03. 2013年3月14日 01:13:06
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このページを印刷する【第2回】 2013年3月14日 坪井賢一 [ダイヤモンド社論説委員] 世界の「限界」をいち早く予測し、 その危機への方策を示した指針の書 『成長の限界――ローマ・クラブ「人類の危機」レポート』 世界の人口は、5億人から10億人に倍加するのに250年かかった。しかし、35億人から70億人になるのにはたった40年しか要さなかった。爆発的な人口に対し、食糧の増産は限度があり、資源はただただ減り続ける――。 その警告的な内容は刊行当初から反響を呼び、後に石油ショックが起こるなど現実味を増すごとにさらなる注目を集めてきた驚異のベストセラー『成長の限界』。刊行から40年の時を経ても色褪せない未来への知見とは? ダイヤモンド社100年の歴史の中から未来へ読み継ぎたい100冊を紹介する連載第2回です。 1972年時点で見通された 世界の成長の限界 今回紹介する『成長の限界』は、原書も邦訳もほぼ同時、1972年5月に出版されました。今から41年も前のことです。世界中で次々に翻訳され、各国で大きな反響が起きました。そして現在まで版を重ね、読み継がれている驚異的なロングセラーとなっています。 『成長の限界――ローマ・クラブ「人類の危機」レポート』 1972年5月発行。シンプルな装丁は古さを感じさせない。地のモチーフは地図、航空写真。 [画像を拡大する] 本書が論証する主題は三つ、第一に世界の人口は幾何級数的に増大すること、第二に食糧の増産は算術級数的な増加にとどまること、第三に地下資源は有限であること。すなわち、世界の成長には限界がある、ということです。
幾何級数は等比数列、算術級数は等差数列のことです。等比数列は金利の複利計算と同じです。100万円を年利5%で回すと1年後に105万円、2年目は105万円の5%が付加されていきます。この数列が等比数列です。資産価格の現在割引価値を求める際にも使いますね。 さて、この主題だけなら英国の経済学者トマス・マルサス(1766−1834)が200年近く前の『人口論』(1798)で書いています。マルサスは「したがって不可避的に貧困が発生する」という結論を導きます。 ローマ・クラブのレポートは、当時の動態的な理論によってシミュレーションを行ない、明確に時期まで予測しました。動態的理論とは、スタンフォード大学で開発されたシステム・ダイナミクスと呼ばれる理論で、ある系(システム)の中の要素はすべて相互依存関係があるとして図示するのです。経済学で言えば一般均衡理論のような考え方です。本書にはこれらの図が多数収録され、幾何学的に理解できるように構成されています。 本文に掲載されている「世界モデル。ありとあらゆる指標の因果関係が示されている。 [画像を拡大する] 資源の有限性についても時間を理論的に割り出しています。人口増加は本書の予測どおりに推移しましたが、資源についてはあまり当たっていません。たとえば、石油の「静態的耐用年数」を31年、金を11年、水銀を13年などと予測し、すぐに枯渇するとしています。世界が驚いた点ですが、いずれも外れました。これは当時の確認埋蔵量が少なかったためです。
戦後初の実質マイナス成長をもたらした 石油ショックの衝撃 ところが、本書出版の翌1973年10月に第4次中東戦争が起き、アラブ産油国が石油戦略を発動してアラブ敵対国への輸出価格を4倍に引き上げました。これによってインフレが発生し、世界は不況とインフレ(スタグフレーション)に苦しむことになります。これが「石油ショック」です。また、産油国に偏在するエネルギーをどう確保するか、各国の重大な政策課題となりました。 日本では結果的に石油価格は4倍には引き上げられなかったのですが、「物価が4倍になってモノ不足になる」と人々が予想した時点で大インフレとなり、トイレットペーパーが店頭から消えるパニックになりました。期待インフレ率の上昇によって「現在の物価」が上がったわけです(73年2月に変動相場制へ移行する直前から過剰流動性が発生しており、インフレに火がつく状況だったことが背景にあります)。 アベノミクス(金融緩和)で期待インフレ率が上がり、まず資産価格のうち株価が上昇していますが、これも同様のメカニズムです。一般的には資産価格の上昇から物価上昇まではかなり長い時間がかかります。80年代後半の日本では資産インフレは一般物価まで波及しませんでした。 1966年から78年までの日本のGDP実質成長率の推移を見てみましょう。なお、名目成長率と実質成長率の差がインフレ率だと考えてください。 1973年に二桁インフレとなり、74年にインフレ率は18%を超え、ついに戦後初の実質マイナス成長となりました。
