06. 2014年2月27日 21:22:35
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〖社説〗PM2.5予報、韓国型モデルで的中率高めるべき 2014年02月27日14時58分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]中国発スモッグなどの影響で大気汚染が続いている。ついに25日、ソウル金浦空港では低視程警報が出され、計53便の航空機運航がキャンセルとなった。仁川空港でも到着18便が回航した。航空機の着陸に必要な可視距離を確保できなかったからだ。 このように被害が日々増えている状況だが、国立環境科学院がPM2.5(微小粒子状物質)予報を始めた昨年8月から21日まで、高濃度PM2.5発生時の予報的中率は33.3%にすぎないことが分かった。24日には全国のPM2.5濃度が高齢者などが室外活動を控えるべき「悪い」段階だったが、環境科学院は「やや悪い」と予報し、11時に修正した。これでは「予報ではなく中継」という不満の声が出るしかない。 専門家は、予報経験が6カ月と短いうえ、環境科学院が米国気象データに基づき予報し、実際の韓国の状況と合わない点を主な原因に挙げている。これを改善し、的中率を高めるには、中長期的な投資と努力が先行しなければならない。まず、韓国気象庁が分析した気象予報結果を活用した韓国型予報モデルの開発が急がれる。このためPM2.5の流入経路をより詳細に把握し、PM2.5の生成・消滅過程とメカニズムもより精密に研究する必要がある。予報に地域別の特性が十分に反映されるよう地域環境当局が主導し、地域別の研究も進めなければいけない。 PM2.5が韓半島(朝鮮半島)に入ってくる西海岸に沿って観測所を拡充し、十分な観測データを確保する努力も求められる。外交経路や科学交流を通じて中国大気汚染物質の排出に関する最新データも確保しなければならない。国民がPM2.5に対処できるよう3日間ほどの長期予報を正確に提供するには、この程度の研究とデータ蓄積が必要だ。気象および環境観測のための人工衛星を打ち上げたり、外国衛星の関連資料を追加で確保することも考えられる。相当な費用がかかるだろうが、その程度の投資が必要なほど、国民が最近感じている大気状況は深刻 だ。 ・http://japanese.joins.com/article/337/182337.html?servcode=100§code=110&cloc=jp|main|inside_right 「若干悪い」と言っていたのに…外出したら粒子状物質「爆弾」=韓国 2014年02月26日10時21分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版] 中国発のスモッグなどの影響で連日、粒子状物質の汚染が深刻だ。だが韓国環境当局の粒子状物質の予報適中率が低く、地方自治体の超粒子状物質(PM2.5)の注意報発令基準もそれぞれ違うため、市民の不便さに拍車がかかっている。 24日午後5時、国立環境科学院は「25日の全国の粒子状物質の粒子状物質の濃度は『若干悪い』と予想される」とした。1日平均濃度が1立方メートルあたり81〜120マイクログラムの範囲に入ると予想したのだ。だが25日午前のソウルの粒子状物質の平均濃度は170マイクログラムを上回り、済州道(チェジュド)を除く全国各地の平均値も120マイクログラムを超過して「悪い(121〜200マイクログラム毎立方メートル)」レベルだった。環境科学院はこの日午前11時に「25日の粒子状物質の濃度は済州圏は『普通』、その他の圏域は『悪い』と予想される」に修正発表した。呼吸器患者や高齢弱者は屋外活動を自制しなければならなかったが、市民はこれを知らないまま午前中ずっと汚染空気にさらされた。 予報がはずれたのは、この日だけではない。環境部が国会環境労働委員会のチュ・ヨンスン議員に提出した資料によれば、粒子状物質予報を最初に始めた昨年8月から今月21日までの高濃度の粒子状物質発生時の予報適中率は33.3%に過ぎなかった。全国的に「若干悪い」以上の粒子状物質濃度が合計63回観測されたが、予報が合っていたのは21回だけだった。このように予報の適中率が低いのは、環境科学院が米国の気象データを使っている上にまだ経験が浅いためだ。環境部は「普通」レベルを当てたことまで含めた全体の適中率は69%だと釈明したが、チュ議員は「環境脆弱階層が粒子状物質にしっかり対処するには、濃度が高い時の予報が正確でなければならない」と強調した。 地方自治体ごとに違うPM2.5注意報・警報基準も混乱を招いた。ソウル市はPM2.5の1時間平均濃度が85マイクログラムを超えて2時間持続する時に注意報を、120マイクログラム以上が2時間持続する時に警報を出す。仁川(インチョン)・京畿道(キョンギド)はそれぞれ120マイクログラム、250マイクログラムが2時間続く時に注意報と警報を出す。このために24日、ソウル市は正午に注意報を発令したが京畿道は午後1時に全域に拡大発令した。 環境部のチョン・ボギョン気候大気政策課長は「昨年、環境科学院が警報制度の施行基準を提示したが、ソウル市だけが厳格な基準を別に定めた」として「来年1月に警報制度が正式に施行されれば発令基準が統一されるだろう」と話した。 ◇粒子状物質に空の便も影響=25日午前2時、低視界の警報が出たソウルの金浦(キンポ)空港では、午後1時までの計53便(到着27便、出発26便)の飛行機が欠航となった。2本の滑走路の可視距離がそれぞれ最低175メートルと550メートルなら航空機の着陸が可能だが、午前10時ごろまで120メートル前後にとどまっていた。