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消費刺激の秘策…「5万円札」発行
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130129/plt1301290710001-n1.htm
2013.01.29 永田町・霞が関インサイド :夕刊フジ
日本銀行(白川方明総裁・1972年入行)は1月22日の金融政策決定会合で、2%の物価上昇率目標を導入し、早期の実現を目指すほか2014年から無期限の金融緩和に踏み切ることを決めた。
安倍晋三首相は同日午後、政府と日銀による共同声明の報告を受けた後、官邸記者団に対し「金融政策における画期的な文書だ。レジームチェンジ(体制の転換)でもある」と述べ、事実上の勝利宣言を行った。
昨年9月の自民党総裁選に勝利して以降、次々に繰り出した金融緩和発言が株高と円安をもたらし、市場関係者は「アベノミクス(安倍経済政策)」に期待を寄せてきた。
では、政府主導のデフレ脱却のための「物価目標2%」と「無期限金融緩和」策が、本当に日本経済再生を実現させることができるのか。
マーケットはシビアである。外資系大手証券会社幹部は筆者に「(今回の政府と日銀による連携強化は)建て付けとしては期待通りだが、中身はシャビー(みすぼらしい)です」と語った。
一方、そうした反応は織り込み済みであり、金融の大幅緩和を進める中、消費マインドを刺激するための秘策があると、財務省(真砂靖事務次官・1978年旧大蔵省入省)筋はひそやかに言う。
その秘策とは、いったい何なのか−。「5万円札」発行というのだ。
「景気が回復しないまま放漫財政を続ければ、日銀は政府の言いなりにお札を刷って国債を買うだけの“印刷マシン”になり下がる」(朝日新聞)との指摘もあるが、紙幣発行の権限は財務省にあるのだ。
日銀法47条は、日銀券の種類発行は政令によると記述している。つまり、財務省理財局国庫課所管の紙幣発行は、最終的に財務大臣が決定し、閣議で了解を得れば、いつでも可能ということだ。
要は、麻生太郎副総理兼財務金融相の胸一つということである。
先の財務省筋は、続けてこのように説明する。「経済学上、異論があるのは承知している。が、金融緩和を通じてデフレ脱却を目指すリフレ派のエコノミストたちが安倍、麻生両氏に知恵を付けたので、可能性は十分ある」
安倍首相が金融政策のブレーンとして名前を挙げる米エール大学の浜田宏一名誉教授、そして同首相がひそかに信を置く中原伸之元日銀審議委員がインフレ目標の重要性と、景気刺激のためには「何でもやるべき」と主張してきた。「5万円札」発行は十分あり得ることなのだ。 (ジャーナリスト・歳川隆雄)
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