人々は、地球は有限、資源も有限、人口は増え続け、将来は明るくない、と予測しました。いっきょに本書『成長の限界』は現実性をもったのです。その後も、常に忘れてはいけない本だ、と考えられ、本書は多くの研究・調査の基盤となる文献になったのでした。そして人々の脳裏には、「成長の限界」という言葉が現実の危機とともに深く刻みつけられたのです。 現在でも十分に有効な 「社会のはたらきを高める」7つのポイント 本書の第5章では「均衡状態の世界」を描いています。「成長の限界」にいたり、システムが「負のフィードバック」回路に入ってマイナス成長を続けないように、均衡状態=定常状態の「社会のはたらきを高める」ために7つのポイントをあげています。 ・廃棄物の回収、汚染の防除、不要物を再生利用するための新しい方法 ・資源の枯渇の速度を減らすためのより効率のよい再循環技術 ・資本の減耗率を最小にするため、製品の寿命を増加し、修復を容易にするようなよりすぐれた設計 ・最も汚染の少ない動力源である太陽エネルギーを利用すること ・生態学的相互関係をより完全に理解した上で、害虫を自然的な方法で駆除する方法 ・死亡率を減少させるような医療の進歩 ・減少する死亡率に出生率を等しくすることをたすける避妊法の進歩 (162ページ) この40年前の7つの知見は、イノベーションを期待する将来の分野とも読めます。40年後の現在でも有効です。本書の寿命はまだまだ伸びるでしょう。 (次回は3月22日更新予定です。) ◇今回の書籍 2/100冊目 『成長の限界――ローマ・クラブ「人類の危機」レポート』 人口増加や経済成長を抑制しなければ、地球と人類は、環境汚染、食糧不足など100年以内に破滅――その衝撃の警告。
D.H.メドウズ、D.L.メドウズ、J.ラーンダズ、W.W.ベアランズ三世 著 大来佐武郎 監訳 定価(本体1600円+税)
【第4回】 2013年3月14日 山口揚平 [ブルーマーリンパートナーズ 代表取締役] 信用がお金に換わる世界で、僕たちは 「上場」し「株価」を付けられて生きている 信用のありかは国家だけでなく、企業や個人に多極化している。よりよく生きていくコツは、今、流通しているハードマネーを1億円持つ、といったことではなくなった。誰とつきあうか、どう信用を創造するか、信用とは何か、などを丁寧に考え、咀嚼し、日頃から信用を貯めていく生活習慣こそ大切だ。 これまで、国家の信用を基に発行されている「お金」だけを人は見ていた。だが最近では、企業や個人が国家に勝る信用を持ち、独自の通貨を発行し始めている。貨幣の発行に関する覇権が、国家から企業、そして個人に移りつつある。 拡大画像表示 すると人びとは、各々の信用を母体として、価値の交換を直接行ったり、有形・無形の独自の通貨を発行していく。 やがて、あなたもお金を創りだす 僕たち個人も、その信用を基にお金を発行するようになるだろう。そんなことが本当に起こっている。 マネックスグループのCEOである松本大氏は、起業前に投資銀行のゴールドマン・サックスで共同経営者(パートナー)になっており、膨大なストックオプションを持っていた。あと数カ月でゴールドマンが上場し、そのストックオプションを売却すると、一説によると10億円のお金が入ってくるという状態にあった。しかし、そのオプションを投げ打って(ストックオプションは会社を辞めると価値がなくなる可能性がある)、起業した。大金をふいにしてまでやるのですか、もうちょっと待てばいいじゃないですか、と周囲は口々に言ったそうだ。 しかし、彼は「大事なことは、やりたい仕事と信用だ」と言って飛び出した。手を伸ばせば届く10億円よりも、自分に内在する数千億円分の信用を選ぶ選択だった。結果、今の松本さんの資産はマネックスの持ち株を中心として、当時の数十〜数百倍に増えているはずだ。氏は、自分が発するひと言ひと言が信用の創造であって、それが客観化され、外部化され、数値化されたものにお金はすぎない、とその本質を知っている。 