然ガス)輸入で貿易赤字を膨らませてきた改善策につながるかどうか。

 日本のLNG輸入は1970年代から一貫して増加してきた。天然ガスの大きな特徴は、熱量が高いにもかかわらず、二酸化炭素排出量が石油や石炭に比べて少ないことだ。発電コストも他の燃料に比べて安いため欧米や日本では積極的に使われてきた。ただ、欧州が産地(主にロシア)からパイプラインで運ぶのに対して、日本は産地で液化してLNGとして輸入するのでその分、コストがかかるというハンディがある。

 LNGの輸入が急増したのは、東日本大震災で福島第1原発事故が発生、続いて全国の原発が停止あるいは再稼働中止に追い込まれてからである。2011年度のLNG輸入量は、前年度から1262万トンも増加して8318万トンになった。12年度にはさらに輸入量は増えている。貿易統計でみると、12年は、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は6兆9273億円と過去最大の赤字となった。LNGの輸入額は震災前の10年は約17兆4000億円だったが、12年には約24兆1000億円にまで膨らんだ。輸入額に占めるLNGの割合も28・6%(10年)から34・1%(12年)に拡大した。

 LNG輸入のもう1つの問題は、既存の輸入先の価格が高いことだ。輸入先国はマレーシア、カタール、豪州、インドネシア、ロシアなどだが、長年の取引慣習により、価格は原油価格に連動してきたからだ。安定供給に力点を置いた長期契約で、いわば日本は「売ってもらう」という姿勢が、売り手優位の状況をつくってきた。特に、震災後はLNG依存度を高めたことにより、いわば足下を見られる形になった。

 世界最大のLNG輸入国である日本は、100万BTU(英国熱量単位)当たり約17ドル(約1630円)という世界一高い値段で買わされ続けてきたのである。隣の韓国は運賃込みで10ドルで買っているのに。エネルギー輸入にいかに鷹揚(おうよう)であったがわかる。

 そこへシェールガスの輸入が実現する方向となった。なんといってもシェールガスは米国内では100万BTU当たり3ドル(約288円)だ。日本に持ってくるにしても、現地で液化して輸送費を含めても10〜13ドルと見積もられる。米国のシェールガスは、原油価格と連動などしておらず、あくまでも需給とコストで決まる。しかも埋蔵量はかなりある。

 米大統領の正式な輸出許可が下りれば今年後半からでも低価格の米産シェールガス(LNG)の輸入が始まる。そうすると、既存の輸入先との価格交渉は日本が優位に立って行うことができる。既存の輸入先に対して“切り札”を提示できるからだ。

 一方、天然ガスの輸出大国であるロシアは、シェールガスの欧州への波及を懸念して日本をはじめとするアジア市場へ販路拡大を意図しはじめた。日本への売り込み攻勢をかけてくると期待される。これもシェールガス効果といえるだろう。世界のエネルギー供給の地図が塗り替わってきたのを活用しない手はない。(産経新聞編集委員・小林隆太郎)


 

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コメント
 
01. taked4700 2013年3月24日 19:15:16 : 9XFNe/BiX575U : vnV37w89Dg
>米国のシェールガスは、原油価格と連動などしておらず、あくまでも需給とコストで決まる。しかも埋蔵量はかなりある。

そう。実際の買い取りは2017年からだ。そして、2017年になれば、条件のいい土地のシェールガスは掘り尽くされ、かつ環境訴訟が本格化し、シェールガスは値上がりするだろう。日本の電力会社などは高値で買って、現在環境汚染をやっている分のしりぬぐいまでさせられているはずだ。

引き取り手のないイギリスの原発会社を日立が買い取ったが、そして、同様にウェスチングハウスを東芝が子会社化したが、どちらも、今後廃炉に向けて使用済み核燃料の処分を引き受けさせられていくだろう。結局彼らは自国、つまり、日本へ運んで来ようとするはずだ。

それが今回の電気不況で東芝や日立が苦しんでいない理由だろう。シャープの投資戦略の失敗とかは本来関係ない。異常な円高が招いたシャープの売り上げ不振であって、シャープの経営はかなりよくやっていたのだ。


02. 2013年3月24日 19:45:40 : zBYc960RaI
シャープは中国に工場を建てようとしていたが、技術流出を怖れた経産省が
働きかけて補助を与え、国内工場を開かせた。亀山第二がそれだ。
もし中国に工場を置いていたならば、こんなことにはなっておるまいよ。
国策に従った故の危機だ。

LNGもサハリンからパイプラインを引けばいい。
ロシアはそう提案したが日本側が難色を示した。
理由はLNG利権が失われるから。
ガス価格が急落して電気の優位性が消えることも警戒された。
パイプラインで天然ガスが供給されたらコジェネの方が安上がりになり、
大口需要者は今の買電から発電に舵を切るだろう。


03. 2013年3月24日 23:22:49 : cIkmTyypTY

 アメリカで 最終製品にする方が ガスの形で持ち込むより効率的だろう
 
 アメリカの景気も上向く!!

 速くTPPを導入して アメリカの繁栄の おすそ分けをいただくべきだ
 


04. godo 2013年3月25日 01:06:44 : PZ1PM6flSUc/g : xhpn1asSww
【 誰も皆理解すべき事々 】

世界経済は窃盗詐欺殺人したい放題であった無知無能の極少数の罪悪人達が理不尽な金融組織の上に
築いた、紙に書いた数字だけの何の本質も無いものであり、現実を無視した連中の空中楼閣は不可能
の領域に陥り、完全崩壊寸前の状態なのです。航空海軍隊とは連中の麻薬密輸送組織で、其の麻薬販
売にしても彼等が丁稚上げた法律(自分達でそお呼んでいるだけ)で法外にして独権商行していた訳
ですが、其れも同じ理由で不可能状態にあるのです。彼等は「何が富であるか」とか「何が本当の経
済なのか」全く無知であったというのが其の本質的な理由なのです。無知無能であるが故に未だに紙
幣とか貨幣とかを製造してそれが富であるかの様に振る舞っているだけなのです。

人は土地に種を植える事が出来るけれどもただ一つの葉や茎も造育する事は出来ない事実や、毎年季
節的に地球の生産力をもって自然がその『富」を皆に供給するのが唯一の経済である事を無視するべ
きではありません。

本当の「富」とは皆の為に大自然が提供する土(地球)の産物であって、どの個人にも属する物ではあ
りません。その自然からの贈り物である富を、人々が買い物をする楽しみと便宜の為に代理する物が
「お金」であるべきなのです。其の「お金」と金融施設(銀行)は国民政府が全国民の便宜の為に発行
運営するべきのものです。数字で表現された「お金」と公共の銀行組織は、毎年の「富」を全国民に
同じく公平に支給するには最も効率的な方法です。

人々が築き上げた物は、飛行機にしても列車にしても建物や家や橋や道路にしても全部人々に所属す
る物です。誰であれ個人集団が発行した「お金」など正当である事は出来ません。彼等の紙幣や貨幣
を製造する行為では何の「富」をも造れない事は明白であり、其の「お金」が代理するはずの本当の
「富」の所有権を主張する理由も権利も彼等にはありません。資本主義では、身勝手理不尽な極少数
の罪悪人達が、大自然に属する土地と其の生産物を自分達の個人所有物であると主張し、自分達の事
を資本家と呼んでいる訳ですから、絶対に民主主義であり得るはずがないのです。土地と其の生産物
を個人的所有物であるという主張が、この地球世界に蔓延るありとあらゆる悪の根源なのですが、そ
んな主張を正当化する事は絶対に不可能であり、無効なのです。彼等は生死を決定する自然の法に反
する罪悪人であり、当然必然的に死に絶える者です。

