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本当に儲かるのはこれからだ どこよりも詳しい「安倍バブル」の実情 (週刊現代) 
http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/199.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 2 月 04 日 13:50:00: igsppGRN/E9PQ
 

本当に儲かるのはこれからだ どこよりも詳しい「安倍バブル」の実情
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34771
2013年02月04日(月)週刊現代 :現代ビジネス


 発射台から打ち上げられるロケットのように、猛烈なスピードで空高く舞い上がった日本株。だがその勢いに、少し翳りも見え始めている。日本経済は、またも途中休止してしまうのか。そんなことはない。「本番」は今から始まる。

■25%以上も上昇していた

 金融緩和で円高を是正し、2%のインフレ目標を定めてデフレ脱却を図る―。

「アベノミクス」による景気回復への期待が高まり、昨年末以来、日本株は右肩上がりで上昇を続けてきた。

 ところが1月23日、瞬間的に異変が起きる。この日、日経平均株価は222円超も下落し、沸きに沸いてきた市場参加者たちに冷や水を浴びせたのだ。

 引き金となったのは、日銀による「抵抗」だった。この前日、日銀は政策決定会合を行い、アベノミクス路線に則ったインフレ目標の設定と、金融緩和の拡大を発表。しかし、市場が期待していた「無制限緩和」などの大胆な路線に踏み切ることはなく、再び為替が円高方向に振れ、それが市場の嫌気を誘ったのだった。

 "宴"は早くも終わりを告げてしまうのか……。

「そうではない」と語るのは、金融・経済アナリストの津田栄氏である。

「これまで株式市場は、アベノミクスによる円高の是正やデフレ脱却、景気回復への期待から、昨年11月中旬の日経平均8700円を底に、ほとんど休まず上昇を続けてきました。1月中旬に到達した1万950円まで、なんと25%強の上昇幅です。大きく値上がりした後は、その熱をいったん冷やすための調整が必要になります。その際、急激に株価が下がれば調整の期間は短くなるし、少しずつ下がるようであれば、調整の期間は長くなるものです」

 市場はこの1~2ヵ月の間、いわばエンジン全開で走り続けてきた。この状態が永遠に続くわけがなく、どこかでスロットルを緩め、スピードコントロールをしなければならない。

 つまり、ちょっとした"中休み"があったとしても、それが直ちに、日本市場の再失速に繋がるわけではない。むしろ、株価が上がって本当に儲かるのは、「これから」なのだ。

 信州大学経済学部の真壁昭夫教授も次のように語る。

「今株価が下がり気味なのは、為替が調整をしているから。調整の大きな要因は、大手のヘッジファンドが1ドル=86円65銭から90円65銭の間で『ダブル・ノータッチ・オプション』を形成しているからです」

 ダブル・ノータッチ・オプションとは金融取引の一種で、一定期間、為替がその範囲内に収まっていれば、最初に賭けた金額の数倍にもなる儲けを出せるというもの。逆にもし、期間内にその設定値の上下どちらかに到達するようなことがあれば、大損害を被る。

 そのためヘッジファンドは期間中、「範囲内」に為替が収まるよう、必死で売り買いを繰り返す。

「このため、為替が1ドル=90円65銭に近づくと円が買われて円高になり、86円65銭に近づくと円が売られて円安になるという状況になっています。このオプションの期限は2月上旬なので、それまでドル円の相場はこの範囲内での動きとなり、円高に振れる場合は、株価も下落していく。

 ただ、逆に期限が来れば、90円65銭を超える円安になる可能性が出てくる。中長期的には円安の流れは変わらないので、大手のヘッジファンドも、次はもう少し円安水準でオプションを設定する可能性があるからです」(真壁氏)

■日本はもう遠慮するな!

 現在のアベノミクス相場を支えているのは、何と言っても「円安期待」だ。

 異常な円高水準によって苦しめられてきた日本の主力輸出企業、自動車、電機メーカーなどが、円高是正によって息を吹き返しつつある。日銀がそれに水を差したため一時的に株価は下落したが、「期待」はまだ持続している。過熱したエンジンが一旦冷やされて調子が整えば、再び株価は加速し、日本経済は復活に向け驀進していくだろう。

 とはいえ、このニッポンの快進撃と復活劇を、苦々しい思いで見ている向きが存在するのも間違いない。日本とは逆に、自国の通貨安を演出することで景気の下支えをしてきた諸外国は、さっそく円安=自国通貨高に歯止めをかけようと、釘を刺し始めている。

 たとえば韓国だ。韓国銀行の金仲秀総裁は1月14日、「大幅な円の下落が起きた場合、積極的に対応する」と異例の声明を発表し、日本を牽制した。

 サムスン、ヒュンダイといった韓国の基幹企業がウォン安の恩恵で業績を伸ばし、日本のメーカーを圧迫してきたのは周知の事実。円安が進めば攻守が逆転し、一転、韓国企業が存亡の危機を迎える。円安・ウォン高など「あってはならない」ことなのだ。