これは決して、松本さんならではの再現不能な話ではない。一般の人にとっても信用の土台があり、それを外部化-----つまり客観的に示して、他者に認めてもらえれば「個人がお金を発行する」ことが可能であることを意味している。可能というよりも、すでにお金という形で、各人の信用が評価される時代に入っているのだ。 また松本さんは、毎営業日、欠かさずブログを書き連ね、すでに10年近くになろうとしている。ソフトマネーを促進するのは、情報通信の発展である。有形・無形の信用が、情報通信の発展で計測でき、インターネットを通じて流通できるようになることで客観化され「お金」や「信用」として流通する動きが加速されるだろう。 資本ではない。信用(クレジット)が主体の社会、それが新しい社会システム、信用主義社会である。 僕たちはみな「上場」している 実際に、個人の信用を計量化する指標はどんどん出てくる。たとえば、以下のようなものは立派な信用(またはお金)の源泉である。 ・書いているブログの読者の量と質 ・本を出していることと、そのアマゾンのレビュー ・グーグルのページランク ・ヤフーオークションなどの他者からの評価の蓄積 ・ツイッターのフォロワー数やフェイスブックの「いいね!」数 ・ツイッター・フォロワー数の多い人からのフォロー ・レーティングの高い人との関係の濃さ ・フェイスブック共通の友人数 ・学歴、職歴 ・年収、税金 ・容姿、外見 ・ブログのページランク ・使用可能な言語数 ・言葉づかい ・家族と出自 ・クレジットカードの履歴 ・住所 ・IQの高さ ・賞歴 ・ウィキペディア ・年齢 これらの信用変数は、ますます重要に、そして進化していくだろう。 個人の信用が可視化され、お金に換えることが可能な社会では、僕たちはみな、みずからが「上場」しており、「株価」がついていることに気づかなければならない。それを好むと好まざるとに関わらず、世界は人びとの信用(クレジット)を評価し続ける。 その現実を受け入れ、そのことがもたらすマイナス面に対応していくことは必要だが、信用の電子化が持つ個人の信用創造の可能性についても、僕たちは高く評価し活用していかねばならない。 信用のありかが多極化する分散型“信用主義経済”において、よりよく生きていくコツは、今、流通しているハードマネーを1億円持つ、といったことではなくなる。誰とつきあうか、どう信用を創造するか、信用とは何か、といったことを丁寧に考え、咀嚼し、行動に結びつけていくことこそが重要である。 “貨幣化”していない部分を含めた、総信用量こそ僕たちが意識すべきものであって、単純にお金さえあればハッピー!とはいかなくなる。もしかしたら、今、手に入れたそのお金は、信用の負債という形で調達したものかもしれない。 僕たちにとって大切なことは、日頃から信用を貯めて、その“信用のATM”から生活や事業に必要な量を適宜引き出すという生活習慣である。 (次回は3月15日更新予定です。) 出版記念トークライブ&パーティーを開催! 3月28日(木曜日)19時30分〜 @南青山シェアオフィス NAGAYA AOYAMA 著者・山口揚平氏が、旧知の仲である『もしドラ』仕掛け人・加藤貞顕氏と、 今後の「信用力」を中心とした社会やそこでの生き方について独自の視点で語り合います。 ☆席に限りがございます。お申し込みはこちらから! <新刊書籍のご案内> なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか? これからを幸せに生き抜くための新・資本論 人は、経験を通して世界を創造する。 お金は、その創造の一要素でしかない。
将来の“正解”が見通せない今、誰もが、ぼんやりとした不安を抱えて生きています。その大きな原因は「変化が重なり、先がよめないこと」。なかでも、グローバル化やIT化によって最も大きく変化したもののひとつが、金融、「お金」のあり方でしょう。「お金」の変化を整理し、どうすれば幸せをつかめるのか、経済的に生き抜いていけるのか、考え方や行動様式をまとめた、未来を考えるための土台を固めてくれる新「資本論」です。 ご購入はこちらから!【Amazon】【紀伊国屋書店】【楽天Books】 電子版もあります 【Kindle】 『そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか』(アスキー・メディアワークス刊)も好評発売中!
