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http://www.gci-klug.jp/ogasawara/2013/02/18/018344.php
G20が終了しました。
結果は、思っていたとおり。では、私は、満足しているのか?
Not at all.
一体この会議は何なのか? そんな疑問が湧いてくるのです。世界の主な国の財務大臣と中央銀行総裁が一堂に会して話合った結果が、これだけなのでしょうか?
或いは、そのような国際会議でも開催しないと、彼らの暇つぶしができないということなのでしょうか?
本日は、先ず突拍子もない質問を貴方にしたいと思います。貴方は、日銀総裁のポストが空席のままだったら、どのように思いますか?或いは、日銀総裁ではなく財務大臣のポストが空席のままであったら、どうなるでしょう?
恐らく、圧倒的多数の方が、そのようなことになれば経済に悪影響を及ぼすから、そのようなことが起きないようにすべきだとお考えになるでしょう。ということで、次の日銀総裁も速やかに選出すべきだ、と。
まあ、それが常識というものでしょう。
では、もし、アメリカで財務長官のポストが空席のままであったら、どうでしょうか?というか、今、アメリカの財務長官を務めているのは誰でしょうか?
ガイトナー氏?
実はガイトナー氏は、1月26日に財務長官を辞めているのです。思い出しましたか?
そうですよね、その後をルー氏が引き継ぐ予定なのですが‥彼はもう財務長官に就任したのでしょうか?
答えは、ノー。財務長官のポストが空席のまま、そろそろ1か月間が過ぎようとしているのです。
何と楽観的なアメリカと言うべきか!?
それとも、今、アメリカには財務長官が頭を悩ませるべき問題が存在しないということなのか!?
そんなことはないでしょ? 失業率は依然として高く、財政の崖の問題も先送りされたまま。オバマ大統領が先日行った一般教書演説でも、経済・財政問題に多くの時間が割かれていたのです。
にも拘わらず‥
一体、アメリカという国は何を考えているのでしょう?
麻生さんがダンディーな格好で出席したG20の会合にも、当然米財務長官が出席することはなし。だって、不在なのですから。そうなると当然代理出席となるのですが、代理出席したのは国際問題担当のブレイナード次官。
ちょっとレベルの低い話で恐縮ですが、総理まで経験した麻生大臣が2列目の席で写真に収まっているのに、何故代理出席の次官が前列で写真に収まるのか?
そして、写真の前列にいて目立つのは、欧州勢とフランスから選出されたIMFの専務理事。
IMFが財源問題を抱えながらも、どうにか資金繰りをつないでいるのは日本が大変な貢献をしているからなのです。でも、そうやって中央で写真に収まる厚かましさ。
私、今回円安が起きているのも、本当の理由というのはアベノミクスにあるのではなく、それまでのユーロ危機によって引き起こされた超円高が、ユーロ危機の収束によって修正をされているところが非常に大きいと思うのです。
つまり、欧州勢の日本非難は筋違いの面があり、だから、幾ら日本批判をしてみたところで、日本が為替介入をしていない事実を突き付けられると、それ以上は追及できなかった、と。
しかし、それでも一応そうした欧州勢の不満を聞き入れる必要もあり、ああいう文章になっているのです。
私、より深刻な問題は円安以外にあると思うのです。ユーロ危機は、今後どうなる見込みなのか? 本当に安心していいのか? そして、また米国に財政の崖の問題は、今後どうなるのか、と。
むしろ、今回のG20の声明で円安を取り上げるのであれば、その前提として、昨年の夏、あれほど世界を揺るがしていたユーロ危機の問題が、どのような理由で現在は小康状態を保つことができているかについて総括をすべきだったのです。
しかし、そうしたことに関しては、殆ど言及することなし!
要するに、あれだけ世界に迷惑をかけておりながら、全く反省をしないのがヨーロッパ!
そして、よりによって「中国経済の強じんさのおかげで、世界経済に対するテール・リスクは後退し‥」だなんてことを書く。
テールリスクどころか、中国当局が環境問題に配慮することなく経済発展を優先するために、中国の人々の多くの生命と健康が重大な危機に晒されているのです。のみならず、悪影響は韓国や日本にも及んでいるのです。
そんなことに対する配慮ことなど全くなし。それがG20。
いずれにしても、米国は、今回の円安問題とかG20会合に対して全く関心を示していないと言っていいでしょう。
何故それが分かるか?
米財務省のサイトを訪れてみて下さい。
米国の政府関係機関のサイトは、日本のそれよりもタイムリーに情報発信をするのが普通ですが‥そのアメリカの財務省のサイトが、今回のG20の声明どころかそれより先に発表されたG7の声明さえ掲載していないのです。
何のためのG7であり、何のためのG20なのか?
欧州と米国はもう少し自分たちの行動を反省すべきなのではないでしょうか?(小笠原誠治)
◆「ソロス氏円売りの出口戦略は?」・・何日か必ずやってくる「ソロス円買い戻し」は「要人発言」をも凌ぐ惨事?
http://www.mmc.co.jp/gold/market/toshima_t/2013/1355.html
昨日本欄「ソロス氏、円売りで930億円稼ぐ」に書いた件だが、ソロス氏は「アベノミクスに賭けた」わけだ。円売り「love」とも側近の話として伝えられる。
そこで気になることは、約10億ドルの「儲け」が未だpaper profit(含み益)であるので、その利益実現の時期である。
巨額の円売りポジションをいつ手仕舞うのか。「アベノミクス」に賭けた以上、短期に売るとは思えない。
それでも、いつか必ずやってくる、「カリスマファンド、ソロス円買い戻し」のニュースが市場に流れるとき、そのインパクトは「要人発言」をも凌ぐ心理的影響があるかもしれない。
同氏は、92年に英国ポンド売りを仕掛け、見事勝利したわけだが、これは英国当局に対する戦いであった。しかし、今回は通貨売りでも、日本当局に同調した動きであることも興味深い。
なお、日本時間15日早朝に、SEC登録ファンドの運用資産銘柄開示(通称13F)が相次いで発表された。今回は2012年12月31日時点の数字である。
そこでソロス・ファンド・マネジメントの13Fを開いて、保有銘柄リストを追ってゆくと、前期にはなかった「新入り」銘柄があった。「iシェアーズ MSCI ジャパン」。本欄でもこれまでフォローしてきた日本株ETFである。まだ額は小さい。30万株で290万ドル。
しかし、現在のソロス氏のポートフォリオの10%は日本株と伝えられており、昨年末以降に買い増した可能性はある。
今回の13Fから読み取れることは、ソロス氏が日本株に関心を持っているが、半信半疑とでもいおうか、慎重な姿勢で、まずはインデックスから始めた、ということだろう。
次の13F は5月15日前後で、3月末の運用内訳が開示される。
それまでは、「関係筋の情報」に頼ることになる。
なお、同13Fから、同氏が、金ETF保有量の半分以上を売却していたことも明らかになった。
前期は132万株(2億2713万ドル)を保有していたが、今期は、60万株(9720万ドル)に減少している。(以下略/豊島逸夫)
◆円安を黙認するG20・・・まだまだ空気が入りそうだ
http://green.ap.teacup.com/pekepon/1038.html
「円安は為替操作では無い」 ヨイショっと。
「G20は円安に一定の理解を示してくれた」 ワッショイっと。
「外債購入も検討していきたい」 ウンコラッショっと。
まだまだ、膨らむんじゃないか・・・?
ソロスは既に1兆円近い利益を上げたそうな・・・・。
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