 そしてそれは米国、欧州にとっても同じ。ゼネラル・モーターズ(GM)などの自動車大手を代表し、米自動車政策会議のブラント会長は1月17日、円安について、

「貿易相手国を犠牲にして自国の成長を図る『近隣窮乏化政策』であり、受け入れられない」

 などと非難声明を発表した。さらにドイツのショイブレ財務相も同日の議会演説で、「非常に懸念している」と公言。あたかも日本が、自分勝手な円安誘導で世界経済の秩序を乱しているかのように批判した。

 このままだと安倍晋三首相は、次回のG20で各国首脳から非難の集中砲火を浴びかねない雰囲気ではある。

 だが、ここはきっちりと、「日本の主張」をしておかなければなるまい。

「今までさんざん円高を助長する政策を繰り返し、自分たちは通貨安で儲けてきたのは誰でしょうか」と。

 金融緩和&円安誘導は大した効果はない、むしろ諸外国との軋轢を高めて「通貨安戦争」を引き起こし、逆に損害を被ることになる―。そんな批判は、日本国内にもある。しかし、それに反論するのは、嘉悦大学教授で元財務官僚の高橋洋一氏だ。

「この20年間で、日本に出回っているおカネの量は40兆円から130兆円に増えました。でもGDPは横ばいだったから、金融緩和は効果がないと言う人もいます。しかしこれはまったくの誤り。そういう人は日本国内のデータしか見ておらず、国際的視点が完全に抜け落ちている。

 20年で日本のおカネの量が3倍になったと言いますが、OECD(経済協力開発機構)の他の加盟国はもっと大量におカネを増やしている。特に、'07年の金融危機以降、米国はドルの量をどんどん増やしましたが、日本は円をほとんど増やさずにきたのです」

 各国は、金融危機だ、このままでは国家破綻だと言って、凄まじい勢いで金融緩和をしてきた。たとえばドルやユーロ、ウォンの量が2倍になったのに、円の量が変わらなければ、円のみ価値がハネ上がって超円高になる。われわれはその状況に、ひたすらじっと耐えてきたわけだ。

 現在の為替相場は、言ってみればこうした「行き過ぎた円高」が是正されているだけのこと。ところが諸外国は、それを「日本の横暴だ」と非難しているのだから、正直、開いた口が塞がらない。

「私が第一次安倍政権の内閣参事官をしていた時は、政府が日銀に睨みをきかせて金融緩和を続けていたため、1ドル=120円程度の円安を維持できていました。これによって株価が上がり、GDPも上昇、前の安倍政権では末期でも日経平均が1万8000円ほどあったのです」(高橋氏)

■「景気の潮目」ここに注目!

 そもそも同じ海外の目線でも、外交や政治のパワーバランスに関係ない「投資家」の目線では、日本経済復活に大きな期待が集まっているのは事実。

 世界的な経済誌『フォーブス』などに寄稿し、市場ウォッチを担当している金融コンサルタント&投資家のニガム・アローラ氏はこう語る。

「私たちは日本市場にとてもポジティブな見解を持っています。我々の社は昨年末の衆院選前に日本株を購入し、為替相場でも、円安になるのを見込んで円を売っていました。おかげさまで大きな利益を得ることができましたよ。

 日本はこれから、米国のFRB(連邦準備銀行)がやったのと同じ、金融緩和政策を取ろうとしています。米国でも効果があったわけですから、日本でも必ず良い効果が出ます。たとえば日本企業は韓国企業と比べても競争力が上がり、絶対に強くなると見ています。

 現在はトヨタ、ソニー、キヤノンといった日本の輸出企業の株を買っています。私はクライアントに対し、日本株を買うよう推薦していますが、他の多くの金融アドバイザーも同じことをしている。米国から日本への投資は、これからも増えていくと思います」

 アローラ氏は、今後為替相場はさらに円安に進み、1ドル=100円を目指すと見て"仕込み"を続けているという。マーケットは、マーケットにとって望ましい方向に動く。投資家たちが「円安、日本株高」に期待し、そちらに動き始めた以上、この流れは少々のことでは止まらないのだ。

 ここで日本の個人投資家にとって、気になることと言えば、「では次に市場のエンジンが全開になるのはいつか」ということだろう。そのタイミングを待ち、うまく流れに乗ることができれば、この12月~1月に起きたように、誰でも気楽に、資産を増やすことも可能なはずだ。

 経済評論家の森永卓郎氏は、「注目すべきは日銀の総裁人事」として、こう語る。

「2月になると総裁人事が明らかになってくるかも。もしも日銀プロパーの総裁が誕生するようなことになると、(市場の期待を裏切ることになるので)株価は下がる。株はすべて処分したほうがいい。元財務官僚などの場合も、株価はその後1万2000~1万3000円くらいの水準までは上がるでしょうが、大きな値上がりは期待できません。

 しかし、そうでない金融緩和推進派の学者などが総裁になれば、株価はロケットのように打ち上がります。夏までに、日経平均株価は2万円に到達する可能性も出てきます」

 また、前出の津田氏は、日銀総裁人事以外にも、注目すべきこんなポイントがあると指摘する。

「3月になると企業業績の上方修正予想が相次いで発表されます。為替の想定レートを1ドル=78円くらいに設定している場合が多いので、かなりの数の会社で業績が予想よりよくなるはずです。

