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http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MI3GMS6TTDUG01.html
2月11日(ブルームバーグ):ロシアのプーチン大統領は、米国がドルの独占を悪用して世界経済を危険にさらしていると主張していた時、そうなることを予想していたのかもしれない。
ロシアはプーチン大統領の下で世界最大の原油生産国となっただけでなく、最大の金購入国にもなった。ブルームバーグが集計した国際通貨基金(IMF )のデータによると、ロシア中央銀行は過去10年間に金570トンを買い増している。この量は2位の中国を25%上回る。
プーチン大統領率いる統一ロシア党のエフゲニー・フェドロフ下院議員はモスクワでの電話インタビューで「ドルやユーロ、ポンドなどの準備通貨が大きく変動すれば、金を多く保有している国ほど強い主権を持つことができるだろう」と指摘する。
プーチン大統領が購入を進めた時期に金価格は約400%高騰。世界各国の中央銀行は金融危機を脱出するため紙幣を増刷し、ドルとユーロへの投資意欲は後退。安全性が高いとみられる投資先が求められた。
**** 幸運
ブルームバーグが集計したデータによると、ロシアが400億ドル相当のデフォルト(債務不履行)に陥った1998年には金1オンスの価格は原油28バレルに相当した。この割合は、プーチン大統領が99年に最初に政権を握るまでに11.5バレルに低下。そして2005年に6.5バレルとなった後、同大統領は中央銀行に金の購入を指示した。これは現時点の半分未満の水準だ。
スタンダード・バンクの新興市場調査責任者、ティム・アッシュ氏(ロンドン在勤)はモスクワでのインタビューで「プーチン大統領の金戦略は彼の資源ナショナリズムに合致している」と指摘。「一種の守備だが、うまくいっているのではないだろうか。
政治でもビジネスでも運が必要であり、この人物は明らかに運が良い」と述べた。
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