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福島第1 ALPS、4月にも本格稼働 海洋放出 汚染水処理に道筋
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140112-00000057-san-soci
産経新聞 1月12日(日)7時55分配信
東京電力福島第1原発の汚染水処理の中核として試験運転が進められている多核種除去装置(ALPS(アルプス))の本格稼働が、早ければ4月中に行われることが11日、分かった。汚染水対策の切り札とされたが、トラブルが続き稼働が延期されていた。ALPSの本格稼働で汚染水を処理した水が海洋放出できれば汚染水問題は大きく前進する。(原子力取材班)
ALPSはA〜Cの3系統があり、昨年11月に3系統を同時に動かす試験運転に入った。現在は、コバルトなどを除去する3系統共用の前処理設備が長期運転に耐えるかの確認などを進めている。
1系統で最大1日250トンの汚染水を処理でき、3系統同時にフル稼働すれば1日750トンの処理が可能となる。だが、本格稼働後は1系統が吸着材の交換など整備による停止を余儀なくされるため、常時2系統で処理を進める方針だ。
政府と東電は、本格稼働により平成27年4月までに原発構内の計1千基の地上タンクに保管している水の処理を終える計画だ。主な放射性物質を除去した水を保管できるようになれば、漏洩(ろうえい)があった場合にも汚染を大幅に抑えられる。
さらに、汚染水の海洋放出への道も開ける。原子力規制委員会は「(基準値以下に薄めて)海に放水することは避けられない」(田中俊一委員長)としており前提条件が整う。
福島第1原発では、1〜4号機の原子炉建屋に地下水が流れ込み1日約400トンの汚染水を生んでいる。建屋の周辺土壌を凍らせ、地下水流入を防ぐ「凍土遮水壁」は年内に完成する予定。9月には、政府と東電がそれぞれ整備を進める高性能多核種除去装置(新ALPS)が完成、建屋周辺の地下水をくみ上げる「サブドレン」と呼ばれる大型井戸の運用も始まる。
しかし、ALPSの試験運転では停止が昨年以降相次ぎ、今月7日にもクレーンの不具合で運転が中断するなど、本格稼働に向けた安定化が課題となる。
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