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ユーロ圏が再び世界経済を激震させる危機的状況になっている ・・アベノミクスは頓挫?
http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/325.html
投稿者 墨染 日時 2013 年 2 月 26 日 09:45:11: EVQc6rJP..8E.
 

http://www.bllackz.com/2013/02/blog-post_25.html?utm_source=BP_recent

イギリス国債が35年振りに格下げになって、最上位のトリプルAを失っている。

これは、経済成長がきわめて鈍いこと、債務負担が増加していること、緊縮財政が続いて回復が難しいこと等が理由になっている。これは水面下でずっと続いていたことだ。

本当のことを言うと、この格下げは遅すぎた。

すでにアメリカもフランスも格下げになって最上級を失っている。本来であれば、イギリスも2011年に格下げがあってもおかしくなかったのだが、ギリギリまで格下げが延ばされていたように見える。

イギリスは2011年8月の激しい暴動で死者も出しているが、これは底辺層の人々が格差や差別問題に怒りを爆発させて大暴動になったものだ。

あれから1年半近く経っているが、イギリスの苦境は改善されたわけではない。むしろ、今回の格下げを見ても分かる通り、さらに深化してしまっている。
イギリスは袋小路に追い詰められた。

■貧困層は追い詰められ、一触即発の状態
イギリスの苦境には、人種問題・移民問題・格差問題・差別問題・宗教問題・貧困問題がすべて詰め込まれている。

それが暴力となって噴出したのが2011年の暴動で、これによって全世界の人がイギリスの底辺が危機的状況になっていることに気がついたのだった。

イギリスでは今後も、暴動やデモは何度でも起きる可能性がある。そして、そのたびにイギリスの地盤沈下は世界に認識されることになるだろう。

2011年の大暴動の主となっていたのは、アフリカ系の黒人たちである。それに底辺の白人も混じっていた。

こんな事態になってしまったのは、もちろん2008年9月15日のリーマン・ショックが原因だ。このとき、金融立国を目指していたイギリスは激震に見舞われ、アメリカと一緒に国ごと崩壊する寸前になった。

米英の金融機関が扱っていたサブプライムローンの証券は、莫大な損失を計上した。

これによってイギリスの不動産バブルも一緒に崩壊、対外投資をしていたドバイもまた同時期にバブル崩壊して、イギリスは一気に不況に突入した。

不況になれば、当然失業率も増える。

2011年の暴動が起きた地区に限って言えば、失業率は20%近くもあったと言われている。貧困層は追い詰められ、一触即発の状態にあった。

■2000人近くが逮捕され、250億円もの損失計上
そこに2011年8月6日、ロンドン北部のトッテナムで29歳の黒人男性が警察に射殺された事件が起きて、これによって一気にトッテナムが暴動になった。

そして、いったん暴動に火が付くと、これが燎原の火のように拡大して行き、バーミンガムからリバプールまで、次々と焼き討ちされていった。

これによって最終的には2000人近くが逮捕され、250億円もの損失を出すに至った。

2011年にはこのような事件が起きていて、イギリスはすでに国家として危険な状態にあることを全世界が認識した。だから、イギリス国債の引き下げは、この時点であってもおかしくなかったのだ。

現在、EU諸国やイギリスに襲いかかっている不穏な空気は、実を言えば先進国すべての問題になっている。

リーマン・ショックから経済が好転しないばかりか、むしろどんどん悪くなっているからである。ヨーロッパではギリシャ・イタリア・スペインと、あたかも持ち回りのように破壊的デモや暴動が起きている。

失業率は改善せず、経済は成長せず、国民の不満は極限にまで高まっている。グローバル経済がうまく機能していない。

2011年のイギリスの暴動は、「貧困の増大と社会システムの行き詰まりが必ず暴力を産み出す」というひとつの例になったのだ。

2011年は暴動の年だった。

チュニジア、エジプトの民主化運動、そしてイスラエルの物価高抗議、そしてイギリスの略奪暴動……。

まさに「貧困の増大と社会システムの行き詰まり」が全世界を覆った。そして、それが否が応にも集団的な暴力を産み出してしまう。


■ユーロに残るかどうか、国民投票で決める
同じ病理を抱えている先進国であれば、どこでも暴動が起こりうる。そして、暴動が起きたときに、全世界は問題を認識して、その国に何が起きているのかを鮮烈に知る。