太陽の選んだ人であるオトマカスは「誰も死ぬ必要はないのです」と言うのですが、悪は決して自然
の天性ではないので、誰であれ不正や悪を育む者は死に絶えるというのが大自然の法なのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【 十 頁 】(Tenpage):究極の論理(The Untimate Logic)
著者:オトマカス(音任「地球世界の死を単独征服した真昼の太陽を見つめる事の出来る人」)
(日本語) http://tenpage.pwp.blueyonder.co.uk/jp/welcome.html
上記の住所で無料の【十 頁】ブックレットをダウンロードする事もできます。


05. 2013年3月25日 18:41:21 : FfzzRIbxkp
中南米の石油産出国に、日本の石油精製システムを輸出したらどうかなぁ。

石油精製技術が低いせいで、自国に石油資源が多量にあるのに隣国まで買いにいく国があるのよ。

シェールガスを精製するよりも、既存の技術で対応できそうだよね。


06. godo 2013年3月25日 19:16:48 : PZ1PM6flSUc/g : xhpn1asSww
Dear Friends,

「自尊心」とは 誇り高い人の被害者意識で傷つき安いプライドではなく、貴方自身で貴方の童心を
恥かしめない様にと気を付ける為のものです。それは、貴方自身にとって最も大切な唯一度だけの永
遠に知的な人として生存する機会を失わない様にと気を付ける事でもあります。もし貴方が貴方の童
心と共に生きてきたのであれば誰でも理解する必要のある全ての事を、【 十 頁 】の page 0.を読
んだだけで感知する事が出来るのではないでしょうか。西洋では、この「童心」の事を「ソール」と
呼んできたようです。 

【大自然 】

大自然神。

太陽。月。地球。
唯一の生産力。
唯一の経済。

その中で
誰も皆
自然神へのひとつの負担として
世界の一旦と成る。

page 0. http://www.youtube.com/watch?v=tiL2F6oYxUU


貴方の身体は自然神の部分で貴方のものではありません。貴方のものは自然神からの贈り物である人
としての貴方自身である貴方の「意識」だけであり、それが唯ひとつ貴方が本当に失う事の出来る物
です。貴方が未だ童心の知恵と共であれば、この物質世界が存在している事実自体が「奇跡」である
事に気付く事が出来るはずです。童心は現実の全ての概念を言葉無く理解する事が出来るのです。

童心自全
知神克己
太陽完眼
神人生誕,---Otomakas

祈願不老不死,---godo


07. godo 2013年3月26日 11:45:46 : PZ1PM6flSUc/g : xhpn1asSww
ペイジー0の日本語翻訳に一行抜けていたので他所の訂正も加えてもう一度ポストさせていただき
ました。至らぬ日本語で申し訳ありません。

【大自然 】

自然神。

太陽。月。地球。

唯一の生産力
唯一の経済
の大自然。

その中に
誰も皆
自然神へひとつの負担となり
世界の一員として生存する。

page 0. http://www.youtube.com/watch?v=tiL2F6oYxUU


08. godo 2013年3月26日 20:02:10 : PZ1PM6flSUc/g : xhpn1asSww
神が童心の知性を失ったプラウドゾンビー達をしたい放題に放置しているという状態は、多くの人々
が神の善意の贈り物である「(死ぬ為に年をとるのでは無い)不老不死」の生命を信じる様にはれば、
終わるものです。貴方達が子供達に「人は皆死ぬものである」とまるでそれが真実であるかの様に教
える事を厳禁すれば、神が子供達や罪の無い人々(しかし死ぬものとしんじている)をゾンビーデビル
達の犠牲とする事も無くなります。何事であれ神が許可しなければ起こる事は出来ません。

「自然神の法」に反してしてはならない事をあえてする者は、すればする程「そうしない」事も其の
罪の裁きから許される事も難しくなり、あえては神の死の判決に合うのです。既に死の判決に合った
者はゾンビーという名が必的する者達で、死のバインドから許され事はほとんど不可能に近い状態の
者です。

子供達に「人は皆死ぬものである」とまるでそれが真実であるかの様に教える=preach death to
children ...を厳禁する事は、地球世界が文明化する為には必須なのです。


09. godo 2013年3月26日 21:49:51 : PZ1PM6flSUc/g : xhpn1asSww
身勝手理不尽なプラウドゾンビー達は大邸宅に警備員に囲まれ、一般の人々が近付かない様にと、神
が監禁している者達です。それ等のゾンビー達を殺人脅迫をもって行動させているデビル達は人の前
に出てくることは出来ません。道理をわきまえない身勝手理不尽な者供に「道理をわきまえろ」と期
待したり説得しようとする事は理不尽である事に気付くべきです。デビルとプラウドゾンビー達とは
誰もなにをする必要もないのです。人々が 注目し注意をはらうから、彼等は自分達が重要であるかの
様な錯覚に陥っているだけなのです。

デビルとプラウドゾンビー達とは別に、常識のある一般の人々が一緒になり国民政府を形成し全国民
の為に国営の銀行も組織し「お金」も発行して世直しして行く事も出来るのです。デビルとプラウド
ゾンビー達に仕える者はデビルとプラウドゾンビー達と共に「村八分(?)」にすれば良いのです。誰も
何をしなくても彼等は死に絶える運命にあるのです。

民主主義を本当に行使するのであれば、議論の必要は無いはずですから、国民全員に同じく公平に毎
年の国家の「富」を分配送付する事を国家政府の義務とし、民衆社会として必要な全ての事をコンピ
ューターでオートメイションにし、現存する国民統計と施設を使えば、それも難しい事では無いので
はありませんか。貴方が神の善意を信頼し「不老不死」を信じる人であれば、デビルやゾンビーの事
等を恐れる必要は全くありません。神の善意を信頼し「不老不死」を信じる人を傷つける事を、神が
デビルやゾンビー達に許可することは絶対にありません。デビルとプラウドゾンビー達は行動自由で
はないのです。


10. godo 2013年3月26日 23:29:28 : PZ1PM6flSUc/g : xhpn1asSww
神の善意を信頼し「不老不死」を信じる人を傷つける事を、神がデビルやゾンビー達に許可すること
は絶対に無い、と理解する事が出来る人には、ジーザス_クライスト_ストーリーがいかに馬鹿げた
説話であるかが明白ではないですか。あれは宗教を商売としている殺人団体が童心そのものである子
供達の常識を死をもって脅迫するために丁稚あげた馬鹿げた話なのです。神の人を殺す事等は神が存
在させている者に出来る訳がないのです。そんな事をしようと考える者はその日の睡眠を最後にして
それから目覚める事はないだしょう。神には、そんな者を生存させる意志も理由もないのです。

11. 2013年3月27日 10:58:39 : GnRfb4ci8o
「石油離れ」が進むアメリカ経済 
石油供給のOPEC依存度低下は、原油価格の安定化に寄与
2013年3月27日(水)  片山 宗親


 第二次世界大戦以降、1度の例外を除き、アメリカ経済におけるすべての景気後退局面は、原油価格高騰に続いて起こった。そのため、原油価格の変動はアメリカ経済の景気を予測するうえで、極めて重要な要素となってきた。グラフは、オイルショックの指標として用いられているNet Oil Price Increase (NOPI) を示している。これは、今期の原油価格の変動 が過去3年間で経験したことのない上昇率である場合のみ、正の値を取る。グレーで示された部分は、アメリカ経済の景気後退局面を示している。NOPIが跳ね上がると、景気が悪化する傾向にあることが良く分かるだろう。
オイルショックの指標 (NOPI)

