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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu280.html
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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シャープの株価が2.5倍に急騰した結果、売り方は追い証に次ぐ追い証で
資金繰りに窮している。仕手戦は売り方の踏み上げに発展する可能性がある。
2013年1月23日 水曜日
◆窮地を脱したシャープと窮地に陥った空売り筋。 1月21日 山本清治
http://www.kyas.com/club9/QA/qa130121.html
自民党の圧勝と安倍内閣の誕生を日本国民は諸手を挙げて大歓迎した。安倍首相が打ち出した斬新で過激で断固とした「2%インフレ目標」を受けて円相場が急落し、株価が暴騰し、製造業の業績予想が好転した。今回は産業界の革命的変化を象徴する銘柄として「シャープ」を取り上げた。
(一)黒字転換で、株価が急騰。
(1)シャープの業績予想が黒字に転換し、その後も増額修正が続いている。
(2)<チャート1・シャープ週足>をご覧頂きたい。3ヶ月前には倒産説が横行して142円までたたき売られていた株価は、今や2.5倍の350円台に急騰した。
(3)逆に安値圏に取り残された「空売り」が追い証責めで窮地に追い込まれている。
(二)円安が増益に直結。
(1)安倍首相は日銀が2%のインフレ目標を政策目標に明示することを条件として、次期総裁の選定を進めている。
(2)安倍政権の矢継ぎ早の景気刺激策を受けて円高は円安に大転換し、ドル円相場は90円を突破してなお止まる気配が見えない。
(3)<チャート1・シャープ週足>と<チャート2・ドル円為替週足>を同じ時間軸で比較すれば一目瞭然、インフレ政策への大転換を受けて円安が進み、円安と連動してシャープの株価が反騰に転じている。
(三)巨大な空売りの踏み上げも。
(1)<チャート3・三市場信用残高>によれば、「売り」「買い」とも増勢一途をたどったが、先週末には買残7,000万株に対して売残が9,000万株に激増し、仕手戦の様相を深めている。
(2)さらにモルガン・スタンレー(3,392万株)、ドイチェバンク(1,677万株)等の機関投資家が大口の借り株(カッコ内)を用いて空売りしている。
(3)三市場残に借り株を加えた正味の取り組みは買い7,000万株に対して売り1億6,600万株で、2.4倍の大幅な売り越しとなった。
(4)売り方の頼みの綱はシャープの公募増資による新株供給であるが、1億株程度の増資であれば焼け石に水だろう。
(5)株価が2.5倍に急騰した結果、買い方は「高みの見物」を決め込んでいるが、売り方は追い証に次ぐ追い証で資金繰りに窮している。
(6)このまま金融緩和、円安、業績好転の連鎖が続けば、シャープの仕手戦は売り方の踏み上げに発展する可能性がある。
◆現在の日本株は「超過熱」の状態。過熱は売りだが、超過熱は“買い”だ! 1月23日 ダイアモンド・ザイ
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130123-00030871-zai-bus_all&p=2
日米共に、株式市場は年初から堅調に推移しています。18日のNYダウの終値は前日比53.68ドル高の13649.70ドルと、2007年12月10日以来、約5年1カ月ぶりの水準を回復し、リーマン・ショック後の高値を更新しました。
また、18日の日経平均は、昨年来高値を更新し、前日比303.66円高と、終値は10913.30円と約2年9カ月ぶりの水準で、1日の上げ幅としては、東日本大震災後の2011年3月22日以来となる大きさでした。
ちなみに、野田前首相が衆院解散を表明した昨年11月14日の8664.73円からの18日の10913.30円まで、日経平均の上昇幅は2248.57円、上昇率は25.95%に達しました。
日経平均は週間ベースでは10週連続で上昇し、1987年2〜4月以来約26年ぶりの記録を実現しました。まさに、買い方にとっては、「アベノミクス万歳」といったところでしょう。
● 投資家はアベノミクスの是非を問うべきではない
ところで、20日のNHKの日曜討論では、「どうなる日本経済 アベノミクスを問う」と題し、浜田宏一内閣官房参与・エール大学名誉教授と、野口悠紀雄早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問とが、金融政策について論戦を繰り広げていました。実に興味深い内容でした。
この番組を観た投資家は、その議論の内容に対して、それぞれの印象を持っていると思います。しかしながら、正直、それはそれでどうでもいいことなのです。
なぜなら、仮に、あなたが「アベノミクス」を否定したとしても、少なくとも、それが明らかに失敗したと分かるまで、安倍政権は安泰でしょうし、この政策は続けられる可能性が高いからです。
もしあなたが、アベノミクスに否定的で、浜田氏の提唱する金融政策は無意味で、断じて実行するべきでないと思うなら、あなたが内閣総理大臣になるか、それとも、安倍首相に意見できる立場になるしかありません。それが無理なら、アベノミクスが実際の日本で実行された場合、どういう投資行動をとれば最も儲かるかを考えた方が得策でしょうし、時間を有意義に過ごせるというものです。
やや乱暴な言い方をすれば、経済・金融政策を実行できる、総理大臣と閣僚(特に、重要な経済閣僚)と、彼らに意見できる官僚、経済学者や識者の意見しか、投資家にとって聞く意味がないということです。なぜなら、それ以外の人の意見や主張など、政策に反映されることはまずないのですから。