国内線の中心空港である金浦の空の便が滞ると、金海(キムヘ)・済州など7つの地方空港でもドミノ式に欠航が相次いだ。この日の午前中は全国8空港で国内線合計105便が欠航した。仁川空港でもこの日午前に到着する18便が回航して20便余りの出発が遅れた。 ・http://japanese.joins.com/article/263/182263.html?servcode=400§code=400&cloc=jp|main|inside_right さらに有害な微小粒子状物質…韓国、明日まで非常 2014年02月25日09時30分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版] ・http://japanese.joins.com/photo/885/1/110885.html?servcode=400§code=400&cloc=jplarticlelpicture 写真拡大 ソウル・首都圏地域で24日、微小粒子状物質注意報が出された。微小粒子状物質は気道に引っかからず、肺胞まで浸透して呼吸器疾患などを誘発する。同日、ソウル南山を眺める市内が白くぼやけている。 中国発のスモッグによって24日微細粉塵濃度が前日よりさらに上昇した。 ソウル・仁川(インチョン)・京畿(キョンギ)など首都圏地域では24日、粒子状物質(PM10)濃度が地域別で立方メートル当たり最大218〜282マイクログラム(1マイクログラムは100万分の1グラム)まで高まった。 1日平均値も平常時の3倍水準である150マイクログラム内外を記録した。健康にさらに害になる微小粒子状物質(PM2.5)も立方メートル当たり100マイクログラム内外を見せ、この日午後1時には微小粒子状物質注意報が首都圏全域で拡大することもした。気象庁と国立環境科学院は25日にも全国の微細粉塵が普段の2〜3倍水準である「やや悪い(日平均81〜120マイクログラム/立方メートル)」の水準を見せると明らかにした。江原(カンウォン)・嶺南(ヨンナム)地域は25日午前まで一時的に「悪い(日平均121〜200マイクログラム/立方メートル)」水準を示す可能性もある。今回の中国発スモッグは26日まで影響を及ぼすものと気象庁は予想した。気象庁はこの日「春季気象の見通し」を通じて今年3月下旬と4月には気温が平年より高く、暖かい日が早くから続くと予報した。だが、大陸高気圧の一時的な拡張で3月上旬には花冷えの寒さが現れ、3月中は黄砂も頻繁に発生する展望だ。 一方、ソウル市はこの日、市庁でモンゴル・ウランバートル市と粒子状物質・微小粒子状物質などの大気質情報をリアルタイムで共有する業務協約(MOU)を結んだ。ソウル市とウランバートルは、まず大気質情報コンピュータ・ネットワークを互いに開放することにした。これに伴い、ウランバートルの小粒子状物質濃度をリアルタイムで確認、濃度が高まればソウル市があらかじめ対応策を備えることができるようになった。 ・http://japanese.joins.com/article/203/182203.html?servcode=400§code=400&cloc=jp|main|inside_right 中国発のスモッグ…粒子状物質濃度が通常の2〜3倍に=韓国 2014年02月24日08時35分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版] ・http://japanese.joins.com/photo/811/1/110811.html?servcode=A00§code=A30&cloc=jplarticlelpicture 写真拡大 23日、ソウル・漢江の二村地区の向かい側ノドゥルソムとアパート団地がもやの中に包まれている。国立環境科学院はきょうも全国的に粒子状物質濃度が高いと予想した。 22日に始まった中国発のスモッグの影響で、23日午後7時のソウル地域の粒子状物質(PM10)濃度は1立方メートル当たり100マイクログラム、微小粒子状物質(PM2.5)は60マイクログラムを超えた。ソウル市は午後8時にPM2.5予備注意報を発令した。PM2.5予備注意報は大気中のPM2.5濃度が60マイクログラムを超えた状態が2時間以上続く時に発令される。 中国発のスモッグは24日も続くことが予報され市民の不便は大きくなる見通しだ。環境部国立環境科学院は23日、「全国の大部分の地方で24日にPM10濃度が『やや悪い』水準の1日平均81〜120マイクログラムと予想される」と予報した。PM10濃度が「やや悪い」の場合、老弱者は長時間の室外活動を自制しなければならない。一般市民も外出する際にはマスクの着用が必要だ。 環境科学院は、「大気が停滞し空気中に汚染物質が蓄積された上に、国内で発生した汚染物質と中国から入った汚染物質が加わり24日も全国の大部分の地方でPM10濃度が通常の2〜3倍水準になるだろう」と説明した。 実際に昨年スモッグ警報制度を初めて導入した中国北京市は20日に初めてスモッグ黄色警報を発令したのに続き、21日には一段階高いオレンジ色警報まで発令した。最悪のスモッグが発生した中国は全国土の15%に及ぶ143万平方キロメートルがスモッグで覆われた。 気象庁は26日、済州道(チェジュド)と南部地方で始まった雨が27日には全国に広がりスモッグが退くとみている。 ・http://japanese.joins.com/article/154/182154.html?servcode=A00§code=A30&cloc=jp|main|inside_right |