 その後は、6月にまとまる『骨太の方針』で明らかになる成長戦略の内容が、規制緩和やイノベーションの推進など、市場の期待にマッチするものであれば、さらに企業活動が活発になるとの期待が高まり、株価はもう一段の値上がりをしていくでしょう。7月の参院選まで、株価は調整をしながらも上昇していくと思います」

■チャンスの「芽」を摘むな

 安倍政権は、参院選で勝利を収めて国会の"ねじれ"を解消し、長期安定政権を確立することを狙っている。したがって、参院選まではあらゆる手を使って景気の下支えをするだろう―。そうした観測が、さらに株価を押し上げていく。

 とはいえ、この"上げ潮"は結局参院選までで終わり、その後は株価が低迷することになるのでは? という不安がないでもない。

 しかし実際には、その後も日本経済は力強く回復していく可能性が高い。

「夏以降になると、米国では不動産価格の底打ちが確認され、シェールガス(天然ガスの一種。世界のエネルギー事情に革命を起こすと言われている)の産出量が増えるため、米国の景気が良くなります。米国の景気が良くなることは、中国の景気が良くなることにも繋がります。日本の株価も、さらに一段の上昇があるかもしれません。

 そのうえ、日本では来年4月から消費税が上がるため、その前の駆け込み需要もあります。株式市場では、その需要による企業の業績上昇を見込んで、住宅関連銘柄なども上がるでしょう。今年は年間を通して、株価が上昇していく可能性が大きいと思っています」(前出・真壁氏)

 もちろん、円安だ株高だと、その部分だけを見て浮かれているわけにもいかない。円安で輸出産業の負担が減る一方、輸入品の価格が上がるなど、一般市民にとっては今後マイナスの影響が出てくることも予想される。実際、この厳冬期に灯油価格が急上昇を始め、ストーブ暖房などが必須の北日本地域では、すでに悪影響も出始めている。

 そもそも投資などしない人にとってみれば、大事なことは日経平均株価ではなく、給与や収入がアップしていくことだが、「すぐに」というのは難しい。

「景気が回復したとしても、個人の所得が伸びなければ個人消費は変わらない。目先ではなく、本格的な景気回復には時間がかかります。企業が収益を増やし、それを労働者に分配し、個人の所得が増えたことが実感されて、初めて個人消費が増える。こうした本格的な景気回復には、2~3年はかかります」(一橋大学経済研究所・北村行伸教授)

 日本が進む道は、相変わらず平坦ではない。

 しかし、今重要なポイントは、途中経過はどうあれ、日本経済がようやく「動き出した」ということだ。

 日本を代表する企業が他国のメーカーに打ち負かされていくのを見ながら、下を向いてじっと耐えるしかなかった「失われた20年」。日本はもうダメかもしれない……そんな中で、ようやく雲間から光が差してきた状態が「今」なのだ。

「アベノミクスの効果がすべての人に行き渡るには、おそらく3年程度はかかるでしょうが、ボーナスによる効果はすぐに現れます。業態にもよりますが、今夏ボーナスが上がる企業は多いでしょう。

 経済同友会の長谷川閑史代表幹事は、春闘での賃上げの可能性に言及しています。景気とは、結局は"気"なのです。景気が上向けば賃金は上がり、雇用も増えていく」(前出・高橋氏)

 われわれは今、ターニングポイントに立っている。降り積もった雪の下からやっと出てきた"新しい芽"を、「危険なバブルの芽だ」と言って摘み取ってしまうか、どんな花実をつけるかを楽しみに、じっくり守り育ててみるのか。

 果たしてどちらが正しい選択か、この失われた20年を生きてきた日本人ならば、自ずとその答えを「持っている」はずだ。

「週刊現代」2013年2月9日号より


 

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コメント
 
01. 2013年2月04日 14:27:13 : mHY843J0vA

週刊現代 とゲンダイ「株式会社日刊現代」は、同じ講談社系だが、アベノミクスに対する態度が間逆ですね

日経のように両方の意見を、同じ紙面で取り上げず、別メディアで使い分けるというのは、読者からの批判を避けるための、ある種のリスクヘッジということでしょうか


02. 無段活用 2013年2月04日 16:39:02 : 2iUYbJALJ4TtU : 6MIcfD8YQs
投資家にとっては「吉」だろう。これを雇用と賃金にどう結びつけるかが問題。

安倍氏にそれができるかが見られている。


03. 2013年2月04日 17:54:12 : vfLZZUKUiI
ドル換算単純平均株価の週足を見れば、上値抵抗ラインを抜けているか微妙な位置にあり、これは海外投資家が為替連動で日本株を買ってきていることになる。
また、ほぼ陰線で上昇しているので、売り物を誘いながら買ってきている。

このチャートが陽線で上値を抜けたときは国内投資家が上値を買い始めた時なので海外投資家が売りをぶつけることができる。
目安として、他の指標チャートが月足抵抗ラインに近づいたところが一端の売り場になるかもしれない。

