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『雑感』 〜その1 「アベノミクスの正体」〜
2013年02月16日
昨年12月のブログ更新停止から早2ヶ月が経過したが、今感じている雑感を書き連ねてみたいと思う。
新聞記事等の引用なしに全文書き下ろし形式とさせていただいたが、随分と長文になったため、テーマ毎に3部構成とさせていただいた次第である。
まず総論として、世の中は“相変わらず”というか“オメデタイ”状態というのが率直な感想である。
政権交代後、アベノミクスなるインチキ景気浮揚政策によって、マーケットでは一気に円安が進み、日経平均株価も1万1000円台を回復したことで、これまで含み損を抱えてこれらを“塩漬け”にしていた個人投資家も気分的に楽になったのか、国民の間では総じて安倍政権歓迎ムードが漂っているようであるが、日本丸は果たして大丈夫なのであろうか?
結論から言えば、勿論、個人的見解としては「否」である。
安倍政権による日本の再生などまったくの夢物語であり、残念ながら我々国民に待ち受けているのは更なる「苦悶の日々」であろう。
○アベノミクスの正体
アベノミクスの正体(中身)を理解する際、目に見える経済的な事象以前に、安倍政権そのものの正体を見抜くことが肝要であろう。
即ち、安倍内閣の閣僚や、その裏側で蠢いている連中どもの顔ぶれに着目すれば、その真相が如実に表れていると言ってよいということである。
それは閣僚名簿にズラリと名を連ねる“極右集団”たる「創生日本」の面々(麻生太郎、小野寺五典防衛相他多数)であり、“A級売国奴”竹中平蔵、“ゴロツキ”飯島勲といった小泉“売国奴”政権を支えた中心人物らである。
閣僚だけみても「創生日本」色の強い人選であるが、それをサポートする裏方の面々が悉くこの“極右”で固められており、その実態は「自民党政権」というよりも「創生日本政権」そのものである。
“極右”“右寄り“という言葉からは、軍事・防衛面がどうしても連想されがちであろうが、「集団的自衛権」に代表される政策もさることながら、民主党への政権交代劇にて失われた様々な「既得権益」(利権)を元通りに取り戻すことを中心軸として運営されているのが、現政権の真の姿である。
「既得権益」(利権)が何かと言えば、「官僚統治」であり、「原子力政策」である。
「野田民主党政権も官僚の言いなりであったではないか」との指摘があるであろうが、同政権が財務官僚に大きく偏っていたのに対し、安倍政権がおこなっているのは、民主党への政権交代時に一旦リセットされた旧態依然の官僚統治体制(旧体制)の復権である。
実際、アベノミクスにより、今回、過去最大規模となる90兆円を超える予算編成がなされ、日本国債が大増刷される訳であり、大手マスゴミ報道ではこれがあたかも市中・国民にばら撒かれるかのように報じられているが、そんなものはまったくのデタラメである。
我々国民がまず第一に理解しなければならないことは、この90兆円規模の予算というのが、いわゆる「一般会計」に限った話であり、これ以外に300兆円近い「特別会計」が存在し、この「特別会計」の使途がまったくのブラックボックスとされている点である。
これまで本ブログにて何度もコメントしてきたとおり、この「特別会計」こそが霞ヶ関官僚が国民の目に触れないことをよいことに、己自身の収入・福利厚生や天下り機関への配布といった使途に供され、官僚の利権・自己権益と化し、日本経済を貶めている諸悪の元凶である。
端的に言えば、今回、アベノミクスによってばら撒かれるカネは、これら悪徳官僚のポケットに入ることとなり、それ以外の部分も実質的に国際金融資本(ユダ金)傘下にある経団連企業に配分される訳であり、我々国民への分け前などないに等しいということである。
即ち、野田民主政権下同様、「政府・官僚・経団連・マスゴミと米国」という悪徳な“談合組織”、即ち、アメリカとこれに隷属する政府・官僚・経団連・マスコミ(悪徳ペンタゴン)による旧態依然とした“癒着の構図”は健在だということである。
否、健在どころか、こやつらは益々その横暴さを度合いを強めていると言ってよいであろう。
森ゆうこ議員の発した「シロアリ(官僚)とハゲタカ(国際金融資本)に餌を与えているだけ」なる言葉こそがその本質を的確に指摘していると言ってよいであろう。
また、話が長くなるため、ここではあまり深堀りはしないが、この安倍政権に纏わる「創生日本」や竹中平蔵・飯島勲といった面々が、橋下徹維新の会の裏側でも蠢いているという事実を認識しなければ、今の日本を取り巻く情勢の“大局”はみえてこないことであろう。
早い話、安倍であれ、橋下徹であれ、その源泉を辿っていけば、行き着く先は同じだということである。
その観点で日ごろ起きている様々な事象を俯瞰すれば、自ずとその真意が見えてこよう。
話がすっかり脱線してしまったので本題に戻すと、以上に述べてきたように、アベノミクスとは、端的に言えば、官僚と宗主国アメリカ様にカネを貢ぐべく、我々国民から搾取をするための、国民の富の収奪装置だということである。
余計なお世話やも知れないが、為替および株式市場の活況を受けて、これから投資を始めようとしている個人投資家の皆さんには、「悪いことは言わないから、こんな“インチキ賭場”にて投資運用するのはギャンブル同然であり、厳に慎むべき」と言わせて頂きたい。
市場原理から考えて、これだけ短期間の間に大きく振れた相場は、近い将来、必ず“ブーメラン現象”よろしく、大きな反動となって揺り戻され、弱小個人投資家など一瞬のうちに吹き飛ばしてしまう程の衝撃波に見舞われるであろう。
(小生が何を言わんとしているかは、「今日の売り手は明日の買い手」という先物相場の本質を理解されている方ならお分かりであろう)
そんなデタラメの景気浮揚ムードの中、一部の悪徳な輩どもの存在を理由に生活保護費がまんまと引き下げられ、労働者の給与も据え置かれたままで、物価だけが上昇するという最悪の展開が待ち受けているのである。
そして今後、「消費増税」「TPP参加」といった売国政策が発動されれば、我々国民に待ち受けているのは更なる地獄である。
株高、円安にて何となく漂う楽観的空気は単なる”嵐の前の静けさ”であることをよくよく理解することが肝要であろう。
〜続く〜
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