アンネシュ・ブレイビクが2011年に起こしたノルウェー・テロ事件も、あの衝撃的な暴力が全世界にノルウェーの問題を知らしめた。

あの暴力がなければ、誰もノルウェーの問題に注視しなかっただろう。暴力は問題認識のひとつの契機になっていく。

今、ヨーロッパは緊縮財政を取る政府に対して、国民が一斉に反旗を翻しているところであり、イギリスを含め、スペインもイタリアも反緊縮・反政府の勢力が拡大しつつある。

それでも政府が緊縮財政を進めるのであれば、恐らく今後はまた巨大な暴動が連鎖していくことになるだろう。

現在、台風の目になっているのはイタリアである。

イタリアではちょうど総選挙のまっただ中で、あと数時間のうちに選挙の結果が出るが、現在のマリオ・モンティ首相は恐らく当選できないと言われている。

本命は民主党のベルサニ氏だが、ベルサニ氏はモンティ政権の緊縮財政を継承する可能性が高く、ユーロ圏はこの方向を見ている。

しかし、前ベルルスコーニ首相とポピュリスト五つ星運動のグリッロ氏が猛烈に追い上げている。

今晩の選挙で番狂わせが起きると、イタリアのみならず、ユーロ圏そのものが大激震に見舞われることになる。なぜなら、この両氏はこのように言っているからだ。

「もし当選したら、イタリアがユーロに残るかどうか、国民投票で決める」

■ユーロ危機が再燃したら
★アベノミクスは頓挫
国民はそれを支持しているので、もし仮に緊縮財政の継続ということになると、国民は激しい不満を表明して、イタリア国内は一気に荒れることが予測される。

何が起きるのか火を見るよりも明らかだ。巨大な暴動が起きてユーロ圏そのものが一気に危機に陥るのだ。

イタリアの総選挙の行方がどのようになるのかは今のところ誰にも分からない。

しかし、いずれにせよイタリアはすでに政府と国民の方向性が乖離してしまっているので、破滅的な事態は遅かれ早かれ起きるのは間違いない。

イギリスも追い詰められ、イタリアも混乱に入り、フランスもアフリカのテロ戦争で足を取られ、ドイツまでもが経済失速しているのが2013年2月の姿だ。

ユーロ危機は再燃するのか。

何が起きるのかは誰にも何も言えないが、危機が再燃してもおかしくない状況になっているのは間違いない。

これは日本にとっても他人事ではない。ユーロ危機が再燃するということは、すなわち日本の円安の流れがいったん断ち切られる可能性があるということだ。

そうなると円安と連動した株高もまた調整局面に入っていくかもしれない。つまり、ユーロ危機が再燃したら、アベノミクスが早々に頓挫するということになる。

そして、ユーロ圏の激震は、再びグローバル経済の激震につながっていく。ユーロ圏で破滅的な暴動や暴力デモが起きたら、よくよく注視したほうがいい。
事態は一気に流動化して現在の小康状態は吹き飛ぶ。

 

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コメント
 
01. 2013年2月26日 13:39:14 : 84riVTR3Ac
 3党互角の僅差 という選挙結果。まったくヤラセの匂いプンプンだね。再選挙でベルルスコーニ再登板なんてことも十分にあり得るだろ。シンゾーみたいにね。
 緊縮かバラマキか なんて、どっちに転んでも地獄だよ。陽気なラテン系は緊縮なんか絶対耐えられないだろ。そんなこと初めからミエミエだ。ではバラマキはどうか・・ そんなことをしたら財政規律なんぞ木端微塵だよ。