出来高が30億株以上になっているが、昔と違ってデイトレの小すくいがあるのであまり参考にならない。

過去のチャートと比較すると中曽根内閣のときに似ているので、安倍内閣との関係がわかりやすい。


04. 2013年2月04日 20:29:19 : lQydFPZ0w4
<<日本経済がようやく「動き出した」

 借金をバラ撒いて いる間は ギャンブル経済

  パチンコ屋の 入りびたりが どうなるか考えたら

  金が 有るうちが 花

  結果は わかるだろう


05. 2013年2月04日 22:23:38 : mb0UXcp1ss
マーケットウォッチ2013年 2月 04日 19:25 JST
2013年に犯してはならない投資の5つの過ち
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By MARK HULBERT

 【チャペルヒル(米ノースカロライナ州)】2013年に投資家が犯す最大の過ちは株式への投資を減らし、キャッシュや債券にシフトすることだ。

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Jonathan Hanson for The Wall Street Journal
株価データを見る投資クラブのメンバーたち(1月14日、米メリーランド州ボルティモアで)
 それは少なくともフロリダ州オーランドのワールド・マネー・ショーに集まった優秀な投資アドバイザーたちによる1月31日の討論会の結論だ。ショーのスポンサーであるインターショーに、筆者は司会を務めるよう求められた。

 パネリストは投資ニュースレター格付けのハルバート・フィナンシャル・ダイジェスト(HFD)による実績ランクで上位に入っている4人だ。「インベスター・ アドバイザリー・サービス」編集長のダグラス・ガーラック氏、「フィデリティ・インベスター」や「ETFトレーダー」を含む複数の投資ニュースレター誌の編集長ジム・ロウエル氏、「ブルーチップ・グロース・レター」や「エマージング・グロース・レター」などの投資アドバイス誌の編集長ルイス・ナベリア氏、 「ユーティリティー・フォーキャスター」の編集長ロジャー・コンラッド氏がその4人。

 討論会の主題は「2013年に回避すべき5つの大きな過ち」。以下が討論会で合意に至ったものだ。

 過ち1:株式市場を見限ること。4人のパネリストは、株式から債券へ資産をシフトさせないよう投資家にアドバイスすることで全員一致した。例えば、債券を今、購入すると、インフレ調整後でマイナスの利回りとなる。パネリストの1人は「投資判断の決定を恐怖で支配させてはならない」と述べた。

 過ち2:資金のすべてを株式市場に投資すること。これは前述の「過ち1」を考えると、奇妙に見えるかもしれない。しかし、パネリストの多くは今年の株式市場の上げ幅はますます小さくなると予想している。つまり、画一的な株式市場というよりも、株式銘柄を集めた市場になってきている。このため、株式市場から利益を得るためには、投資する株式銘柄をさらに慎重に選択する必要がある。

 過ち3:値動きの激しい株に投資しすぎること。パネリストは全員、原則として保守的な株に投資することを強調した。これは必ずしも配当の高い株の購入を意味するわけではない。ただ、それもあり得ることだが。ファンダメンタルズが良く、安定した事業モデルがあり、かなり予想可能で、一貫した収益があり、比較的割安で取引されている株式を購入するという意味でもある。

 過ち4:政局を気にしすぎること。パネリストらは、ワシントンの政治環境がどうあれ、良質の企業はそれに適応することができるという点で意見が一致した。われわれには謎めいた政治プロセスの結果を予想することよりも、そういうった企業を探し出し、投資することに集中すべきだ。あるパネリストは「自分の投資ポートフォリオについて政治家に口出しさせるな」と述べた。

 過ち5:間抜けなトレーダーになること。パネリストらはこういった過ちについて数多くの例を知っている。その一例は、現在の価格から近すぎる逆指し値(ストップロス)だ。超高速・高頻度取引(HFT)がかつてないほど、こういったストップロスを不必要に――また高額に――引き起こすためだ。別の一例は、流動性の低い上場投資信託(ETF)を過度に活発に売買することだ。これは値付け業者がもうかることを保証する仕組みだ。「ウォールストリートで(ETFの頻繁な取引から)どれだけの利益が生まれているかと聞いたらショックを受けるだろう」とあるパネリストは論じた。


06. 2013年2月04日 22:28:47 : mb0UXcp1ss
2013/02/04 2:42 pm
1ドル=100円でも日本の経済問題は解決せず=シティのエングランダー氏
  

シティグループでG10為替戦略部門の責任者を務めるスティーブン・エングランダー氏は、円が対ドルで1ドル=100円まで下落する可能性があるが、それでも日本経済の「長期的な構造問題」を打開できないとの見解を述べた。

シンガポールで開催されている会議の合間に行われたインタビューで、同氏は、日本の人口高齢化が進むなか、過去20年間放置されてきた大きな問題は「紙幣をさらに印刷すること」では解決できないとの見方を示した。

実際、安倍晋三首相が日本経済を蘇生させる道具として円に頼っている事実は、「政策の戸棚が空っぽであることを示している」と指摘した。

日本にはすでに、かつて自民党政権が経済成長を刺激する方法として好んだインフラ整備によって建設された利用されていない道路や橋が数多くある。

英調査会社キャピタル・エコノミクスの主任グローバル・エコノミスト、ジュリアン・ジェソップ氏は最近の顧客リポートの中で、「さらなる財政的な刺激が日本経済の展望を変え、少なくとも来年あたりの国内総生産(GDP)に有意な変化をもたらすとの期待は行きすぎている」と述べている。

