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3/8(金)の衆院予算委員会で質問に立った、みんなの党の江田憲司議員は、TPPについて、通商交渉に参加するかどうかがここまで大問題になったことはない、と述べ、このような不毛な争いに、安倍総理が終止符を打とうとしていることを評価した。一方、90日ルールにより、次回5月の交渉にも、日本が参加できない懸念が伝えられている中、交渉日程そのものについても、関係国と折衝し、日本の要望を十分伝える余裕を確保するよう求めた。
またTPPにおける懸念事項として話題に上っている、ISDS条項について、既に二十数にのぼる国際間の投資協定に含まれているもので、いわば生面保険における標準約款のようなものだ、と述べ、遺伝子組み換え食品の表示の廃止については、豪、ニュージーランドが反対している、健康保険の廃止についても、米にとっても国内的に微妙な問題であるとして、これを否定し、農協が医師会まで巻き込んで脅威を煽っている現状だとして呆れを隠さず、TPPお化け論とも言われたことがある脅威論は、TPPの幻影を造ってシャドウボクシングをしているようなものだと述べ、これを一蹴、冷静な議論を求めた。
また、日本がTPPに参加すべき政治的背景として、WTOのドーハ・ラウンドが2008年に決裂して以来、世界各地で地域プロック的に自由貿易投資クラブが出来ている中、“どの花が咲く”か分からない状況であり、人材と技術で飯を食っていくしかない日本としては、いずれにも顔を出して、保険を掛けておく必要性があり、これらに参加しないこのデメリットは計り知れない、と訴えた。
その他、農業に関しては、コメの生産に関し、減反による需給調整・価格維持政策を廃止し、所得の直接補償に絞る中で、集約化を更に進め、輸出の増大を目指すべきだと述べ、農業を、規制改革会議における重点分野として位置づけるよう、総理に重ねて求めた。
また、医療への株式会社の参入と、病院理事長の医師資格要件の撤廃も求め、自民党として、農協や医師会といった支持基盤に引きずられて改革が後退することのないよう念を押した。
◆2013/03/08 衆議院 予算委員会 みんなの党 海江田憲司君もとい、江田憲司君の質疑
http://www.youtube.com/watch?v=R5l9ZRdXMhg
※TPP関連は〜33分頃
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