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原賠審新指針 「古里、金に代えられぬ」住民ら戸惑い
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7473171.html
2013年12月27日00:02 とある原発の溶融貫通(メルトスルー)
東京電力福島第1原発事故による損害賠償の基準を示す文部科学省の「原子力損害賠償紛争審査会」が26日に決めた、追加賠償に関する新たな指針。帰還困難区域(年間積算放射線量50ミリシーベルト超)など長期間、帰郷のめどが立たない住民への「故郷を失う精神的苦痛への慰謝料」は1人当たり1000万円と算定された。既払い分との総額は1450万円となるが、帰還困難とされる住民は「これが古里の値段なのか」と戸惑いを隠せない。【喜浦遊、深津誠】
自宅が福島第1原発から3キロの帰還困難区域にある福島県双葉町、鈴木美千代さん(40)は福島市の借り上げアパートに母と息子を残し、勤務先のいわき市に単身赴任中だ。
来年は家族を呼び寄せるつもり。慰謝料の一括払いで「新生活の見通しは立てやすい。でも金額が妥当とは言えない」。帰還は難しいが、住み慣れた家が残る古里への思いは断ち切れない。「もっとほしいということではない。金額で割り切れるものではないから」
帰還困難区域の大熊町の自宅から喜多方市に避難する男性(73)も「どう受け止めたらいいのかなあ。古里は金に代えられねえからなあ」とつぶやいた。
一方、居住制限(20ミリシーベルト超50ミリシーベルト以下)と避難指示解除準備(20ミリシーベルト以下)の両区域では避難指示が解除されれば、月10万円の慰謝料が1年をめどに打ち切られる。
帰還困難区域と合わせて3区域が混在する富岡町で44年間、美容室を営んでいた坂本貞子さん(78)。居住制限区域にある店の前の道路から先は帰還困難区域だ。自宅はネズミの被害も深刻で、戻らないと決めた。なじみ客の髪を切りながら世間話を交わす。そんな生活がかなわないなら、新しい場所で暮らせるだけの賠償額を示すよう願う。「国が帰還・移住を決めるのでなく、避難者の意思を尊重してほしい」
町は「賠償額に差が出るのは不公平。一律賠償で差が出ないようにすると住民を説得し、区域再編を受け入れたのに」と話した。
復興庁のアンケートでは「帰りたい」とした富岡町民は約12%。同じく3区域ある浪江町も19%。同町は「除染などが進まず、どの区域も見通しが立たない。精神的賠償の総額を示す時期ではない」と話す。
毎日新聞 2013年12月26日 21時28分(最終更新 12月26日 22時56分)
http://mainichi.jp/select/news/20131227k0000m040078000c.html
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|古里まとめて1450万円/人。「国が帰還・移住を決めるのでなく、避難者の意思を尊重してほしい」
2013年12月26日 11:10 PM
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