「財政的な刺激が効果を発揮すれば、日本銀行による追加的な金融緩和措置への要求は実のところ弱まる可能性がある」とジェソップ氏は付け加えた。

長期的な投資が戻るためには、安倍首相が金融緩和政策に支えられた大型公共投資に頼るという従来の自民党の脚本にただ従っているだけではないという姿勢を示す必要があろう。

とはいえ、弱い円相場は日本経済にいくらか恩恵をもたらす。例えば、株式市場が昨年11月から上昇したいわゆる「安倍相場」――円が売られ、株が買われる相場――が続くといったことだ。日経平均株価は1月、6.2%上昇した。

日本株は世界的に見ると、すでに比較的安い水準でずっと推移してきた。過去2年間の日経平均はダウ工業株30種平均より12%上げ幅が小さい。

またこの10年間の日本の輸出高は他のほとんどの主要先進国を下回っており、実質ベースでは2005年より低い。

要するに、日本が再び輸出大国に戻りたいと思うなら、一連の経済対策――単に弱い通貨だけでなく――が必要となろう。

記者:MARK CRANFIELD


2013/02/04 11:53 am
次期日銀総裁の候補選定、最終局面に
 
日銀正副総裁の任期満了に伴う後任が今月末にも決定する見通しで、足元では、政府や与野党で調整が最終局面を迎えている。

日銀人事は、政府がデフレ脱却にまい進できるかどうかの試金石として注目される。麻生太郎副総理兼財務・金融相は昨年末、記者会見などで、次期日銀総裁の条件について「健康、組織運営、語学の3つを兼ねている人が望ましい」と述べた。

内閣参与の飯島勲氏は1日、ウォール・ストリート・ジャーナル/JRTの取材に対し、次期総裁の条件として、「政策内容の発信力、政府との“あ・うん”の呼吸を理解する能力、経済界や政界との人脈、落としどころを探る能力、行政のトップとしての実績だ。優先順位は特になく横一列」と語った。その上で「武藤敏郎氏(元財務次官、大和総研理事長)以外に考えられない」と具体名を挙げた。


Bloomberg
武藤氏は今回も有力候補の1人か
武藤氏は日銀副総裁だった前回2008年の福井俊彦前総裁退任時に後継候補になったものの、当時の野党、民主党の反対を受けて就任できなかった。その際の副総裁候補は、伊藤隆敏・東大大学院教授と白川方明・京大大学院教授(役職は当時)の両氏。脱官僚を掲げていた民主党が参院で武藤総裁・伊藤副総裁案を否決し、政府は白川氏を総裁候補に入れ替えた案の再提出を余儀なくされた。国会のねじれ状態が続く今回も、与野党が協調しなければ前回のように混乱する。

ただ、民主党は現在、支持率の凋落で野党第1党としての地位も危うく、今回は政府案への賛成に動くことで、「責任を持つ野党」(細野豪志幹事長)としての存在感をアピールする可能性が考えられる。

民主党は1月29日の「次の内閣」で、国会同意人事で「新任65歳未満、再任70歳未満」という年齢制限を撤廃した。これだと、今年7月に70歳となる武藤氏も条件に含まれることになる。桜井充政調会長は3日のNHK番組で、総裁候補の条件として、日銀の独立性重視、市場との対話能力、必要に応じた金融緩和、政府とのコミュニケーション能力を挙げた。

一方、みんなの党の渡辺喜美代表は1月23日、ロイターとのインタビューで、武藤氏なら「典型的な天下り人事」とし、同意できない考えを示した。また、同じく候補と目されるアジア開発銀行(ADB)の黒田東彦総裁(元財務官)についても、「(ADB総裁ポストを)他国に渡してまで行う人事ではない」として、黒田氏の転身は国益に反するとしている。

記者: 吉池 威
 


 

 
2013/02/04 5:30 pm
アフリカ系マネー、将来は日本にも流入か  
資源高を背景にアフリカ諸国の政府系ファンド(SWF)の動きが注目されている。先進国や新興国に比べ人口構成が若く、政情不安がなければ成長が見込まれる。


Bloomberg
アフリカSWFは90年代から始まった
アフリカ開発銀行によれば、アフリカ諸国では現在14のSWFが設立されている。テマセクの1600億米ドルなどに比べれば規模はまだ小さいが、リビア(650億ドル)、アルジェリア(567億ドル)など、大きな資金を有するファンドも少なくない。

日本株は「アベノミクス」を手掛かりに上昇しているが、邦銀系の株式トレーダーは今後の見通しについて海外勢のSWFがポイントだと指摘する。「大型株はGIC(中国)、中小型株はテマセク(シンガポール)で、目先は米系SWFが動くかどうかだ」

今のところアフリカ系SWFのマネーが日本株に流入しているとの指摘は聞かれないが、大和総研・主任研究員の鈴木裕氏は「分散投資という視点であれば、将来は日本株も選択肢の1つではないか」との見方を示す。

短期売買を中心とするヘッジファンドに対し、SWFは中長期の視点で投資する傾向が強く、相場の安定や長期的な上昇に寄与する。アフリカ系SWFの運用先は、アフリカ域内への投資が大きな特徴だが、先進国の債券や企業の株式のほか、不動産やインフラにも広がっているという。