 ようするにイタリアが回復する見込みは100%ゼロ ってことだ。金貸しは本気でユーロを崩壊させる気なんだね。グローバリスト側の刺客としてべルルは、どっこい死んじゃいなかった・・・ いやはや シブトイねぇ。


02. 2013年2月26日 14:21:22 : IOzibbQO0w

明らかにユーロは高すぎたから丁度好いタイミングだろうな

03. taked4700 2013年2月26日 14:58:46 : 9XFNe/BiX575U : zEOz0rx3zE
イタリアの選挙で台風の目になっているのはお笑い芸人だった人が党首を務めている政党。彼の政策は庶民の怒りを代弁しているとして支持を得ているが、解決策は一切示していないという。

どこの国もこういうように目の前のことしか関心がいかないようにして世論操作がされるようになってきている。

ユーロ危機は二つの意味があって、一つはEU共同体はアメリカにとって邪魔だから分解させたいということ。もう一つは、ユーロ危機をあおって、為替レートをいじくりたいということ。その対象であるが日本円。ユーロ危機ならまずはドル買いが起こるのが一昔前の世間の常識だったが、今ではその常識が通じない。それほどまでに、世界は情報操作が可能になってしまっている。

このことは、反面、ほとんど理解をしないまま動いている人たちが情報発信側にも多く出てきているということだ。
為替ディーラーに金融専門家ではなくて、全く関係ない経歴の人たちが多くついていることと似ている。世界を隠れて動かしている連中がいて、その手足となって使われている人たちが実業界の中核を占めるようになってしまったと言っていい。


04. 2013年2月26日 21:16:46 : IOzibbQO0w

>>03 ユーロ危機ならまずはドル買いが起こるのが一昔前の世間の常識だったが、今ではその常識が通じない

そんなことはない

リスク回避で、やはりドルだ

しかし円は、さらに目先の巻き戻しで買われているということ


05. 2013年2月27日 00:29:51 : FfzzRIbxkp
とんでもないニュースが出てきましたよ。

★子供5万人大虐殺の罪でローマ法王とエリザベス女王に対し懲役25年の有罪判決

ローマ法王とエリザベス女王を含む、被告30人が自首する期限は、来る3月4日(月)までで、それを過ぎると逮捕状が出されると。


06. 2013年2月27日 12:46:50 : hOlEebSCRA
05さん!
情報もとは?

07. 2013年2月27日 14:05:24 : LYNtuYhbFk
情報元は News US じゃあないでしょうか・・

08. 2013年2月27日 14:25:42 : 3fASHIHvtc
ユーロは金融が一緒で財政が別々という根本的な問題を抱えており、財政を統合させない限り永遠に解決できないですね。
先頃EUレディング副委員長が欧州合衆国構想に言及しましたね。
14年の欧州議会で是非を問う。
その上で15年に各国政府、議会、欧州議会、欧州委が参加する「制憲会議」を発足させ、18年までに憲法にあたる新たな基本条約案を策定。
各国の国民投票を経た後20年までに施行する。
実現までは度々問題が噴出し、相場が乱高下する事になるでしょう。

09. 2013年2月27日 15:53:22 : yj5FnYZ31o
ポスト英米さんの最近の話は事実のようです。

オウム真理教がもしも日本の政治家になったり、日本の官僚になっていたらと想像してみる。 官僚の皆さんは想像つくのだろうか?

ここ数十年ほどの今までのアメリカそしてイギリス、イスラエルといった西欧の先進国とはじつはそんな国だったようです。タルムードを信奉しているっていう彼らはユダヤの名を借りて旧約聖書こそ自分たちの教えなのであり国なので復興したいといってきた嘘つき集団。彼らに戦後イスラエルをつくってやる必要なんてなかった。そもそもイスラエルは歴史上2000年前に消失しており、紀元節に彼らは日本にきているし、天皇が部族長としてやってきた日本(元イスラエル)ですから。

でも今は彼ら=西欧人=白色アングロサクソン族の上層ではいわば悪魔教が支配してしまっているようですので日本は彼らの支配から脱し、日本への影響をなくすようにすべきではないでしょうか。これを書いている自分も信じられない気持ちですが一度日本政府としても西欧や欧米の国内における政府内と宗教のつながりを詳しく事実調査するべきではないでしょうか。


