IAEAと秘密指定条項 福島、福井 共有情報非公開に
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7481394.html
2014年01月01日16:14　とある原発の溶融貫通(メルトスルー)

国際原子力機関（ＩＡＥＡ）と福島、福井両県が結んだ相互協力の覚書に、ＩＡＥＡか県か一方が要求すれば、共有している情報を非公開にできる条項が含まれていることが分かった。この条項については、県議会でも問題視されず、「特定秘密保護法の先取りにつながるのでは」という批判の声もある。

ＩＡＥＡとの覚書は、福島県が昨年十二月、福井県が今年十月にそれぞれ交わした。

福島県では、除染や放射性廃棄物の管理については県、放射線による健康影響調査については県立医科大がＩＡＥＡと締結した。覚書の詳細として「実施取り決め」文書があり、文書には「他方の当事者によって秘密として指定された情報の秘密性を確保する」と記された条項が含まれていた。

福井県でも原子力分野の人材育成に関してＩＡＥＡと協力を結んだが、その覚書にも秘密指定の文言があった。

両県とも、現段階で秘密指定された情報はないとしているが、事故情報や測定データ、子どもの甲状腺がんなどについて、県側かＩＡＥＡが、「住民の不安をあおる」などとして秘密指定すれば、その情報は公開されない恐れがある。

覚書の調整を担った外務省の担当者は取材に「国際的な交渉ごとなので、日本とＩＡＥＡのどちらが秘密指定条項を求めたかは言えない」としている。

ただ、両県の関係者によると、ＩＡＥＡには各国の行政機関と覚書を交わす際、秘密指定の文言を盛り込む規則があるという。

ＩＡＥＡはチェルノブイリ原発事故で「被ばくによる健康の変調はなかった」との報告書をまとめている。

福島原発告訴団の武藤類子団長は「ＩＡＥＡはチェルノブイリの健康影響について情報隠しをした前例がある。福島も二の舞いになるのでは」と懸念している。

東京新聞 2013年12月31日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013123102000114.html

コメント
01. 知る大切さ 2014年1月01日 17:40:25 : wlmZvu/t95VP. : rXmQVSTR26 秘密指定が前提のIAEAは最悪ですね。 詐欺企業並み？ なんの範囲まで福島県と覚書で結んだか。 役所始めに福島県確認したいですね。 福島県在住の方 情報公開制度を使って、 誰でも目に触れる事ができる状態にして欲しいです。
02. taked4700 2014年1月01日 20:04:41 : 9XFNe/BiX575U : krJ4VP1GUE ＞県議会でも問題視されず という点がとても重要。未だに多くの議員の方たちが国際機関はまともであり、その言うことを聞いていればすべては何とかなると思っている。 しかし、既にそういった蜜月の期間は過ぎ去っていて、1985年のプラザ合意以降、日本は単なる草刈り場、利益を吸い上げる対象となっていて、これ以上利益が出ないとなれば畜殺される立場にある。 結局、今まで、原発立地県として、いろいろな形で不当な利益に預かっていたため、今になってまともな判断が出来なくなっている。 原発マフィアによって、今の日本は滅ぼされようとしている。
03. 2014年1月01日 22:41:34 : rwgORSmgTI 東京新聞は「海外で税逃れ・・・」の暴露など良い報道をしてくれてますね。 この新聞を購読せず、読売だとか産経などを購読している連中の頭の中を覗いてみたいものだ。 きっと脳みそなどは入って無いのだろう。
04. 2014年1月02日 16:45:08 : JtW399YiA2 秘密を作るから出て来た情報が疑われる結果になる。 政治不信や国家不信が助長されるだけ。
05. 知る大切さ 2014年1月06日 12:52:56 : wlmZvu/t95VP. : rXmQVSTR26 福島県に問い合わせしました。 覚書の中身の文章関係はココから入れます。 (福島県ＨＰから辿りつきますが、普通はアシスト無しだと たどり着けないと思う。) http://www.asyura2.com/13/genpatu35/msg/638.html

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