アフリカ諸国のSWFは、1994年にダイヤモンドの売却収入などを原資としてボツワナが政府系ファンドを設立して以降、ガボン、アルジェリア、赤道ギニア、モーリタニア、リビアなどが原油・ガスの売却収入などを原資としたファンドの運用を開始している。

記者: 吉池 威

(吉池記者をツイッターでフォロー: @WSJYOSHIIKE )


 


07. 2013年2月04日 22:32:41 : mb0UXcp1ss
コラム:日本経済「慢心の2年」への危険な兆候=河野龍太郎氏
2013年 02月 4日 15:11 JST

為替フォーラム
アングル:ブラックベリー新機種、インドとインドネシアでは不人気
焦点:米国債利回り上昇、景気回復に水差す恐れ
焦点:深刻化する中国の大気汚染、背景に複雑な政治力学
1月米非農業部門雇用者数は15.7万人増:識者はこうみる

河野龍太郎 BNPパリバ証券 経済調査本部長(2013年2月4日)

日銀の2%インフレ目標導入が、賛否両論を巻き起こしている。佐藤健裕・木内登英日銀審議委員は、「現状のインフレ率からすれば2%は物価安定と整合的ではなく、また目標を掲げても達成できないのなら、信任を失う」ことなどを理由に反対票を投じたが、筆者も同意見だ。

ゼロ金利制約に直面し、長期金利も相当に低下していることを考えると、積極的な金融政策だけで需要を刺激しデフレから脱却することは難しい。長期金利の落ち着きを見る限り、市場関係者も2%のインフレの早期達成は難しいと判断しているのだろう。

しかし是非はともかく、政策の組み合わせ次第では、デフレ脱却は不可能ではない。中央銀行のファイナンスによって追加財政を続け、名目成長率を引き上げれば、需給ギャップの改善によって、インフレ率を高めることは可能だ。筆者は、マネタイゼーションによってデフレから脱却するシナリオの蓋然性(がいぜんせい)が最も高いと考えている。

この政策の主役は財政政策を担う政府であるが、追加財政で名目成長率が上昇すると、長期金利も上昇を始めるため、それを回避すべく日銀が国債購入を進めることで、事実上の財政ファイナンスが行われる。誉められたデフレ脱却策とは言えない。しかし、必要な増税や歳出削減を選択できず、裁量的な財政・金融政策で名目成長率を高めて問題解決を図ろうとする一連の政策決定を見ると、すでにこのシナリオがスタートした可能性もある。

マネタイゼーション・シナリオについて、詳しく論じよう。本コラムでも繰り返し述べてきたが、日本の潜在成長率は労働力や純資本ストックの減少によってすでに0.25%程度(0―0.5%)まで低下している。低成長が続いているため、日本経済は大きな負の需給ギャップを抱えていると考える人が少なくないが、実はもはや大きなスラック(余剰)は残っていない。実際、東日本大震災後、復興関連予算の執行が遅れているのは、建設業界で人手が不足しているためである。

失業率は現在4.2%まで低下しているが、かつて2%台後半だった摩擦的失業率(雇用のミスマッチなどによって生じる過渡的な失業)は、雇用の流動化などの影響で3.5%程度まで上昇していると考えられる。つまり、現在の日本経済は、インフレ率上昇圧力をもたらす完全雇用状態からそれほど大きくは乖離していない。もちろん、各国同様、若年の高失業問題や正規・非正規雇用の格差問題などを抱えるが、これらは総需要不足が原因というより、ミスマッチなど構造問題が原因で、総需要が増えても容易に解決することはできない 。

高齢化の影響で労働市場からの退出が続くため、0.25%の潜在成長率での成長が続く場合でも、就業者数は年率0.7%程度減少し、失業率は横ばいとなる。以下述べるように、追加財政によって潜在成長率を上回る高い成長が続けば、就業者数が増加しないケースでも失業率は低下し、数年後には完全雇用状況に到達する。

まず、2013年度については、13兆円に及ぶ12年度補正予算や追加的な復興関連予算の設定、消費増税前の駆け込み需要、復興関連予算の積み増しなどによって、成長率は1.5%となり、需給ギャップは1ポイント強改善し、失業率も0.4ポイント低下し、3%台後半となる。さらに、14年4月の消費増税の駆け込みの反動や補正予算の効果剥落による悪影響を相殺すべく、13年度後半にも10兆円程度の追加財政が決定される可能性が高い。中心となるのは国土強靭化計画に基づく公共投資である。その結果、14年度も0.5%の成長が達成され、需給ギャップは0.3ポイント改善、失業率は0.2ポイント低下する。

もちろん、そうした政策は、最終的には公的債務を膨張させるだけで、政策効果が剥落すれば、低成長に舞い戻り、失業率も悪化する。しかし、長期金利さえ落ち着いていれば、その段階では誰も直接的な負担を負うわけではないため、代議制民主主義の下においては、近視眼的な政策が継続される可能性がある。