(ニュース)オランダのブリュッセルにおいてThe International Common Law Court of Justice(国際慣習法裁判所)法廷で、2月25日、ローマ法王ベネディクト16世(本名:ヨーゼフ・アロイス・ラッツィンガー)と、英国王室エリザベス女王、そしてカナダのカナダのスティーブン・ハーパー首相らに対して判決を下しました。懲役25年(仮釈放無し)の有罪判決だそうです。

その罪状はカナダ国内における5万人以上の子どもの大虐殺〜彼らが信じる密教=表向きはカトリックでの祭事目的での生贄としてカナダに住む黄色人種のインデアン末裔の子供をたちを最近まで殺してきた歴史がみつかったというあまりにもおぞましい内容です。先日やめることになったローマ法王の件はこれが原因のようです。エリザベス女王の一家にも財産没収手続きになると伝えられていますし、アメリカでもマスコミ規制をおして事実を追求しようという動きになっているようです。世界は大混乱するかもしれません。TPPをしばらくおいておくべきような事件になりそうです。


カナダにてアボリジニの子供達の大虐殺
http://www.youtube.com/watch?v=kY3PeSch9xI

Genocide in Canada, The Vatican
http://itccs.org/

子供5万人大虐殺の罪でローマ法王とエリザベス女王に対し懲役25年の有罪判決 .
http://blogs.yahoo.co.jp/rocket_bus_company/66217145.html


10. 2013年2月27日 16:26:29 : UUBF5DhBe6
 これから新生日銀が狂ったような量的緩和を実行したとしても、円高に戻っちゃうんでしょうか・・・
 1000兆円の国家債務だって消えるわけではない のに。困るなぁ〜、ドル100円で停止してくれないかな・・

11. 2013年2月27日 16:39:30 : 3fASHIHvtc
>>10
長期の円安トレンドに入ったと思われます。
むしろ円安が行き過ぎる事を心配した方がいいと思いますね。

12. 2013年2月27日 19:03:14 : RQpv2rjbfs
近い将来、米国債、日本国債、一部ユーロ債は必ずデホルトする。諸君対衝撃姿勢をとれ。銀行株には棒の先でも触るな。

結局、税収以上にお金を使ってしまうのは各国政府の業病のようなもので、特効薬は債務免除以外にはないのだ。


13. 2013年2月27日 20:04:30 : cFmgQlIP7o
債務の免除とは資産の処分権の移行ということ

混乱はするだろうけど世界政府の樹立という視点から
止むを得ない通過点であることも確かだ

各国の既得権者どもは国民の生活を最優先に考え
所有権の開放が望まれるが日本といいユーロ圏といい
不労所得享受組は抵抗しまくりだな


14. 2013年2月27日 20:28:44 : BBEIWDDzJk
日本の
カトリック教徒のゆくえはどうなりますの?
それに影響受けてる宗派の声明はまだ?
B.Fulford氏の秋のビデオでは
米国の統一教会のトップさんが行方不明とやら
おっしゃってますが?
自分では真相は確かめていませんが
暗殺されたのかしら?
真相ご存知の方、教えてください。

15. 2013年2月28日 09:54:31 : yj5FnYZ31o
西欧人の皆さんたちが後生大事に拝んできたキリストさまだったが、その法王さんやエリザベス女王さんたちはじつは密教を信仰していたことがわかった上に、祭祀でもって黄色人種の子供をずーっと殺し続けてきてましたなんていうと。。。。

これはイギリスやイタリアやアメリカの信者さんたちも大混乱するでしょうね。

噂話タブーカルトだったものが白日のもとに事実として照らし出される日がきたということです。驚くべきできごとだ。


16. 2013年3月01日 18:28:20 : p9B89YgNYw
ユーロと言うよりドイツ
また世界を取りに来ている
中国と組んで東南アジア支配を狙っている
TPPはそのための道具じゃないのかな?

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