http://www.asyura2.com/13/genpatu35/msg/697.html
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○山形安全規制管理官 と○東京電力(山中) に注目
この会議の議題の燃料被覆管のジルコニュウムの全量が何トンかを語らない東電の担当者て何?
(爆発の元になるものだから当然知ってる筈だし答えるべきでしょう)
議題にはなって無いけどベントしたら全量水素が建屋上部に溜まる欠陥排気システムなの?
議事録24ページから
http://www.nsr.go.jp/committee/yuushikisya/jiko_bunseki/data/20131125-bunseki.pdf
○阿部技術参与 8ページのところが、これは資料の本文の一番最後なんですが、そこに 「さらに詳細な検討が可能かどうか、今後、検討していく」と書いてあるんですけれども、 この上で、どこまでわかったかということがどうもはっきりしないんですよね。
それで、多分、私、今までいろいろなところで聞いていた話では、もともと4号機の爆 発原因がよくわからなかったところ、しかし、これは後からいろんな分析をした結果、例 えば、フィルタでの濃度とか、それから4号機のプールの状況とか、そういうところから 推測すると、3号機から4号機に水素が移送されたということ自体は、今、ほとんど間違い のない事実だと考えられているわけですね。
それで、その後で今度は何がわからないかというところは、前に荻野さんから聞いたん ですが、私、解決しているのかどうかはよくわからないんですけれども、全体の水素の量 だという話ですよね。要するに、3号機で水素が一体どれぐらい発生し得るのかと。これ も100%ジルコニウムが反応するというのは、ものすごく実は難しいんですよね。私も昔、 解析をやっていて、いろんな計算をやっても、なかなか100%なんて出ないんです。
それからもう一つが、じゃあ、その量で、3号機で水素爆発を起こして、建屋を吹っ飛 ばして、4号機で水素爆轟を起こして、それでこういう破損を起こしているということが、 つじつまが合っているかどうかが現時点でわからないんですが、そこが今、どこまで詰め てあるんでしょうか。
○山形安全規制管理官 3号機の事故の様子を考えると、おおよそ1,000、こちらのほうが、 4号機のほうがおおよそ400×何倍かということになりますと、そこはまだいろいろな報告書では、×4ぐらいではないかというような形にはなっておりますので、2.5tというよう な数字がラフには出てくるんですけれども。それがジルコニウム反応だけでそういう量に なるのか、それともやはり、ジルコニウム以外の金属のことも考えないといけないか、そ このところがまだできていない。最後のところはまだできておりません。
○更田委員 阿部さんがおっしゃるように、どんなに炉心溶融が進んだとしても、なかな か100%って考えにくくて、せいぜい60であったり、どんなに高目に見積もったところで、 80%と物すごく保守的に見たところで。その程度ではあるのは事実なんですけど、ただ、 阿部さんが前段で強調されていたように、3号機由来の水素が逆流をして4号機にというの は、もうこれはほぼ確からしいと。というのは、SGTS配管のフィルタの汚れといいますか、 線源挙動の順序から考えても、逆流したのはほぼ間違いないし。使用済燃料プールで発生 したというのは、これはほとんど荒唐無稽だと思います。ですので、そういう意味で、3 号機から4号機へという、逆流というか輸送があったのは。
あとは全体的な量の問題ではあるけれども、必ずしも均質な予混合気のようなものを仮 定するのは、多目に見積もっているところであろうと思うので、あとは炉心のジルコニウ ムの6割、7割が酸化したと仮定したときの水素量で、それに対してオーダーが外れていな ければ、私は、シナリオとして十分成立すると思っています。
○阿部技術参与 私の質問も、そのオーダーを外れていないんでしょうかというやつなん ですよね。もしオーダーを外れているとすると、何かとんでもない見落としをしている可 能性があると思ったからです。
○更田委員 直感的にだけど、ジルコニウムって90ぐらいで、水素が1で、ジルコニウム1 に対して水素が4発生するわけですよね。だから、22~23倍の質量のジルコニウムが酸化 すればということなので、先ほど何tと言ったのかな。
○山形安全規制管理官 400kg。
○更田委員 そうじゃなくて、全体だと。ここに出ているように、400kgだけだとすると、 物すごくラフにいうと、9tぐらいのジルコニウムが酸化すればと。それは炉心にある量か ら考えると、どうなんだろう。ちょっと私、TMIの値しか知らないので、どのぐらい3号機 の炉心にジルコニウムがあったのか、ちょっとぱっとすぐには計算できないですけども、 これはちょっと当たれば出てくるものだと思いますので、試算してみようと思います。
荻野さん。
○荻野主幹 二つありまして、3号機でどのぐらいジルコニウムの反応で水素が発生した かというのはあると思うんですけども、多分ジルコニウムの全量が反応すると、2tは超え た量にはなると思います。3号機の爆発で、JNESが前に評価したベースですと、約1tぐら いのものが燃焼したんじゃないかと。残りのものが、例えば、4号機に流れたということ は考えられます。先ほどのバランスからいいますと、25%程度じゃ全然足りないんじゃな いかというお話もあるのかもしれないですけども、これはあくまでも理想的な混合ガスの 仮定でございまして。
例えば、大量の水蒸気も含まれていて、配管は別に保温材が巻かれているわけじゃなく て、外気が4°Cとか非常に低い温度の状況だったですので、かなりの水蒸気が凝縮して配 管内にとどまった可能性もありますし、例えば、スタックのほうに流れ込んだものが、そ れが閉塞の効果として、3号機から4号機に大量のものがそのままスタックから出るよりも、 むしろ4号機側に流れていたということも想定されますので。なかなか難しいところです けども、もうちょっと検討が必要であるんじゃないかと考えております。
○更田委員 今の荻野さんのは難しいところですね。クラギングをどのぐらい見るかとい うのは、なかなか答えが出にくいとは思うんですけども。
東京電力は何か見解はありますか、この件に関しては。
○東京電力(山中) 当社、特に今の御意見等につきまして、コメントはございません。
○更田委員 橘高先生。
○橘高教授 この試算の一番根本にあるのが、このコンクリートの破壊限界圧力の 0.451MPaだと思うんですね。この値によって全部変わってくると私は認識しているんです が、正しいかどうか。0.451MPaという、この根拠はちょっとよくわからないところもある んですが、例えば、許容応力度という意味では破壊するだけの応力で、爆轟のような爆発 といいますか、今回は飛び散っていますから、そういうエネルギー的なことも考慮して算 定されているような値なのかというところをちょっとお聞きしたいんですけど。要は、こ れは非常に安全側に見積もった少ない数字かなと思って。実際はもっと大きな圧力で、水 素もたくさん出ているのかなという感じがしましたので。
○山形安全規制管理官 その点は先生のおっしゃるとおりで、ここは限界許容応力を超え るところでして、それが、コンクリート片が本当は何十mと飛んでいるんですけれども、 そこは考慮に入れておりません。ですから、少し保守的な、少な目の数字になっておりま す。
○更田委員 ほかにありますか。
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