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2013年度、賃金改善を予定する企業/景気回復の兆し受け転職希望者が増加・・拡散する安倍共同幻想(論)
http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/265.html
投稿者 墨染 日時 2013 年 2 月 17 日 09:49:32: EVQc6rJP..8E.
 

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1302/15/news062.html

安倍政権が掲げた経済政策「アベノミクス」の影響を受け、株価は上昇傾向が続いているが、サラリーマンの給料はアップするのだろうか。企業に、2013年度の賃金動向を聞いた。帝国データバンク調べ。

安倍政権が掲げた経済政策「アベノミクス」の影響を受け、株価は上昇傾向が続いているが、サラリーマンの給料はアップするのだろうか。企業に、2013年度の賃金動向を聞いたところ「(正社員のベースアップやボーナス、一時金の引き上げが)ある」と答えたのは39.3%であることが、帝国データバンクの調査で分かった。一方「ない」と答えた企業は35.8%、「分からない」が26.7%だった。

2013年度、賃金の改善はあるのか(出典:帝国データバンク) 「ある」と答えた企業を地域別にみると、「東北」(42.4%)、「近畿」(41.6%)、「南関東」(40.0%)が4割台。「東北」では復興需要によるところが大きく、「ある程度アップしなければ、技能者不足により同業他社に移られる」(東北、土木建築工事)といった声があった。業界別では「卸売」「サービス」(いずれも41.6%)が4割を超えた。「建築」(37.8%)は全体平均を下回っているものの、前回調査(2012年1月)を8.2ポイント上回った。

 企業からは「昨年は業績が悪く、厳しいボーナスとなった。今年は少し戻す予定」(南関東、専門サービス)と改善を見込む声がある一方で、「景気は好感触だが、実体経済が確実によくなってない状況では、賃金改善は当面横ばいで考えざるをえない」(北陸、ビルメンテナンス)と慎重な意見もあった。

・正社員の賃金改善
正社員の賃金改善を予定している企業は、具体的にどのような形を考えているのだろうか。「ベースアップ」が最も多く32.0%、ついで「ボーナス」が21.0%。前回調査と比べると、それぞれ1.2ポイント、0.5ポイントの上昇にとどまった。

賃金改善の具体的内容 リーマンショック前の2008年度見込みでは「ベースアップ」が40.0%、「ボーナス」が22.1%あったが、その後の大幅な落ち込みのあと、2011年度以降は3年間ほぼ横ばいで推移している。

 インターネットによる調査で、全国の企業1万461社が回答した。調査期間は1月17日から31日まで。


◆景気回復のきざし受け、転職希望者が増加――DODA調べ
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1302/15/news072.html

転職サイトの「DODA」は2月14日、「転職求人倍率レポート」を発表した。それによると、2013年1月の求人倍率は前月比−0.18ポイントの1.38倍であることが分かった。

 転職サイトの「DODA」は2月14日、「転職求人倍率レポート」を発表した。それによると、2013年1月の求人倍率は前月比−0.18ポイントの1.38倍であることが分かった。転職希望者が同+16%と大幅に増えた一方、求人数は同+2%と微増のため、求人倍率は低下した。

 例年1月は、4月入社に向けて転職活動者が増える時期であるが、昨年、一昨年(ともに+9%)以上の増加幅をみせている。その背景には「米国の『財政の崖』や日中関係などの問題が解消されつつあることや、安倍政権の打ち出す経済政策や株価上昇などの景気回復の傾向を受け、長らく様子見をしてきた転職潜在層が動き出したと考えられる」

転職求人倍率・求人数・転職希望者数(出典:DODA) 一方、求人数も10カ月連続で増加しており、2008年4月以来で最多。昨年に引き続き採用熱が高いのは「IT」「建設/不動産」「小売/外食」のほかに、「金融」「メディカル」でも求人数が増えている。「先行きへの不安から採用活動の縮小を検討していた企業の中にも、景気回復の傾向を受け採用を継続する動きがみられる。こうした転職希望者と採用企業の活発な動きは、3月中旬まで続くだろう」(同)と予想した。
 

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コメント
 
01. 2013年2月17日 11:53:16 : AVqCbEdFMM
高卒・ブルーカラー労働者には関係ない話だな・・・

02. 2013年2月20日 12:44:46 : xEBOc6ttRg
ロイター企業調査:アベノミクス効果薄く、賃上げ「前向き」1割
ロイター 2月20日(水)10時9分配信