Hamilton (2003)に 基づき原油の米国生産者物価指数を用いて作成。グレーの部分は全米経済研究所(NBER)の定める景気後退局面。
 アメリカでは 、日々の経済活動を支えるために膨大な量の石油が消費されている。アメリカは世界で最大の石油消費国であり、石油消費の70%弱が輸送に使われている。他の国々と異なり、産業目的や発電に使われる石油エネルギーのシェアが小さいことが特徴だ。このことは、国土が広いこと、そして公共交通機関が発達してないことに起因する。ちなみに日本では輸送目的と産業用の石油消費がそれぞれ40%ずつのシェアを占める。米国エネルギー省のデータを基に計算すると、経済全体の1人あたりの石油消費量は、アメリカが9.6リットル/日に対し、日本では5.6リットル/日、韓国では7.3リットル/日、中国では1.2リットル/日である。
原油価格とGDP成長率の「非線形」な関係
 この石油依存度の高さが、アメリカ経済の景気循環において、原油価格の変動が大きな影響力を持っていることの要因である。高騰するガソリン価格は家計を圧迫し、燃費効率の悪いSUVやピックアップトラックなどの自動車需要を押し下げ、アメリカ国内の自動車産業に打撃を与える。くわえて、輸送費や原材料費の上昇により、多くの商品価格を押し上げる。多くの実証研究が、景気変動と原油価格の変動の関係を分析し、因果関係があることを確認してきた。
 一方で、原油価格とGDP(国内総生産)成長率の間には、「非線形」の関係が認められる事が様々な研究によって知られている。特に、原油価格の急激な上昇は景気を減速させるが、原油価格の大幅な下落が景気拡大を促進するわけではない。近い過去に経験したことがないような原油価格の上昇は、頻繁に起こる原油価格の上昇よりも経済活動により大きな影響を与える傾向がある。つまり、家計や企業も、一旦サプライズ的に上昇した価格に対して、物理的にも心理的にも適応したのちでは、似た様な原油価格の変動はあまり影響を持たないのである。
 初めて$100/バレルを突破した2008年初頭の記録的な原油価格の高騰は、より燃費が低い車への乗り換えや、消費行動の見直しなどの消費者行動の変化を促進した。しかしながら、近年の不安定な中東情勢による原油価格の上昇は、2008年の上昇率と比べると遥かに軽微であり、NOPIにもあまり大きく反映されていない。実体経済的にも原油価格の上昇があまり問題にならないのは、この様な理由による。
 さらに近年では原油価格高騰のアメリカ経済における影響が変化してきたのではないか、と考える研究がある。というのも、近年、以前に経験したオイルショックと同程度の原油価格の高騰を経験したにも関わらず、GDP成長率やインフレ率に対する影響が極めて限定的であったからだ。この事は、多くの先進国経済で観察されるが、アメリカ経済においてはその変化がかなり顕著であった。
 筆者の推定では、1984年以前では10%のオイルショックが、GDP成長率を最大で1.52%押し下げたにも関わらず、1984年以降では同様のショックが0.38%しかGDP成長率を低下させなかった上に、統計的に有意な反応ではなかった。その原因としてあげられるのが、実質賃金の硬直性の低下、金融政策の変化、エネルギー効率の向上、運輸産業における規制緩和の成果、産業構造の変化などである。これらの複合的な要因により、アメリカ経済の原油価格に対する脆弱性が低下してきたと考えられ、この傾向はこれからも続くと思われる。
 では、原油価格の動向はこれからどうなるのだろうか。
原油価格高止まりにより新たな展望が開ける
 今まで世界各地の原油価格は、基本的に同じ様な動向を示してきた。このことは、一物一価の法則に則っても正しい。しかしながら2011年頃から、米国国内価格の目安であるウェスト・テキサス・インターミディエイト (WTI) と北海ブレントのスポット価格の間に、平均して15ドル以上の乖離が生じている。この現象は、カナダやノースダコタやモンタナからの供給増加によるものであると理解されている。
 本来ならば、比較的安価な石油をより高値が付けられている市場へまわすことで、価格の均衡が計られるはずである。しかしながら、アメリカ北部や中西部から、南部への石油輸送にボトルネックが生じていることが、価格の均衡を阻む要因になっている。旧来、北米地域での石油生産は減少傾向であり、輸入依存度が年々上昇していた。そのため、原油を大規模な精製所が集中している南部へ輸送するパイプラインなどの輸送手段の必要性が低かった為、近年の北部からの供給増に設備が追いついておらず、このように一物一価の法則がなりたたない要因になっている。
 原油価格はこれからも上昇傾向を続けるであろう。2000年代の原油価格の高騰は、発展途上国からの需要の高まりが主な理由であった。このことは、過去の経験とは少し異なっている。これまでは、中東諸国の不安定な政治・軍事情勢が、原油供給に不確実性をもたらすことによって起こる、供給サイドの問題だった。しかしながら、世界的に石油供給拡大が頭打ちになる中、途上国からの需要が急激に拡大したことが、原油価格を高止まりさせる要因となった。これからも、途上国からの需要が拡大するのは避けられない。米国エネルギー省の試算では、2025年までにOECD(経済協力開発機構)加盟国の需要は10%ほど増加すると予測されているにも関わらず、その他の国では40%以上の増加が見込まれている。
 興味深いのは、原油価格が高止まりすることによって、石油生産に新たな展望が開けてくることである。WTIとブレントの価格差を産み出す要因の一部になっているのは、ノースダコタやモンタナのタイトオイル(シェールオイルとも呼ばれるが、オイルシェールとは別物)や、カナダのオイルサンド(極めて粘性の高い鉱物油分を含む砂岩で、そこから石油成分を抽出する事で石油を生産する)などの、従来とは異なった石油生産の拡大である。これら非従来型の石油生産は近年活発になってきているが、生産コストが既存の手法と比べて高いのがネックだ。原油価格が高止まりすることによって、はじめて採算が成り立つのである。
 通常採掘されている油田以外にも、石油やガスは、シェール(頁岩)層とよばれる岩盤層に存在している。しかしながら、通常の油田のように石油がまとまって存在していないので、これを効率的に採掘する方法が存在しなかった。しかし、近年、シェール層に対して水平に掘削し、水圧を利用し、掘削した穴を拡大することでシェール層に散在しているオイルやガスを集める手法が確立され、今まで採掘不可能だった地域からも石油やガスの生産が可能となった。この様な手法で生産されるのが、タイトオイルと呼ばれるものである。
 タイトオイルはかなり多くの資源量が確認されている。米ハーバード大学ケネディースクールのベルファーセンターのレポートによれば、2020年までにアメリカにおけるタイトオイルからの生産量は417万バレル/日に達すると推定されている。これは、現在の世界の生産量の約5%に相当し、イランの一日あたりの生産量に匹敵する。現在、サウジアラビアの産油量が1115万バレル/日であるのに対し、アメリカは1013万バレル/日を産出している。タイトオイルにより、アメリカが世界で最大の産油国になるのではないか、という楽観的な見方も存在する。
 タイトオイルやオイルサンドなどの非従来型の石油生産は、近い将来、供給量拡大の重要な役割を担う事になる。これは何を示唆するのだろうか。非従来型の石油は、OPEC(石油輸出国機構)加盟国以外の地域に比較的多く存在する事が確認されている。また、既存の油田からの石油産出が頭打ちになるなか、非従来型の石油生産が、今後の生産量拡大の重要な部分を担うことになる。
タイトオイル生産拡大の裏にシェールガスの躍進
 これら非従来型の石油生産が、原油価格を大幅に低下させる事は、採掘コストを考慮すると現実には難しいであろう。しかしながら、石油生産におけるOPEC加盟国への依存度を下げる意味で、近い将来原油価格の安定化に大幅に寄与すると考えられる。
 タイトオイル生産拡大の裏には、シェールガス(タイトオイルと同様の手法で生産される天然ガス)生産の躍進がある。そしてシェールガスのおかげで、アメリカにおける天然ガスの採掘可能な埋蔵量は劇的に増加した。そのため近年、豊富な供給量のおかげで、天然ガスは原油とは比べ物にならないほどの低価格が維持されている。アメリカ経済における、効率的なエネルギー資源の配分を考える上で、石油から天然ガスへの代替は重要な課題になっている。
 圧縮天然ガス (CNG) や液体天然ガス (LNG) を使った交通手段の導入は、国土が広いだけにインフラの整備がネックになっているが、近年ではカルフォルニアや東海岸、州間高速道路を中心に整備が進んでおり、天然ガスによる運輸エネルギーの代替に対するハードルは徐々に下がってきている。これにより、将来的にはアメリカ経済の石油依存度は徐々に低下すると考えられる。
 オイルショックに対するアメリカ経済の脆弱性は徐々に低下してきており、これからもこの傾向は継続していくと考えられる。一方、原油価格自体は、発展途上国からの需要増により、これからも長期的には上昇すると思われる。しかし、非従来型の石油生産の拡大は、石油供給のOPEC依存度を低下させることで、原油価格の安定化に寄与するだろう。このような進展がすすめば、アメリカ経済における、オイルショックによる景気変動の可能性は、将来的に低下していくと考えられる。