【第8回】 2013年3月14日 原尻淳一 [マーケティング・コンサルタント],千葉智之 [出逢いの大学学長] 何でも「100」やれば世界が変わる! キャリアが突然つき抜ける、小さな習慣 ライスワーク(食べるための仕事)とライフワーク(やりたいこと、生きがい)の2軸で考える「キャリア未来地図」。それぞれの軸を高めることイコール、キャリアを高めることです。キャリアを高めていくと言うのは簡単ですが、実際には難しそう。そう感じる人も多いと思います。でも必要なのは、小さなことを積み重ねるだけなのです。 コップに水を貯めることをイメージしてください。この水がキャリアに必要なノウハウやスキルです。一滴ずつ一滴ずつ貯めていくと、ある日コップから水があふれ出します。あふれ出した水は周りをうるおし、助けてくれるのです。 小さくてもいいので極める、そのために必要なことはそんなに大変ではありません。極める人が行っているほんの少しの習慣を、取り入れてみてください。
投資額100万円 極める上でのキーワードは100万円。「これだ!」と極めたいものが見つかったら、投資額は100万円としてみてください。 100万円というとたしかに大きい金額ですが、大学に支払う学費を考えると納得がいきます。学士の資格を得るためには、100万円では追いつきません。プロになるにはやはりそれなりの金額や時間を投資することが必要。「必数100」を目安に、消費から創造活動へ、自分のスキルを増やしてみてください。 100人のプロに聞いて、実験 その道の実践者(できればプロフェッショナル)に100人会って話を聞く。そして自分で100回実験してみる。週1回のランチタイムを利用したとして、2年間ぐらいでしょうか。 ここまでやれば、その道のプチ専門家になれること間違いなしです。 「一つ上目線」の本を読む 東レ経営研究所で顧問をなさっている佐々木常夫さんは、『そうか、君は課長になったのか』で、一つ上の役職の視点で物事を考えることを説かれています。 主任であれば課長の視点、課長であれば部長の視点、部長であれば局長・本部長、取締役の視点で考える。そうすると上司がなぜこういう指示を出したのか、自分のやるべきことは何か、その意図が分かってきます。この視点で作業をしていれば、昇進した後も慌てることはありません。 一つ上の視点を獲得するのに一番効果的なのは本を読むことなのですが、重要なのは「一つ上の目線の本」を選ぶことです。 主任であれば中間管理職の、中間管理職であれば経営者向けの本を選ぶのがいいと思います。 テーマに関する本を10冊読む 専門家になろうとして本を読む場合は、一人の視点ではなく、複数の視点から対象に迫っていくことが必須です。できれば一つのテーマについて10冊くらいは読んでおきたい。そのくらい読むと、該当分野で本当に大事な部分が分かってきます。 10冊の選び方は迷いますが、まず試したいのは、先輩たちが読んでいる本を片っ端から読んでみる方法。先輩たちと話すネタも増えるという意味では一石二鳥の方法です。 もう一つは、今読んでいる本の著者が引用していたり、参考文献でタイトルを挙げている本を購入する方法です。引用・参考文献とは著者がインスパイアされた本のリストですから、つなげて読むにもってこい。 またはすでに読んだ1冊と正反対の主張、内容の本を読むことも大事です。世の中には、さまざまな意見があって当たり前。各種の主張をまずは知り、自分の頭で何がベストなのかを考えることが大事です。 社内モノマネをする 社内にいる「デキル人」のモノマネをやってみてください。特にやって欲しいモノマネはプレゼンテーション。場数を踏むまで、プレゼンは緊張するものですが、誰かになりきってやってみるとちょっと楽にできます。その人になりきって、しゃべり方だけでなく、話す内容も似せてみる。当然プレゼンテーションの資料や配布物もモノマネです。プレゼンテーションをマネすると、その人の思考回路を体得できますからおすすめです。 よくよく考えてみると、モノマネ上手は観察上手。やってみると分かりますが、相手の特徴をつかむのは難しいもの。観察力もおのずと磨かれていきます。 ついでながら、モノマネ上手になるとウケも取れますし、笑いが取れれば社内が明るくなります。