2月20日、2月ロイター企業調査によると、安倍晋三首相がデフレ脱却に向け産業界に賃上げを要請するなかで、人件費や賃上げに前向きに転じた企業はわずか1割にとどまっていることが明らかとなった。19日撮影(2013年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 20日 ロイター] 2月ロイター企業調査によると、安倍晋三首相がデフレ脱却に向け産業界に賃上げを要請するなかで、人件費や賃上げに前向きに転じた企業はわずか1割にとどまっていることが明らかとなった。

【グラフ付の記事はこちら】

設備投資についても積極化に転じた企業は24%にとどまった。このところの景況感改善に加え、政府も優遇税制などのさまざまな措置を講じたものの、グローバル化の潮流に備える企業の行動を変えるには力不足だ。厳しいコスト競争下で賃金抑制は不可避であり、海外シフトが進む中で国内設備投資の必要性は薄いなど、企業サイドは従来の姿勢を継続している。企業はデフレ脱却には最低でもあと2年ないしそれ以上かかるとみており、円安頼みの姿勢も一段と強まっている。

この調査はロイター短観と同時に実施、調査期間は2月1日から2月18日。大企業、中堅企業400社を対象とし、回答は250社。製造業130社、非製造業120社から回答をもらった。

<競争力確保に賃金抑制不可欠、姿勢変わらず>

安倍政権は来年度税制改正で賃金上昇を実施した企業向けの減税措置などを盛り込み、財界には首相が賃上げを直接要請している。こうした措置にもかかわらず、企業の賃金抑制姿勢にほとんど変化は起きていない。「前向きになれる」との回答は11%、「前向きになれない」との回答は89%という結果になった。

「前向きになれる」との回答企業1割の中には、「企業が賃金を上昇させないと、景気浮揚も道半ばで折れてしまう」(化学)、「雇用促進による税優遇が検討されているため」(鉄道)など、アベノミクスの効果が表れている企業も数社ある。

ただ、「前向きになれない」とした圧倒的多数の企業からの声を分析すると、業績改善の見通しが立たないというのが主な理由となっているほか、人件費増加が競争力低下につながりかねい、価格転嫁ができず利益低下要因となる、といった従来からの考え方が強固な要因となっている。

製造業では賃上げについて「前向きになれない」と回答した企業が93%を占め、首相の狙いも空振りだ。「前向きになれる経営状態ではない」(鉄鋼)、「グローバルに見た時、日本の人件費は割高」(電機)、「海外企業との競争が厳しい」(輸送用機器)、「右肩上がりの好景気に自信が持てるまで、賃金引き上げはできない」(精密機械)など、技術力での勝負よりもコスト競争を優先せざるを得ない状況に陥っている姿が浮き彫りとなっている。

非製造業でも85%が前向きになれないと回答。製造業に比べればややましだが、消費者のデフレマインドが強いとみているため、「賃金上昇分を価格転嫁するのは容易でない」(サービス)といった考え方が根強い。

実際に、13年度について需要見通しや業績環境を踏まえて具体的な方針を尋ねたところ、「ほぼ横ばい」に据え置く企業が79%と大勢を占めた。「円安に振れたからといってすぐ業績回復にはならない」(金属・機械)など、業績拡大傾向が定着するまで賃上げはしないとの回答が多かった。

アベノミクスと来年度税制改正を前提に:

──人件費や賃金引上げに従来より前向きになれるか。

はい:11%  いいえ:89%

──13年度の賃金について、需要見通しや事業環境を踏まえ12年度対比でどのような方針で臨むか。

かなり引き上げる:1%  少し引き上げる:14% ほぼ横ばい:79%  減額:6%

<空洞化止まらず、国内投資拡大不要論も>

設備投資についても、ほぼ同様の傾向となっている。投資を積極化するとの企業からは円安や投資優遇税制、公共投資拡大といった背景が挙げられた。一方で、積極化しないとの企業からは「株高・円安は上滑りで実体経済の裏付けがない」(金属・機械)、「実体がない政策による景気対策であるため」(卸売)など、安倍政権の政策への疑問の声がある。また「既に生産基地の主力は海外に移ってしまった」(電機)、「国内需要は頭打ちで現状設備投資は必要ない」(その他製造)、「国内は代替投資のみ」(運輸)など、空洞化による国内投資減退の流れは止まりそうにない。