つまり、投資で成り上がりたいのなら、政権与党の実力のある政治家や、そのブレーンの発言内容についてのみ、今まで以上に注意を払い、興味を持つべきだと思います。
そして、政権が変わる、または、政策が変わりそうになったら、次は誰の一挙手一投足に気を配るべきかを考えるべきなのです。
その意味では、20日の日曜討論は、浜田氏の主張がTVを通じて直接聞けたという意味で、非常に意義深い番組になったと思います。(後略)
(私のコメント)
「株式日記」は、書き始めた当初は株式日記だったのですが、20年続いたデフレ不況で株式市場は凍りついてしまって、証券会社も投資家達も日本から消えてしまった。途中でネット株が湧いた事がありましたが、ゲームソフト株で二百万円儲けたのを最後に株式から手を引いた。株式の格言に「休むのも相場」と言うのがありますが、株式市場は死んだも同然になってしまった。
最近ではコンピューター売買が主流となり、超高速売買などと言う手法が証券会社で行なわれています。これでは個人のデイトレーダーも全滅でしょう。ネット売買で注文を出してもコンピューターによる超高速売買でみんな食われてしまう。「株式日記」の読者の99%は株式投資をしたこともなければ関心も無い人がほとんどでしょう。しかし株式の動きは社会の鏡であり、新聞やテレビで報道していない事も見抜いている。
最近は株式の動きは無きに等しいから株式の事を書くことがありませんでしたが、アベノミクスの円安株高で動きらしい動きが出てきた。最近の株式の急騰は、株式相場の20年ぶりの大転換点になるかもしれません。ネット株相場はあっという間に消えてしまいましたが、政府日銀の金融政策の大転換は、株と不動産相場の大転換になるかもしれません。
読者のほとんどは、バブル崩壊前の株式投資や不動産投資の経験が無い人ばかりでしょう。そして多くの株式投資家や不動産投資家たちは破産して消えていってしまった。私はその数少ない生き残りの一人であり、失敗経験を語れる僅かな一人だろう。振り返ってみれば勘で株式投資をしたほうが成績が良くて、パソコンなどでデーター分析するようになってから株式は儲からなくなった。
当時は、株式チャートブックを眺めながら、この株が動きそうだと言う株を買って数日後にストップ高した事もあった。「勘」だけはパソコン分析でも出来ない事だから、カネをどぶに捨てるつもりで買う覚悟がいる。例えば倒産寸前の「シャープ」の142円で買った人はまずい無いだろう。しかしこれを買える人でなければ株式投資では儲からない。まだまだ株式は動き始めたばかりであり、二番底を待つべきだろう。
誰も株式の「大天井」が分からないように、「大底」も誰もわからない。「たけしのTVタックル」で高橋洋一氏が言っていましたが、「バブルは崩壊したからバブルと言う」のであって、バブルを崩壊させずにソフトランディングさせるのが政府や日銀の役目なのですが、風船を破裂させるように潰したから20年もの大不況になってしまった。FRBがやっているように不良債権化した不動産担保証券を買い取ってしまえば、市場にカネが溢れて株価も高値を維持して、住宅市場も底が見えてきた。
山本清治氏が書いているように「シャープ」が仕手化していますが、業務提携の話があった台湾の実業家のホンバイの経営者が「シャープ」を株を空売りして買い占めようとしたようだ。それが円安株高で「シャープ」の株が350円以上になって空売りが担ぎ上げられてしまった。今慌てて買い戻しているのでしょうが、空売りしたのはホンバイの社長だけでは無いだろう。
「シャープ」は、まさに地獄を見たのでしょうが、円安のおかげで山本清治氏の予想では黒字転換で株価が急騰している。底値の142円で買って300円で半分売れば「シャープ」が潰れても損はしない。まさにカネをどぶに捨てるつもりで株をやらなければ株は儲からない。まだまだ相場は始まったばかりであり、第二第三の「シャープ」はごろごろ転がっている。
はたしてアベノミクスは成功するだろうか? それが分からなければ株に手を出しても損をするだけだろう。昨日も書いたように、海外の反応はブルームバーグのように通貨戦争だと書き立てている。今まで世界からバカにされていた日本経済が円安によって逆襲が始まろうとしている。世界中の通貨がドルに対して暴落しているのに円だけが高くなったと言う事は、円が実質的な基軸通貨であり、日本の経済力が世界一だと言う証明なのですが、少し円安になっただけで韓国は顔が真っ青だ。
世界戦略的に見れば、91年のソ連崩壊で冷戦が終わって、アメリカは日本潰しにかかって来た。その手段の一つが円高ドル安であり、アメリカはドル札を刷りまくって円を吊り上げた。中国に対しては人民元を1ドル=2元から8元にまで切り下げて、日本に対して近隣窮乏化政策を仕掛けて来た。これでは日本の輸出産業は全滅するはずでしたが、リーマンショックでアメリカが先にやられてしまった。
アメリカにとって日本の弱体化はアメリカにとって利益なのだろうか? 「株式日記」ではその疑問を何度も書いてきましたが、中国が軍事大国化を露わにしてきて太平洋に乗り出して来た。その象徴が尖閣ですが、中国の海洋進出を抑えられるのは日本しか無い。その為にアメリカは日本の円安を認めることで中国にお灸をすえる事にしたようだ。中国の輸出産業は日中対立で大打撃を負うはずだ。
アルジェリアの襲撃事件に見るように、新興国への進出は楽観できるものではなく、BRICs諸国は政治不安が大きくていつテロ事件が起きるかもわからない。やはり国際金融資本にとっては世界最強の日本に投資するのが一番だと言うコンセンサスが出来ているのかもしれない。だから円安株高は外人が仕掛けている。
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