社内コミュニケーションが活発なバロメーターにもなる? コンプリート癖をつける 「これは!」と感じたものはすべて味わってみて、コンプリートしてみましょう。映画、本、アート、ジャンルはなんでもよいです。 浦沢直樹さんの作品が気に入ったら、彼の漫画を全部読む。『パイナップルARMY』から名作『MASTERキートン』、『MONSTER』へ初期から流れを追うもよし、逆に遡って行くもよし。必ずしも買いそろえる必要はありません。漫画喫茶もあれば、コミックのレンタルもあります。 クラシック音楽の「同じ曲の演奏者違い」をコンプリートするのもなかなか。バッハ「マタイ受難曲」などは比べてみると本当にビックリ。これが同じ曲なの?と文字通り耳を疑うほどの違いがあります。指揮者やオーケストラが違えば解釈も変わることが身をもって体験できます。 一つのテーマ、一人の作者をコンプリートするだけで、すでにプチ専門家。ライフワークに限りません。ライスワークでもコンプリートできるけど触れていない事例がたくさん残っているはずです。知識はチカラ。知を極めることでアウトプットは豊かになります。 いい道具を使う、道具に投資してみる 予算の許す限り、道具はよいものを使いましょう。高い道具を持った方が大切に扱うようになりますし、手入れもします。よい道具が自分を引き上げてくれることもあります。 原尻は中学生のとき、卓球をやっていました。いいラケットでプレイするとボールコントロールも打ち込むスピードもまるで変わったことは今でも覚えています。最高のパフォーマンスを引き出すには、いい道具を購入すべきです。ライフワークでもライスワークでも。 初心者は初心者用を使うところから始めるのもコツです。粋がって上級者用を持ってしまうと手に負えなくなります。いい道具、と上級者用は別。今の自分にあったレベルでよい道具を探すといいでしょう。 メンター(師匠)を見つける よいメンターとの出逢いで人生は大きく変わります。プロスポーツでも監督が変わるとチームがまるで変わってしまうように、師匠の善し悪しで成長する度合いはまったく変わります。企業によっては「メンター制度」を採用し、直属の先輩ではないナナメの上下関係でペアを作り、若手社員の成長を支援しているところもあります。しかし本来、師匠とは与えられるものではなく自分で探すものです。 理想のメンターはどこにいるのか。できれば実際お会いできる方が一番ですが、著書を読んだり、テレビや雑誌の記事に共感した作家や学者でも構わないと思います。外国企業の著名な経営者でもいい。要は生涯をかけて目標とできるような先達であり、自分の成長における精神的支柱であるべきです。 こうした至高のメンターに加えてさらにもう一人、身近な相談相手となる社内メンターを持てるとベストです。二人のメンターを持つことができれば、モチベーションを維持しながらライスワークとライフワークを追いかけていくことができます。 (次回は3月15日公開予定です。) 『「キャリア未来地図」の描き方』著者 ・ 原尻淳一氏・千葉智之氏 刊行記念セミナーのご案内 日 時 : 2013年3月19日(火) 時 刻 : 19時開演(18時30分開場) 20時終了予定 会 場 : 東京・原宿 ダイヤモンド社9階セミナールーム 住 所 : 東京都渋谷区神宮前6−12−17 料 金 : 無料(事前登録制) 定 員 : 60名(先着順) お問い合わせ先:ダイヤモンド社書籍編集局 T E L : 03-5778-7294(担当:中島) E-mail:pbseminar@diamond.co.jp セミナーお申込みはこちらから <書籍のご案内> 『「キャリア未来地図」の描き方』 自分のキャリアをライスワーク(食べるための仕事)とライフワーク(生きがいややりたいこと)の2本軸で考え、地図を描くことで、自らのキャリアの現在地と向かう先がわかる。それが「キャリア未来地図」です。今いる場所から自分のライスワークとライフワークを高めていく「道すじ」を描くことで、仕事と生きがいを両立する、新しい働き方を提唱します。
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