http://www.asyura2.com/13/genpatu35/msg/353.html
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福島第1原発の作業現場について、2人の作業員が語りました。(13/12/18) (FTV 福島テレビ)
http://www.fnn-news.com/localtime/fukushima/detail.html?id=FNNL00008040
http://archive.is/TRq4H
http://www.youtube.com/watch?v=9JBnQSqtYdQ
1日に3,000人が廃炉作業と向き合う現場で、何が行われているのか。
原発作業員を取材しました。
自らの仕事をツイッターでつぶやく、福島・大熊町出身のサニーさん(仮名)は、
事故前から、福島第1原発で働くベテラン作業員。
サニーさんは「計画線量は環境が環境だからともかく、10時間超え、しかも、
指示されての10時間超えなんて、想像を絶する犯罪だぞ」とつぶやいた。
2013年10月に原発構内で起きた土砂崩れ。
東京電力が公表する1週間前に、サニーさんはツイッターでつぶやいていた。
サニーさんは10月17日、「福島第1原発でも崩落が起こり、道が封鎖されている」
とつぶやいていた。
また、10月20日には「なんで、福島第1構内の崩落が報道されないのか。
マスコミが知らないことは、報道できない。
つまり、電力が発表していないだけだ」とつぶやいていた。
これが、東京電力や福島第1原発の本当の姿なのだと、サニーさんは訴えている。
サニーさんは「現場の空気だったり、見えない部分、全く立場の違う現場からの
目線ですよね。そういうところも伝えていきたい」、「少しでも廃炉を確実に、
事故なくできるような状況にできたらいいなと」と話した。
2013年8月に発覚した、地上タンクからの300トンの汚染水漏れ。
同様のタンクの設置作業にあたっていたのが、沖縄県の上地剛立さん(48)。
上地さんは「現場自体が、神経ピリピリしているような感じで。
工期優先ということで、それが、裏目に出ていると思います」と話した。
上地さんは、言われるがまま、ずさんな工事を繰り返すしかなかった。
上地さんは、「特に縦の面は、さびているのが多かったですね」、「(本来は)
きれいにさびを落として、鉄板の地肌を出したうえで、コーティング作業を
するが、さびにコーティングしても、あまり効果がないんですよね」と話した。
問題は、複数の孫受け会社が存在する雇用問題にも及んでいる。
上地さんが働くきっかけとなった求人広告。
上地さんが採用されたのは、元受けのさらに3つ下、3次孫受けにあたる会社だった。
上地さんは「面接を受けて、原発の仕事だとわかったんですが、
これも仕方がないかと思って、思い切った」と話した。
作業員1人につき、1日1万円が支払われる「危険手当」は、
下請け会社が増えれば増えるほど、手取り分が減っていくという。
上地さんは「ピンハネをはっきり言う人もいましたが、
中には、この金額で十分じゃないかと、安易に考えている人も多いんです。
とにかく、仕事があれば、どうにかなるからという感じで」と話した。
県外から、福島第1原発で働いた上地さん。
そして、ネット上で現状をつぶやく大熊町のサニーさん。
そんな2人が訴えるのが、40年ともいわれる、廃炉作業を担う人材の不足。
サニーさんは「やはり、どこの社も、4年・5年働く人間が、
線量が限界に達していくようなので、人員が厳しくなってくる。これからは、
作業員不足というものは、徐々に多くなってくると思います」と話した。
上地さんは「みんなが1つにならないかぎり、ただ作業をするのではなくて、
本当に福島が良くなるように考えて作業を行わないかぎり、
良い復興はできないと思っています」と話した。
日々、深刻な問題と向き合う原発の作業現場。
その本当の姿は、作業員だけしか知らないのかもしれない。
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