片山 宗親(かたやま・むねちか)
1999年、慶應義塾大学経済学部卒業。2001年、米ニューヨーク州立大学バッファロー校経済学部修士課程修了。2008年、米カルフォルニア大学サンディエゴ校経済学部博士課程修了。同年から現職。専門は、マクロ経済学と金融政策。



「気鋭の論点」
経済学の最新知識を分かりやすく解説するコラムです。執筆者は、研究の一線で活躍する気鋭の若手経済学者たち。それぞれのテーマの中には一見難しい理論に見えるものもありますが、私たちの仕事や暮らしを考える上で役立つ身近なテーマもたくさんあります。意外なところに経済学が生かされていることも分かるはずです。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20130321/245373/?ST=print


12. 2013年3月27日 13:35:30 : GnRfb4ci8o
焦点:米国の工業が復活、シェール革命で世界中の製造業引き寄せる
2013年 03月 27日 13:00 JST
[フランクフルト/ウィーン 26日 ロイター] オーストリアの鉄鋼メーカー、フェストアルピーネ(VOES.VI)のウォルフガング・エーダー最高経営責任者(CEO)と彼のチームは、新規工場の建設を思い立ってからまず選定した候補地である8カ国の17箇所を1年以上かけてじっくりと検討し、今月になって米テキサス州にすることを決めた。

その背景には、シェールガスブームで米国の天然ガス価格が、欧州で同社が支払っている水準の4分の1にまで下落しているという事情があった。

エーダーCEOはロイターに対して「米国では、再工業化が非常に一貫した形でかつ積極的に、大いなる確信を伴って進行しつつある。エネルギー価格の下落がわれわれにとって決定的な一押しになった」と語った。

フェストアルピーネは過去最大規模の5億5000万ユーロ(7億1200万ドル)を投じて建設する新工場で、天然ガスを利用して鉄鉱石を、粗鋼の原料となるスポンジ鉄に転換する。

天然ガス価格の安さはフェストアルピーネのような企業を米国に引き付け、多くのエコノミストは10年以上も消費主導で成長していた米国に工業化というエンジンが復帰すると想定している。

ボストン・コンサルティング・グループにおいてドイツを拠点に工業セクターを専門に担当するパートナー、フェリックス・シューラー氏は「米国は今、工業生産の復活を目の当たりにしている」と指摘する。

米国の天然ガス価格は100万BTU(英国熱量単位)当たり4ドルで、昨年には10年ぶりの安値となる2ドルまで下がった。これは過去10年間の平均である約5.70ドルや英国の価格14ドル程度、アジアの17ドル程度よりもずっと低い。

安い天然ガスは、天然ガスを原材料に化学製品などを生産する企業にとってコストが下がるばかりか、電力料金の負担も軽減される。

米国の東海岸で製造業が支払う電力料金はメガワット(MW)時当たり約40ドルと、2008年半ば以降急低下した。これに対してドイツでは約45ユーロ(58ドル)、オーストリアは60ユーロ、英国は65ポンド(98ドル)強に上り、鉄鋼や化学セクターの企業が米国で新規工場や生産設備拡張向け投資を行う動機となっている。

ドイツの複合企業シーメンス(SIEGn.DE)のペーター・レッシャーCEOは2月にデトロイトで「北米のエネルギーコストがいつも割高だという見方はもはや真実ではない。天然ガスがこの方程式を一新したというのが新たな現実だ」と話した。

<シェール革命>

全米製造業者協会(NAM)は、シェールブームによって天然ガス価格の上昇が緩やかにとどまり、業界に有利な規制体系が続く限りは、2025年までに国内製造業で新たに100万人の雇用が生まれると試算する。

NAMのチーフエコノミスト、チャド・モートレー氏は「シェール革命に興味を持つ欧州やアジアのいくつかの製造業者と既に話をした」と述べた。

オーストリアの耐火材メーカー、RHI(RHIV.VI)も、欧州において成長率低下を理由に生産能力を削減する一方、米国における新工場建設を検討している。

欧州連合(EU)が温暖化ガス排出量削減で厳しい目標を設定していることも企業の域外脱出を促す一因だ。RHIのCEOは今月記者団に対して、同社が年間でエネルギー使用を5%減らしてEUの目標を達成できると考えるのは「おとぎ話の領域に属する」と表明した。

今年2月の米国の製造業生産は08年半ば以降で最高水準に達し、自動車や住宅の需要持ち直しとともにエネルギー価格の安さが原動力になった。製造業にとって将来の収入を示す新規受注は昨年、3%増加した。

ゼネラル・エレクトリック(GE)(GE.N)やボーイング(BA.N)といった米企業は、安いシェールガスを利用したコスト節減を狙って、かつて国外に移していた雇用の一部を米国に戻し始めている。アップル(AAPL.O)は昨年、パソコン生産の一部を今年中国から米国に移転する計画を公表した。

<米国の輸出競争力向上>

エネルギーや原材料の価格低下によって、中国などに対する米国の生産コストの割高さは縮小し、輸出競争力を高めている。

調査会社IHSによると、大手化学企業の何社かがこれまでに発表した北米における輸出製品の生産拠点設立や設備拡張計画を合わせると、投資額は約950億ドルに達する。

南アフリカの石油化学企業サソル(SOLJ.J)は米国で最大70億ドルを投じてエタンクラッカー設備を建設することを検討中。エジプトのオラスコム・コンストラクション・インダストリーズ(OCIC.CA)は、アイオワ州で14億ドル規模の肥料工場を建設しつつあり、台湾プラスチック(台塑集團)(1301.TW)は、テキサス州で新規設立を目指すエチレン工場の規模を拡大した。

