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イタリアン受難の時代 円安で小麦また値上げ アベノミクスがパスタ、オリーブオイルを直撃する
http://gendai.net/articles/view/syakai/140999
2013年2月16日 日刊ゲンダイ
「イタリアン」受難の時代が来そうだ。
4月から、政府が一括して輸入し、民間企業に売る小麦の価格が、10%程度値上げされるからだ。小麦粉が上がればパンやパスタ、お菓子など生活に不可欠な食品に影響が出る。それでなくても、円安でオリーブオイルなどが上がっている。パスタにオリーブオイル。こりゃあ、イタリアン直撃だ。
中でも深刻なのは小麦だ。すでに国際的な価格高騰と、円安で輸入価格が上昇。昨年10月以降、政府が輸入し、民間企業に売る価格は3%上がっている。それがまた上がり、10%になるのである。
日清製粉は、今年1月4日に価格を改定した。
「希望小売価格を設定していないため、小売店によって変わりますが、家庭用小麦粉(中力粉、薄力粉)は出荷ベースで2〜5%。例えば、『フラワー』は、1キログラム238〜245円から同243〜250円くらいに上がりました。業務用は昨年12月20日に改定し、25キログラム当たり115円(税別)の値上げとなりました」(広報担当者)
3%でこうだから、10%になれば、推して知るべし。しかも、小麦粉はパスタだけでなく、ピザの材料でもある。ホント、イタリアンは大変だ。経済ジャーナリストの有森隆氏がこう言う。
「円安で輸入品はほとんど上がっていくでしょうが、まずは小麦粉や油といった価格競争の少ない業界から値上げを始めるのです。競争がない業界であれば、談合して上げやすいからです。オリーブオイルの値段はアメ横では昨年末の1〜2割増です。こうなると業務用、家庭用合わせて、生活防衛のための買い占めが始まり、ますます価格は上がっていく。店側は値上げに備えストックを始めていて、多少の保管料を支払ってでも、買い占める状況が始まっています」
イタリアンレストランは高級店より、むしろサイゼリヤのような庶民向けのチェーン店の上げ幅が大きくなるかもしれない。ギリギリの価格設定をしているからだ。同じ理屈で、大衆向けの洋食店や学食なども一斉値上げになるかもしれない。アベノミクスなんてウンザリだ。
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