同様に、15年度についても、10月に予定される第二弾の消費増税や14年度の財政政策の効果剥落による景気への悪影響を吸収すべく、10兆円程度の追加財政が継続される可能性が高い。追加財政を止めれば、大きな痛みが現れるため、政策継続の誘惑から逃れることができない。その結果、15年度も1.1%の成長率が達成され、需給ギャップは0.9ポイント改善、失業率は完全雇用に近い3.5%を割り込んでくるだろう。

追加財政によって名目成長率が上昇すれば、長期金利が上昇しても不思議ではない。実際、1980年代以降、政府の資本コストは概ね名目成長率を上回ってきた。長期金利が大きく上昇することになれば、今や公的債務残高は国内総生産(GDP)の2倍にまで膨れ上がっているため、利払い費は急激に膨らみ、財政は危機的状況に陥る。そうした事態を避けるため、追加財政に伴って発行される国債は、日銀の購入によって吸収される。事実上のマネタイゼーションが進められる。

<1―2年はユーフォリアが続く>

問題は、どの段階まで長期金利の上昇を抑えることができるかである。

拡張的な財政・金融政策によって名目成長率を嵩上げする一方、長期金利が低位で安定している間は、株や不動産などリスク資産の価格上昇が続く。リスク資産の価格上昇に惹きつけられ、ミニ投資ブームが始まる可能性もある。それが永久に続くのなら問題はないが、いずれ調整過程が訪れる。

長期金利上昇の引き金となるのは、やはりインフレ率の上昇だろう。たとえば、1%程度の均衡実質金利を前提に、2%のインフレ率やリスクプレミアムが織り込まれると、長期金利は3%台まで上昇しても不思議ではない。

現在は、インフレ率は上がらない、長期金利は上がらないと皆が信じているから、リスクプレミアムも極端に低く抑えられている。ソブリン危機が発生するまで、ギリシャやポルトガル、スペインの国債金利は低位で安定し、リスクプレミアムも極端に低かった。しかし、危機が始まると、リスクプレミアムは急激な上昇を始めた。日本でもインフレ率が眼前で上昇を始め、それを反映して長期金利が上昇し、いったん損失を被れば、投資家はリスクプレミアムを要求するようになるはずである。

仮に需給ギャップ(失業率)とインフレ率がリニア(線形)な関係にあるのなら、今後、インフレ率はゆっくりと上昇していく。この場合、日銀はインフレ率が1%近くに達すると、アグレッシブな金融緩和の手仕舞いを始め、それに応じて長期金利も緩やかな上昇を始める。ゼロ金利政策を継続するにしても、早い段階で資産買入基金の拡大を停止しなければならないだろう。インフレ率が上昇を始めれば実質金利は低下し、放置すれば金融緩和度合いがさらに強まっていくためである。

しかし、需給ギャップとインフレ率の関係は必ずしもリニアではない。根強いデフレが続いたため、需給ギャップが改善しても、ゼロインフレ状況がしばらく継続するかもしれない。それゆえ、アグレッシブな金融政策への政治的要請は続き、日銀の政策の手仕舞いも遅れる。失業率が3%台半ばを割り込み、臨界点を超えた途端に、インフレ率が一気に上昇を始め2%に近づいていく可能性がある

<長期金利上昇による金融システムの動揺>

物価安定の視点に立てば、日銀は2%を超えるインフレの加速を回避するため、継続的な利上げに乗り出す必要が出てくる。しかし、そのことは長期金利の急激な上昇をもたらし、金融システムの動揺をもたらす恐れがある。

周知の通り、長引く資金需要の低迷から、金融機関は大量の国債を抱え込んだ。急激な長期金利の上昇は、利払い費の膨張によって、財政破綻確率を高めるが、国債価格の下落は金融機関の自己資本を毀損し、金融システムの動揺をもたらす。程度の差はあれ、欧州ソブリン問題と同様の現象が生じる。物価安定の視点から必要な利上げが、金融システム上の要請で、実施できなくなる。2%のインフレ目標の上限が守られないということだが、金融システムの安定性を優先し、物価安定を多少犠牲にせざるを得ないということになるのだろう。

マネタイゼーション・シナリオの帰結をまとめよう。当初は、財政政策による「将来の所得の前借り」効果が強く現れ、潜在成長率を上回る高めの実質成長率、低いインフレ率、やや高めの名目成長率、低い長期金利、リスク資産価格の上昇が観測される。多くの人は潜在成長率が上昇しているのではないかと期待を膨らませ、バブル的様相が強まっていく。実態は、「将来の所得の前借り」によるユーフォリアに過ぎないのだが、リアルタイムではそのことに気が付かない。13―14年は「慢心」の年になるのではないか。

しかしその後は、低い実質成長率、高いインフレ率、高めの名目成長率、高い長期金利、リスク資産価格の下落が訪れる。程度はともかくとして、資産バブル、財政破綻確率の上昇、金融システムの動揺など、マクロ経済・物価の不安定性は急激に増す。本来、マクロ安定化政策の主眼は、経済を安定化させることだが、デフレ問題をアグレッシブな財政・金融政策だけで解消しようとすれば、不安定性が増すのは当然とも言える。これが、筆者の考える13―15年の基本シナリオである。