また日本の出光興産5029.Tと三井物産(8031.T)も、米国で石油化学プラントを運営し、生産量の30%をアジアや欧州に輸出することを目指している。

(Maria Sheahan、Georgina Prodhan記者)


13. godo 2013年3月27日 18:49:35 : PZ1PM6flSUc/g : xhpn1asSww
資本主義などととんでもなく身勝手な妄想に日々を送っている者と、サッカー、プロレスリング、オ
リンピック等を支持する者を全部一緒にしても、そんな事には本当には何の感心もない人々に比べる
と、彼等は極少数者である事実に気付く事は無いのでしょうか。誰であれ自分の仕事だと言ってやっ
ている事が何の「富」をも作れないばかりか、大多数の人々の生活の為に本当に必要な事々に手を貸
しているのでもないのに、自分の事を過剰に評価し「俺は税金収納者だ」「お前は生活保護受領者だ」
とか、狡猾なデビルの罠に捕らわれて、社会を「多くを持つ者」と「持たない者」に分割し、大多数
の正直であるが故に貧しい人々を見下して得意になっている様な極少数の者が、この地球世界を殺伐
とした世界にしている事実にに気付く事が無いのでしょうか。その身勝手な欲深い極少数者達は自然
の法に反する他の人々の事などかまいもしない無責任な罪人であり、死にたく無ければ悔後し自分を
生存機能させている自然神に慈悲を請う必要の有る事に気が付くでしょうか。殺伐とした未開時代の
地球世界は終わるべき、死ぬ為に歳をとるのではない、死なない人々の文明社会が始まろうとしてい
る時なのですが。

古代の遺跡は現在の地球世代の親の世代である何万年も以前に文明化した不老不死の人々の芸術技術
で私達子供の世代を驚かしパズルする為に造られたものだとは想われませんか。
 
太陽の選んだ人であるオトマカスは「誰も死ぬ必要はないのです」と言うのですが、悪は決して自然
の天性ではないので、誰であれ不正や悪を育む者は死に絶えるというのが大自然の法なのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【 十 頁 】(Tenpage):究極の論理(The Untimate Logic)
著者:オトマカス(音任「地球世界の死を単独征服した真昼の太陽を見つめる事の出来る人」)
(日本語) http://tenpage.pwp.blueyonder.co.uk/jp/welcome.html
上記の住所で無料の【十 頁】ブックレットや、僕の音楽をダウンロードする事もできます。


14. godo 2013年3月27日 19:54:28 : PZ1PM6flSUc/g : xhpn1asSww
ロバート_ボーバル、「オライオン_ミステリー」著者、がスフィンクスとオリオン星座の関係
から気付き、グラハム_ハンコックがアンコール_ワットとドラコー星座との関係から気付いた、
BC10,500(12,500年前)という時期は、それらの遺跡を築いた人達が、現在の地球世代の初め
をしるしたものではないでしょうか。 何回かの歳差周期(約25,765年)とその12,500年前であ
る可能性もあるのですが、これがスフィンクスの謎への答えではないででしょうか。

15. 2013年3月27日 21:27:26 : Fzb4zlRGUD
シェールガス革命とやら余り真に受けん方がいい。

16. 2013年3月28日 00:45:52 : GnRfb4ci8o
シェールガス革命は水資源が支えている

日本企業のビジネスチャンスは?

2013年3月28日(木)  吉村 和就

 国際エネルギー機関(IEA)のレポート(2011年6月)によると、2035年には世界の天然ガス需要は5.1兆m3となり、世界のエネルギー構成に占める天然ガスの割合が急伸する。一次エネルギーの構成比では、天然ガスは21%から27%に増加する。これは現在の石炭22%を抜き、石油の28%に迫る勢いであり、まさに天然ガス黄金時代を築きつつある。

天然ガス黄金時代の到来

 天然ガスには2種類ある。地下から取り出しやすい「在来型ガス」と、資源量は豊富だが、地下から取り出しにくい「非在来型ガス」である。非在来型天然ガスには、石炭層に存在するコールベッドメタン、地層に単独で存在するタイトガス、シェール(頁岩、けつがん)中に存在するのがシェールガス(メタンが90%以上の天然ガス)である。この頁岩から効率よくシェールガスを回収するのが、高圧ポンプで水と薬剤を注入する水圧破砕法である。

【1.水資源が支えるシェールガス革命】
 米国のシェールガス革命を支えているのは年間約30億トンの水資源である。言い換えれば「水資源無くして、シェールガス革命は起きなかった」のである。米国エネルギー省エネルギー情報局(EIA)によると、2035年には63万本の掘削井で水圧破砕が実施されると予測している。仮に今まで通りに水資源を使うと現在の17倍の水資源量510億トン/年が必要となる。膨大な水量である。ちなみに日本の年間水資源量は830億トンである。

 今回はシェールガス革命を支えている水資源の光と影について述べる。

 シェールガス回収可能資源量の多い国は、中国、米国、アルゼンチン、メキシコ、南アフリカである。ではシェールガス資源と水資源の関係はどうであろうか。


【2.主要国のシェールガス開発・生産動向と水資源】
(1)米国
 2011年における世界の天然ガス生産量は3.3兆m3/年と対前年度比3%の増加であった。中でも米国の生産量は約6500億m3/年と対前年度比7.8%増となり、全世界の天然ガス生産に占める米国の割合は約2割に達した。もはや、ガス王国ロシアを追い越す世界最大の天然ガス産出国となった。さらにオバマ政権は国を挙げてシェールガスの増産に取り組んでおり「シェールガス革命」路線を突っ走っている。

 なぜ米国はシェールガス革命に成功したのか、それは「豊富な水資源の存在」と「全米におけるガスパイプネットワーク」、「中堅のシェールガス開発企業群」が整っていたからである。水資源にスポットを当てると、米国人口の世界人口に占める割合は4.2%だが、世界水資源に占める米国水資源割合は5.7%であり、理想的な数値である。カナダ国境沿いおよびロッキー山脈、アパラチア山脈系に多くの水資源が存在している。国民1人当たりの水資源量は日本の約3倍(9920m3/人・年)である。この水資源がシェールガス革命を支えている。

遠からず世界最大のガス・原油生産国に

 シェールガスの「水圧破砕法(フラッキング)」を使えばガスだけではなくオイルも同時に採掘できる。米国の天然ガス産出量に占めるシェールガスの割合は49%(2035年時点)まで上昇し輸出余力が出てくる。また石油についても海外からの輸入量が激減し貿易赤字も解消する。つまり米国は遠からず世界最大のガス・原油生産国になると予想されている。

 米国内経済にシェールガス・オイルが及ぼす影響は、安価なシェールガス(米国の天然ガス価格は日本の6分の1〜8分の1)を武器に化学や鉄鋼産業を中心とする投資額はすでに870億ドルを突破している。具体例ではシェールガスを原料とするエチレン増強計画が目白押しであり、米エクソンモービルがテキサス州で150万トン、米ダウ・ケミカルが150万トン、英蘭ロイヤルダッチ・シェル100万トン以上など、エチレンプラントにおける追加生産能力は500万トン/年にも達している。

 さらに2012年の上半期だけで石油からガス焚に転換した火力発電所165基が稼働し発電コストも劇的に低減した。その結果、多くの製造業はメキシコや中国から戻りつつある。全米の家庭の電気代も平均して約1割低下している。まさに「シェールガス革命」である。


