http://www.asyura2.com/13/genpatu35/msg/590.html
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この投稿の前に、坪倉医師が川内村村民を被験体とした研究を投稿しました。
そこにあった関連論文を見たところ、ありますあります、県民を、同国民を、放射線障害ミティゲーターも与えず、放射性核種排泄剤も与えずに、
よくてただただ、食べ物だけ管理して(汚染の少ないものを食べさせ)、そして結果を見た研究が。
まあ、よく聞くあの主張に似ていると言えば似ています。
論文名は投稿者の拙訳。「」内は投稿者の要約訳。
すべて英語論文です。大方の日本人にはわからないようにでしょうか。
こんな投稿に正月から時間を費やしても、私の家族の放射線被曝障害の緩和(mitigation)には何の役にも立ちませんが、道義上投稿します。
この日本がなんなのか、政治的党派的立場を超えて理解できると思います。
目的と言えばそれが目的です。
毒物を全国拡散するゾンビの方々を助ける意図は、被曝者として、残念ながらこの投稿にはありません。
これらを見て、憎しみや義憤や恐怖を感じない者が半数を超えているなら、この国は、亡びる、いえ、そのうち近未来に他国から滅ぼされるに値する国でしょう。
@『広範なホールボディカウンター調査により測定された、福島原子力発電所事故から7-20か月後の、福島の成人と子供のセシウム体内汚染』
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3669733/
いやあ、「チェルノブイリ事故後の知見を福島に当てはめると、数ミリシーベルトを超える内部被ばくが予測されるが、意外と少なかった。しかし、ゆだんはできない」とか書いています。
「セシウム134も計算に入れると、実効線量は137だけの時の2.5倍までになる」そうです。
なんでしょうかねこれ、坪倉さんです。
A『破壊された福島第一原子力発電所近辺の村々での、除染作業員の内部放射線被曝量測定』
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23982615
これも坪倉医師、
「除染作業員は、除染作業による内部被ばくの高リスクにさらされるだろうが、除染作業を通しての内部被ばくレベルに関して、今まではほとんど研究がない」
「意外にも、300Bq/全身の検出下限値以下だった」
B『福島原子力発電所事故後の、福島県及び近接地域における、成人住民の食事からの放射性セシウム摂取:24時間食事重複調査 2011年12月』
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23259847
これはサバ読んでると思いますが、
「一日の放射性セシウム摂取量中央値は4.0Bq/日、範囲は<0.26-17Bq/日。」
「推定される内部被ばく線量レベルは、関東地方と西日本に比べて、有意に高い。」
「重回帰分析によれば、果物ときのこの摂取が有意な要因」
「福島と周辺で生産された柿とリンゴの平均放射能レベルは、セシウム134と137について、それぞれ23+-28、30+-35Bq/kgだった」
C『福島第一原子力発電所由来の電離放射線に被曝した福島住民の疫学研究 県の現在の計画についての予備的概観』
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22327057
「事故から6カ月以上たった。日本政府と地方当局は発電所周辺の住民が受けた放射線被ばく量を推定するために必要な情報を集め始めた。
住民の健康を管理するための計画を作成し、その一部を実施し始めた。」
「いかなる疫学研究の成功も、研究被験体が受けた放射線被ばく量について正確な情報を収集できるかどうかにかかっている。
しかし、線量調査のいくつかは、適切な時期に行われなかった」
「・・・福島でのその他の重要な課題の一つは、県の地域がん患者登録の質の向上だ。
また、1年か2年後に甲状腺がんスクリーニングを開始することが重要だ。
なぜならば、小児期幼児の被曝者幼児の最小潜伏期間は4年だからだ。」
「福島でのどのような科学的努力も、それは研究の目的について被験体の信頼を得ることが必要だが、次の事実から悪影響を受けるだろう。
つまり、福島県民は日本政府と地方当局が、重要な情報を彼らから隠蔽していると疑い始めてしまった」
D『福島第一原子力発電所事故後の故郷への帰還を決定する要因:川内村についての事例研究』
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23547241
なんというかSF戦争映画のような研究です。
村へ帰還させるために、それにかかわる心理学的要因を調べていました。
つまりは、洗脳のための下準備調査。
「女性であること、居住地周辺の高線量、放射線被曝についての不安を述べることは、交絡要因とは独立して、帰還しないという決定と関連していた」
「この研究の結果は、故郷帰還に関係する一般集団に対するリスク伝達に、科学者たちと地方当局が積極的に参加することの重要性を示唆している。」
E『福島における二重食事法により評価された放射性物質の摂取」
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24080864
これは、事故後の他府県での食品検査を総合的に考えると、虚偽論文だと考える方もいらっしゃるでしょう。私はそう推測します。
まずはそのすさまじい上から目線をどうぞ、
「人々が汚染食品の日常的摂取からの内部被ばくを心配すべきか否か評価するために、…この研究はなされた」
「200食の内12食から1Bk/kgを超えるセシウム134と137が発見されたが、そのような食事を1年間食べても、年間内部被ばく量は0.1mSv/yをこえない。」
F『福島における放射性物質事故後の、退避者とファーストレスポンダーの内部放射線被曝の空間的時間的特徴』
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23952577
これは著者情報に a Atomic Bomb Disease Institute と書かれています。
どこでしょうね(笑)。
「福島住民の初期の内部放射線被曝量を再構築することは、彼らの将来の健康リスク評価において主要な役割を演じる。それは、内部放射性ヨウ素による甲状腺がんのリスクを含む。」
「2011年3月11日から4月20日のいかなる時期にでも福島県にいた196人のうち49人から、ヨウ素131とセシウム134と137が一緒に検出された。
その49名の90パーセンタイルのヨウ素131による甲状腺等価線量は3ミリシーベルト、セシウム134と137によるそれは0.06ミリシーベルトだった。
3月16日以前に福島から退避した初期避難者の放射性核種取り込み量は、その後福島に入ったレスポンダーの5倍以上だった。
初期退避者のヨウ素131対セシウム137の比は、約3対1だった。」
「16の被験体の内、6名は特定の避難ルートをとったが、そのヨウ素131の内部放射能の高さは、高濃度のヨウ素131を伴う放射性雲が到来したことによって説明できた。
それは、大気拡散シミュレーションにより予測されていた。」
「全般的に、WBCにより評価された実際の内部放射能は、予測されていた大気中放射能のとかなり一致していた。」
「あの放射性物質事故後最初の1週間の、内部被ばくの正確な評価は、被曝線量再構築のために決定的だと、これらの結果は示唆している。」
「避難ルートに基づく住民の内部被ばく量の評価と、大気拡散モデルからの空気中放射能のより高度な推測が、さらに進められなければならない」
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次は筑波ですが参考までに。
G『福島第一原子力発電所事故由来の放射性物質による、筑波産野菜の汚染評価』
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23982606
「サンチュー・レタスは、外側の葉のヨウ素131濃度は8,031.35+-764.79/kg、内側の葉は115.28+-20.63Bq/kgだった。」
「セシウムは、外側の葉は1,371.93Bq/kg+-366.45Bq/kg、内側の葉は9.68+-15.03Bq/kgだった」
今から思うと、すごいマジックでした。今もそうでない理由は全くありません。
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