──国内設備投資に対して、従来より積極的になれるか。

はい:24% いいえ:76%

──13年度の設備投資について、需要見通しや事業環境も踏まえ12年度対比でどのような方針で臨むか。

かなり積みます:3%  少し積みます:28% ほぼ横ばい:54%  減らす:15%

<一段と進む円安志向>

企業にとって望ましいドル/円相場を聞いたところ、1ドル90円程度が39%、95円またはそれより円安を望む回答が48%と半数近くとなった。足元の為替相場水準と比較しても、一段の円安を志向する企業が半数を占めている。

昨年12月に同様の質問をした際には、85円程度が40%、85円より円安が41%だった。今回、85円程度との回答はわずか10%に減少、85円より円安水準は合計で87%を占め、12月調査の2倍以上に達している。安倍政権の誕生で円安が進行、90円台の相場水準となり、その結果株高やマインド改善がもたらされたことで、企業が望ましいと感じる相場も円安方向にシフトしたものとみられる。

──ドル円相場はどの程度の筋運で安定することが望ましいと思うか。

1ドル80円より円高: 0%  1ドル80円程度 2% 1ドル=85円程度:10%

1ドル=90円程度:39%   1ドル95円またはそれより円安:48%

日銀が2%の物価目標を導入し、政府と連携してデフレ脱却を目指すことが決まったが、実際に消費者物価が上昇に転じてデフレ脱却する時期は、2014年中との見通しが最も多く、44%を占めた。もっとも15年中、あるいは16年以降との見通しを合わせると45%となり、2年たっても物価上昇にたどりつくのがやっと、あるいは困難とみている企業も、半分弱にのぼる。

──消費者物価が上昇に転じてデフレから脱却する時期は概ねいつごろと予想するか。

13年中:11% 14年中:44% 15年中27% 16年以降18%

──中国関連事業(直接・間接の販売を含めて)今年度当初計画と比較して現時点では概ねどのようになる見通しか。

当初を上回る:2% 当初計画通り:26% 1割未満の減少:7% 1─3割減少:21%

3─5割減少:5% 5割以上の減少:3% まだわからない:37%

(ロイターニュース 中川泉 編集:石田仁志)

*誤字を修正して再送ます。

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アングル:アベノミクスで消費者マインド転換、物価見通しに変化も
最終更新:2月20日(水)11時1分

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「賃上げ要請」でスタグフレーションが起こる - 池田 信夫
アゴラ 2月12日(火)19時59分配信
アゴラではアベノミクスを批判する記事が多いが、これは編集部が検閲しているからではない。小倉正男氏の記事は珍しく安倍政権を賞賛する意見としておもしろいので、簡単にコメントしておこう。
まずローソンが「アベノミクスに賛同して賃上げする」という発想が奇妙だ。もちろんローソンの業績がよければ賃上げするのは経営者の自由だが、もともとインフレ目標まで設定して物価を上げようとしているのに、賃上げしたらインフレの効果が帳消しである。

「日銀に雇用最大化の義務を課す」といっていた安倍首相が企業に賃上げを要請したのは、彼がリフレの意味を理解していないことを示している。安倍氏のブレーンである浜田宏一氏も次のように述べている。

『よく「名目賃金が上がらないとダメ」と言われますが、名目賃金はむしろ上がらないほうがいい。名目賃金が上がると企業収益が増えず、雇用が増えなくなるからです。それだとインフレ政策の意味がなくなってしまい、むしろこれ以上物価が上昇しないよう、止める必要が出て来る。』

次に「内部留保を取り崩して賃上げする」というのもおかしい。内部留保(利益剰余金)は「余っている金」ではなく、企業の設備投資の原資である。それを賃金に回すということは、ローソンの出店資金が減ることを意味する。もちろんそれも一つの経営判断だが、政府が口を出す筋合いの話ではない。

もし政府が「要請」してすべての企業がローソンと同じように3%の賃上げをしたとすると、浜田氏もいうように雇用が減る。コストが圧迫されてインフレも起こるだろうが、企業収益は賃上げで相殺されるので、失業とインフレの同時進行、すなわちスタグフレーションが起こるだろう。こういうナンセンスな話を政府や経営者が議論するのは恥ずかしい。

アベノミクス擁護論にはこういう初歩的な間違いが多いが、論争は大いに歓迎するので、遠慮せずに投稿してください。

(池田 信夫)

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最終更新:2月12日(火)19時59分


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