(2)カナダ
 シェールガス資源賦存量は多いが、現在のガス生産量はわずかである。主要な産地はカナダ西部地区ブリティシュコロンビア州のホーンリバー、コルドバであり、LNG液化プロジェクトはアルバータ州に多く存在する。カナダは世界で最大の水資源国(国民1人当たり年間8万7255m3/人・年)であり、豊富な水資源を活用しシェールガスの水圧破砕法が進展しガスパイプラインの整備も整い一大生産地になるであろう。また米国と異なりLNG輸出の法的な縛りが少ないので、日本向けの大型LNG基地になることが予想されている。

価格の決定プロセスが不透明

(3)アルゼンチン
 アルゼンチンのシェールガス回収可能資源量は世界第3位であり、多くの期待が寄せられている。既に米エクソンモービルやアパッチ、トタールなどが参入して広範囲で天然ガス探鉱が進展している。また水資源量も豊富で日本の水資源量の約2倍を有している。問題は政府の政策がコロコロ変わる(例:天然ガスや鉱物資源の輸出入外貨を同国内でペソに両替の義務づけなど)、ガス価格の決定プロセスが不透明でガス価格の変動が激しい、インフラの不備、採掘機材の確保、労働問題など数多くの課題を抱えている。

(4)ポーランド
 欧州大陸も北米と同じく古い地層が多く、多量のシェールガスの存在が期待されている。特にポーランドはシェールガス開発が盛んであり、オイルメジャーや、レーン・エナジー、コノコフィリップス、トタール社などが熱心に探査および試掘井に乗り出している。

 水資源量も旧共産圏の中では豊富であり、シェールガス埋蔵量が確認できれば、大きな発展が期待できる。しかしポーランド政府が「従来ロシアから輸入していたガスの比率を下げ、国家経済を安定させる」と期待しているにもかかわらず、インフラ整備不足および人材と機材不足が顕著である。米エクソンモービルは、2012年6月事業採算性が取れないことを理由にポーランドから撤退することを表明した。しかし現在でも多くの欧州企業が採掘を続けている。

原子力大国ならではの事情

(5)フランス
 フランスは水資源の豊かな国で、アルプスやピレネーなど複数の山脈やセーヌやロワール、ローヌなどの大きな河川に恵まれている。国民1人当たりの水資源量は日本の約1.5倍(7675m3/人・年)である。

 シェールガス資源はフランス国内、モンテリマーク、ナント、ナバセルなどに存在するが、フランスの上院議会で水圧破砕方法が禁止された。表向きは、農業国であるフランスにおいて、シェールガス開発は大量の水資源の使用や廃液による環境破壊につながるので反対とのことだ。

 だが、原子力発電の電力を隣国に売電して国家収入を得ているフランスならではの事情を指摘する声もある。シェールガスのような安価なエネルギー資源の開発は、フランス経済に良くない影響をもたらす可能性があるというわけだ。フランス系の環境NGOが、イタリアやドイツ国内で原発反対の運動を支持し、フランスから電力(原子力発電で安価)を購入させると同じ構図である。

(6)中国
 世界で最大のシェールガス賦存量を誇る中国において、その開発は四川省と重慶を中心に行われている。中国政府は2020年に、年間600億〜800億m3のシェールガス生産を行う積極的な目標を掲げている。しかし多くの課題が残されている。最大の課題は水不足である。

 中国は世界人口の約20%を占めるが水資源量は世界の5.2%しか存在していない。しかも急激なる経済発展により、その限られた水資源は枯渇の危機に直面し、さらに汚水排出量が激増している。中国政協委員の李景虹氏は水資源の現状を次のように述べている。「中国の水資源は世界で最も貧しい、しかし汚水排出量は世界で最も多い」(解放日報、2013年3月13日付)。

廃液が環境汚染を引き起こす可能性

 さらに採掘技術者の不足、インフラ整備の不足もある。しかしながら自前のエネルギー確保にまい進する中国政府は、遅かれ早かれシェールガスの開発に国を挙げて取り組むとみられる。当然、大きな環境破壊も予想される。

 水圧破砕に使われた水は、打ち込み時の返流水(フローバック水)や生産水(プロダクト水)となって地表面に噴き出してくる。この廃液が将来、大きな環境汚染を引き起こす可能性が示唆されている。

【3.水圧破砕法の水質汚染問題】
 水圧破砕溶液(フラック液)には、界面活性剤、腐食防止剤、塩酸類(2〜5%濃度)、スケール防止剤、バクテリア殺菌剤、プロパント(微細砂)、掘削時の天然由来の放射能(ラジウム、ウラン、ストロンチウム)などが含まれており、薬剤の調合方法、打ち込み頻度などは採掘業者の企業秘密になっており公開されていない。

 水質汚染問題に関して、採掘業者の主張は以下のように反論する。

シェール層は地下数千メートルの深さにあり、ガス漏れも無いところに水を注入しているので、表層の地下水層には、まったく影響を及ぼさない。
使用薬剤も環境に優しいため、多くの水質汚染への関心は杞憂である。
 また米国環境保護庁(EPA)の指導も、シェール採掘層と地下水層とは1マイル(1.6km)以上離すことを指導基準としている。

 理論的には地下2000〜4000mに打ち込まれたフラック液は地上部に影響を及ぼさないはずであるが、地下には断層や割れ目が多く存在し、その割れ目などを通じ水源に影響を及ぼしている。また地表面に近いところでの圧入パイプの破断による漏えい、廃液貯槽からの漏えい、ハリケーンなどによる廃液ラグーン池の破壊などによる地下水汚染や河川水汚染などが報告されている。


なぜ廃液処理が難しいのか

 水浄化の基本は、まず固体と液体の分離であり、これが大変である。

 そもそも水圧破砕法が広く使われるようになったのは、プロパントと呼ばれる微細な砂と水が簡単に分離しないように保持する技術が開発された結果である。フラック液注入口から2000〜6000m先の配管まで、いかに砂と水が分離されないようにゲル化剤、高粘度剤、凝固調整剤が高濃度で使われているので、廃液処理時に使用される分散剤やエマルジョンブレーカなどはほとんど役に立たない。沈降分離は不可能で最終処理は蒸発缶方式(熱で水を蒸発)が有効だが、エネルギーコストが高く、さらに酸性度が高いので機器腐食との戦いとなる。

 廃液処理方法は、(1)河川や公共水域への排水、(2)公共下水処理場への搬入処理、(3)枯渇した油井、ガス田への地下注入処理、(4)水圧破砕用水に再利用するなどである。現状はほとんどが地下注入法であり、採掘済みの井戸に注入されている。

 全米での地下注入量は年間約30億トンであり、マーセラス地区では毎日22万トンの廃液が地下注入されている。また地上の汚水ピットからの廃液漏えいも大きな問題である。環境NGOは、「シェールガス革命は環境汚染で成り立っている」であると言い切っている。

38件の訴訟が進行中

 ペンシルバニア・ランド・トラスト協会は、マーセラス地区43の採掘サイトを調査した結果(2010年報告書)、1435の法令違反があり、そのうち環境に深刻な影響を与える違反は952件と報告している。

 水圧破砕による環境汚染問題に関し、全米で38件の訴訟が進行している。訴訟数が多いのがペンシルバニア州で12件、テキサスで8件、ルイジアナ、ウエストバージニア州と続いている。全米各地で水圧破砕による環境汚染の訴訟が起こされており、その具体的な例は「水道から黄色い水が出た」「蛇口が火を噴いた」などインターネットなどで多数報じられている。今後は水環境保全が「シェールガス革命」の決め手になるだろう。