では、マネタイゼーションよりましなデフレ脱却策はないのだろうか。積極的な金融政策で時間稼ぎをしている間に、財政健全化策を打ち出し、潜在成長率を高めるために規制緩和を進める、という成長戦略シナリオも理論上は考えられる。潜在成長率の引き上げに成功すれば、自然利子率も上昇するため、伝統的な金融政策の有効性も復活する。この政策の組み合わせならば、コストは小さく望ましい。

しかし、成長戦略の果実を得るには、地道な努力と長い時間を要する。デフレ脱却に関し、「できるだけ早期の実現」を掲げる政府・日銀の共同声明は、結果的に、このシナリオを放棄することになるのではないだろうか。

代議制民主主義の下では、人々は、直ちに政策の結果を求めようとするが、潜在成長率の向上に即効薬は存在しない。しかし、待つことを我慢できない我々は、結局、「将来の所得の前借り」である財政政策や「将来の需要の前倒し」である金融政策といった近視眼的な政策に頼ってしまう。こうした政治経済学的な視点から考えれば、マネタイゼーション・シナリオの蓋然性が高く、成長戦略シナリオの蓋然性は低いと言わざるを得ない。

なお、デフレ脱却策には、もう一つ、その是非は別として、アグレッシブな為替介入で円安誘導を図るシナリオがあるが、こちらについては次回以降のコラムで取り上げたい。

*河野龍太郎氏は、BNPパリバ証券の経済調査本部長・チーフエコノミスト。横浜国立大学経済学部卒業後、住友銀行(現三井住友銀行)に入行し、大和投資顧問(現大和住銀投信投資顧問)や第一生命経済研究所を経て、2000年より現職。 

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08. 2013年2月05日 08:28:13 : 5zyHzNaOrA
インフレにともない機械的に賃金上昇するように物価スライド的なパラメータを
賃金計算にくわえるべき

法律で決めれば、確実に上がるでしょう。


09. 2013年2月05日 19:21:01 : RQpv2rjbfs
後の世に安倍インフレと呼ばれるものが今始まったと思う。株価と食料品、ガソリンが倍になっても給料はそのままというのを目指しているなら目標達成は簡単だ。

ただし元に戻そうと思っても後戻りはできない。現状株価が上昇しているのは決して国民経済に良いことではない。市場はインフレを織り込んでいるのだ。もちろん賢い人は預金を取り崩して株を買うだろう、やけくそで外車を買うかもしれない、あわてて家を建てようとするだろうが物価の足は予想以上に速いのが通例である。

一朝あけたらすべての物価が倍になっていたというオイルショックを日本は経験している。当時と違うのは政府の債務である、インフレのさなか誰が国債を引き受けてくれるだろうか、すでに国債でぱんぱんにお腹がふくれた銀行だろうか。


10. 2013年2月06日 04:57:23 : WfNhSZYkLs
インフレを煽ったままで、経団連が賃上げを拒否して連合が言い負かされるなら、
日本経済が上向くことは無く、消費税が上げられると日本社会は更に疲弊する運命をたどるというわけですね。
日銀の白川総裁が任期より少し早めに辞任の意思表示をしたのは、ささやかな抗議という事でしょうか?阿部総理にとっては、ネガティブ要因になりますね。

11. 2013年2月06日 09:32:03 : sekAj4S9tQ
金融緩和による自国通貨安での株価上昇が、実体を伴わないバブルに過ぎないと分かっていれば、企業が人件費上昇や大規模な設備投資にすぐに結びつけようとしないのは当然。また、天から降ってきた価格競争力を維持する為にも、無闇にコストを増やすような事は避けなければならない。公共事業による需要も局所的、非生産的かつ一過性のものがほとんどであるから、本質的経済成長には寄与せず国家財政への更なる負担にしかならない。

12. 2013年2月06日 14:02:07 : wZyEmrLM9I
音声送信をやっている者の特徴


・ 有名人、知人の名を騙る
・ 自民党を愛している
・ 新興宗教について詳しい
・ 伝えてくる内容のほとんどが嘘でほんのわずかだけ本当
・ 宣伝の仕事をしている
・ 人の生活を観察する仕事をしている
・ 病院の持ち上げをやっている
・ かつら屋の持ち上げをやっている 
・ 防犯の仕事をしている
・ 日本の景気の回復はいくら遅れても構わないと考えている
・ 景気が悪くなった時に、集団ストーカー、音声送信、電磁波犯罪等を積極的に行なって病人や自殺者を増やしている


13. 2013年2月06日 16:43:35 : eemPNM5Qko
 どんな花実を付けるかを楽しみに じっくり守り育てる・・・

 その花実は ケシの実 ですよ。お札の刷り散らかしで利益を受けるのは、金融博打にのめり込む者と、輸出大企業のみ。でもその大企業への納入業者、下請け、孫請け の大多数の中小企業に恩恵は期待できません。なぜなら大企業はコストカットの手を緩めませんから、絶対に。

 株価が¥20,000になろうが、行き着く先は破滅でしかありません。そしてそのことを金融博打屋はすべて理解しています。
 だから、吊り上げるだけ吊り上げて売り浴びせて 逃げるのです。いままでも、これからも。


14. 2013年2月07日 17:38:58 : dYStuTOx0U
胡散臭い記事! 一般人は儲からないよ。素人がハゲタカに喰われて終了。

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