 水圧破砕法は大量の水資源を使うので、廃液は水圧破砕用水として再利用するのが、最も望ましいが、多くの課題を抱えている。

浮遊固形物の除去
スケール生成物の除去
塩分の除去
微生物殺菌剤の除去
坑井採掘時の自然由来放射性物質(ストロンチウム、ラジウムなど)の除去
 これらの課題解決に適用可能な処理技術は、廃液蒸留法、膜分離法、オゾン注入膜処理法、化学薬品処理などが挙げられる。これらの分野は日本が世界に誇れる水処理プロセスである。


【4.シェールガス革命・日本企業のビジネスチャンスは】
 米国発祥のシェールガス革命であるが、今後世界中でシェールガスが採掘され、多くの関連ビジネスが創出される。では、そこで日本企業はどんなシェールガス関連ビジネスを獲得できるのであろうか。大手商社は既にシェールガス田の権益取得やガス液化事業に積極的に乗り出している。

 最も期待されるのは移送手段であるLNG(Liquid Natural Gas=液化天然ガス)や、CNG(Compressed Natural Gas)輸送関連ビジネスだ。

 LNG船、LNGタンクローリー、LNG用コンプレッサー、LNGポンプなどでは、川崎重工業、三菱重工業、荏原製作所などが有力だ。また、天然ガスの液化、受け入れ設備では日揮、千代田化工建設、IHI、三菱重工業、明星工業、トーヨーカネツ、石井鐵工所などがある。

 さらに、シェールガスを原料とする化学製品の製造では三菱化学、尿素プラントではIHI、千代田化工建設、東洋エンジニアリングが注目されている。シェールガス採掘現場では、小回りが利く建設機械のサプライヤーとして小松製作所、日立建機が活躍している。これについては多くのマスコミが報じているので詳細は割愛する。

企業経営者の英断を期待している

【5.日本の水処理関連企業のビジネスチャンスは】
 世界的に広がるシェールガス革命の裏では水質汚染が深く静かに進行している。このままでは将来に大きな禍根を残すことになる。

 開発が先行している米国では、エネルギー省や各州政府は連邦政府がようやく重い腰を上げ、お互いに協調して「国民に信頼されるシェールガス開発・生産活動に向け環境負荷を減らすガイドライン」に着手している。ここでは日本の水処理メーカーの出番が求められているにもかかわらず、現在のところ日系企業の存在感がほとんどない。

 日本企業は、世界に誇れる水処理関連ユニット技術(蒸留、膜処理、薬品処理)や装置の小型パッケージ化能力を有しているが、日本国内市場で消耗戦を繰り返し、進展する海外水市場に対する戦略ができていない。そのためシェールガス関連市場にも満足に参入できていない。

 北米のシェールガス関連水市場の規模は約90億ドル(約8600億円、ラックスリサーチ調査)と言われている。筆者の独断と偏見と期待を込めて、シェールガス関連分野への水企業の参入機会を提言する。

提言「日本企業が活躍できる水処理分野と企業名」
分野 企業名
シェールガス用パイプ 新日鉄住金、クボタ
栗本鐵工所
オイル・ガス用バルブ キッツ、岡野バルブ、前澤工業
高圧ポンプ 荏原製作所、酉島製作所、クボタ
膜素材 東レ、日東電工、旭化成ケミカルズ、東洋紡、三菱レイヨン
廃液蒸留装置 ササクラ、月島機械、三菱重工
木村化工機、日鉄環境エンジニアリング
水圧破砕用薬剤 大陽日産、クレハ、栗田工業
プロパント(微細砂) 日本原料、リクシル、TOTO
脱水機 月島機械、石垣、オカドラ
大川原製作所
水処理エンジニアリング 水ing,メタウォーター、日立
神鋼環境ソリューション、西原環境
 世界中で広がるシェールガス革命にピッタリと寄り添えば、日本企業は大きなビジネスチャンスを手に入れることができる。ぜひ企業経営者の英断を期待している。

吉村和就(よしむら かずなり)

グローバルウォータ・ジャパン代表、国連テクニカルアドバイザー
 長年、大手エンジニアリング会社にて営業、開発、市場調査、経営企画に携わり、環境分野ではゼロエミッション(廃棄物からエネルギーと資源創出)構想を日本に広げた。国の要請により国連ニューヨーク本部に勤務、環境審議官として発展途上国の水インフラの指導を行う。またISO/TC224の日本代表として、日本提案をISOに登録させた。日本を代表する水環境問題の専門家の一人であり、国連本部勤務の経験を踏まえ、日本の環境技術を世界に広める努力を続けている。


吉村和就(よしむら かずなり)

グローバルウォータ・ジャパン代表、国連テクニカルアドバイザー
 長年、大手エンジニアリング会社にて営業、開発、市場調査、経営企画に携わり、環境分野ではゼロエミッション(廃棄物からエネルギーと資源創出)構想を日本に広げた。国の要請により国連ニューヨーク本部に勤務、環境審議官として発展途上国の水インフラの指導を行う。またISO/TC224の日本代表として、日本提案をISOに登録させた。日本を代表する水環境問題の専門家の一人であり、国連本部勤務の経験を踏まえ、日本の環境技術を世界に広める努力を続けている。


エネルギー論壇

激変する日本のエネルギー事情。エネルギーをいかに調達し、活用していくべきか。専門家が独自の視点で展開する「エネルギー論」を紹介する。環境専門誌「日経エコロジー」が提供する連載です。


17. godo 2013年3月28日 04:25:37 : PZ1PM6flSUc/g : xhpn1asSww
「古代の遺跡は現在の地球世代の親の世代である何万年も以前に文明化した不老不死の人々の芸術
技術で私達子供の世代を驚かしパズルする為に造られたものだとは想われませんか」...とか
「ロバート_ボーバル、「オライオン_ミステリー」著者、がスフィンクスとオリオン星座の関係
から気付き、グラハム_ハンコックがアンコール_ワットとドラコー星座との関係から気付いた、
BC10,500(12,500年前)という時期は、それらの遺跡を築いた人達が、現在の地球世代の初めを
しるしたものではないでしょうか。 何回かの歳差周期(約25,765年)とその12,500年前である可
能性もあるのですが、これがスフィンクスの謎への答えではないででしょうか」...とか言うのは、
何の根拠も無くそう言っているのではないのです。

起源を忘れてしまった昔から、現在の地球世代の何処の文化圏にも名と言語は違っても筋は同じで
ある「英雄伝」を保っていたようなのです。その英雄伝とは神が選び不老不死と成った人物が、人
々に平等平和と不老不死の幸福をもたらす事になるお話しなのです。皇帝とか、天皇とか、ロード
ゴッドというタイトルはその英雄に、エンライトンメントとか、ニルバーナとよばれていた方法で、
神が授ける筈のものだったのです。http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/387.html 
にて「概念」について少し説明したのですが、皇帝とか、ニルバーナとか、神という「概念」とそ
れらの名はその「英雄伝」に起源しているのです。これは何を意味するのかというと、遠い昔に、
あらゆる文化に見合った脚色で書かれた「英雄伝」の著者達はそれらの「概念」を現実に実際の事
として知っていた、という事なのです。それが古代の遺跡を築いた人達である事は、古代の遺跡そ
のものにそれらの「概念」がその英雄のストーリーと共にいたる所に刻み込まれている事実を見れ
ば明らかではないでしょうか。

ロバート_ボーバルとグラハム_ハンコックが気の付いた、BC10,500(12,500年前)については、
グラハム_ハンコックの「Quest-For-The-Lost-Civilization」というビデオを、日本からであれ
ばユーチューブ_で見る事ができるかも知れませんが、長い3部作の英語なので、短い要所だけを
抜粋した .zip ファイルを下記のhttp:住所に一週間程の間上げておきますから、公には絶対に出版
しないという約束で、ダウンロードして見てください。ストップ&スタートで何度か繰り返し注意
して見聞きしていると英語の解説「BC10,500(テン_サウザンド_ファイブ_ハンドレッド_
イヤーズ_ビーシー)」も、何を彼等が気付いたのかという事も理解出来ると思います。

https://sites.google.com/site/godoten/BC10500.zip?attredirects=0&d=1


僕のポストが、あかかぶ様の投稿内容とは余り関係の無いものであるにも関わらず許容して下さっ
て、どうも有難う御座いました。あかかぶ様とあしゅらの御主人とアドミンおよび読者の方々へお
礼を申し上げます。 


18. godo 2013年3月28日 07:39:17 : PZ1PM6flSUc/g : xhpn1asSww
「ロバート_ボーバル、「オライオン_ミステリー」著者、がスフィンクスとオリオン星座の関係
から気付き、グラハム_ハンコックがアンコール_ワットとドラコー星座との関係から気付いた、
BC10,500(12,500年前)という時期は、それらの遺跡を築いた人達が、現在の地球世代の初め
をしるしたものではないでしょうか。 何回かの歳差周期(約25,765年)とその12,500年前である
可能性もあるのですが、これがスフィンクスの謎への答えではないででしょうか」.....の一行目に
間違った事を書いてしまったのでそれを訂正させて頂きます。申し訳ありません。 

スフィンクスとオリオン星座の関係===>(正しくは)スフィンクスとレオ星座の関係、でした。


19. godo 2013年3月28日 19:20:55 : PZ1PM6flSUc/g : xhpn1asSww
「古代の遺跡は現在の地球世代の親の世代である何万年も以前に文明化した不老不死の人々の芸術
技術で私達子供の世代を驚かしパズルする為に造られたものだとは想われませんか」...というと、
それでは、私達の親の世代が何処から来たのかという疑問が先立つと思いますが、地球以外から来
たUFOを事実として考慮に入れなければ説明不可能なので、まずは何故私達の親の世代が彼等の子
供を地球に連れて来たのかを説明する事にします。

私達に伝えられた「英雄伝」を現実として経験し、彼等の誰も死ななく成ったとすると、ある時期
に彼等の最も若い世代の子供達を最後にもうそれ以上子供を持たない時が来るはずです。その彼等
の最後の子供達がこの私達地球世代ではないかという事なのです。彼等はあらゆる古代遺跡となる
物を建築し、子供達が社会生活をするのに必要な全てを用意したうえで、彼等の最後の子供達を地
球に連れて来たものと思われるのです。自分達の子供の世代を驚かせる為にしたのだと考えると、
途方もないスケイルと数の遺跡を建造した彼等の情熱も理解する事が出来るのではないでしょうか。

私達の親の世代が何処から来たのかということも、全く手がかりが無い訳ではないのです。第2世
界戦争が終わりに近い頃に南極海上を飛行していたドイツの小型輸送機(パイロットと助手(?)の
二人の搭乗員)がUFOに誘導されて「他の世界」に着陸しその世界の老人から話しを聞かされ
「貴方達が経験した事を書きとめ、未来に人々が知る事の出来る様内密に閉まって置く様に」とい
われた話が5年前にはインターネットに見られたのですが、現在では信憑性の無い米国のバイアー
ド海軍将官がそれを経験した話にスリ変わっていて、オリジナルはインターネットから消し去られ
ている様です。その出来事が地球内部世界という訳の分からない作り話の元になったのだともおも
われます。

しかしそのオリジナルは不思議な話ではあるのですがそれが本当である事を米国が何をしたかを見
ると看破する事が出来るのです。米国海軍は1946年に「ハイ_ジャンプ」という、表向きは石炭
開発と発表して、秘密の南極侵略を企てたのです。それは、空母、氷解船、12隻の戦艦、潜水艦、
25飛行機とヘリコプターの5千人近くを動員した大規模なものだったのです。その規模を考慮す
ると彼等がオリジナルのドイツのパイロット達の経験を真剣に取っていて、彼等が着陸した他の世
界を侵略しようとしたのが事実の事だと思われるのです。最もそれは多次元の世界を侵略という連
中のは不可能な事なのですが。遠征はひたすら内密にしなくてはならない様な、UFOの攻撃に合っ
て逃げ帰ってくるという醜態な結果になるのですが。この エピソードは、海軍大将バイアーが飛行
中他の世界に入っていったという嘘(海軍大将が遠征中に彼のフリートをほおって小型飛行機を操
縦して飛び回っている訳はない?)も混じっていて、辻褄の合わない混乱した話になっています。
3部作のユーチューブ_ビデオのURLを下に記しておきますからそれが在る内に(ダウンロードし
て?)見て下さい。その筋は、英語ですが画像に文字で書かれているので、辞書を片手に理解する
事が出来ると思います。何処までが本当か嘘かを見抜く必要はあるのですが。

Admiral Richard Byrd: Expedition has military name "High Jump".
1) http://www.youtube.com/watch?v=97YkOWwUE2Y
2) http://www.youtube.com/watch?v=Rn0prGhLCR8
3) http://www.youtube.com/watch?v=LSd0Sm0SA7w


20. godo 2013年3月29日 03:37:06 : PZ1PM6flSUc/g : xhpn1asSww
【 十 頁 】Tenpage を読むと、私達の世界が「今としてだけ」存在している事実を強調している
事に気付かれると思いますが、それには重要な意味があるからなのです。

米国海軍の1946年「ハイ_ジャンプ」について話している時に、「最もそれは多次元の世界を侵
略という連中には不可能な事なのです」...と言った所がありますが、それは「もっともそれは他次
元の世界を侵略という連中には不可能な事なのです」と書いたつもりだったのですが。どちらにし
ても、私達の世界が「今としてだけ」存在している事実が、この「多次元」とか「他次元」という
「概念」を理解する事を可能にするものだと思うのです。私達の世界が存在している「今」と、他
次元の世界が存在している「今」とは、別の「瞬間」なのです。「多次元」の世界は、れぞれ別の
「瞬間」に創造形成されている、という解釈が出来る様になる訳です。

話題は変わるのですが、私達の世界が「今としてだけ」存在している事実は、「鶏がさきか卵がさ
きか」というコナンドラムに答える事を可能にするものでもあります。実はこれがこのコナンドラ
ムに答える唯一の可能性なのです。答えは、「どちらでもない」なのです。私達の世界は「鶏も卵
も」他の全ての物質と「同時」に、私達に見る事の出来るの(育つ、崩壊、動き、等の)遷移を保
ちながら、「今」という「瞬間」に、「今」という「瞬間」としてだけ創造され存在していると、
言えるのです。「鶏も卵も」同時に創造され存在している訳です。どの次元に存在している世界に
してもその「過去」とか「未来」とかは存在しません。UFOは他次元世界の「瞬間」へ行き来する
事のできる、タイム_スペイス_マシーン、という事になります。

「ビッグ_バング」なんてとてつもない馬鹿な事を言っておきながら、自分の事を「サイエンチス
ト」なんて呼んで得意がってる者が本を書いて出版している現象は、知的であるが故に沈黙してい
る大多数の人々にとっては、人間として恥ずかしくて笑う事もできない状態ではないでしょうか。


【 十 頁 】: http://tenpage.pwp.blueyonder.co.uk/e-Book/jp/Tenpage-jp.zip


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