15. PERO2 2015年2月17日 12:27:53
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広島・長崎の被爆研究によって、100ミリシーベルト以上の被爆では、全員に被爆影響が出る事が判っている。ただし、これは”外部被爆”の場合だけだ。調査を行った米軍は、内部被爆の影響について、全てを無視した。広島では、原爆爆発後の黒い雨(発生粉塵による雲発生⇒降雨)を飲んだ人達が、ほぼ翌日死亡しているが、これは米軍の研究にカウントされていない。何故なら、内部被爆は、外部被爆の100倍以上の被爆影響が出る為に、米国国民の反対運動が起こる事が予想された為である。 実際、原爆投下3日後には、米国で原爆反対運動が起きたが、米国政府による、”原爆正当化宣伝”によって、沈静化され、原爆は正しいものとする意識が浸透している。その宣伝の一部に、”原爆の放射能はそれほど強くない”という内容が誇張されている。 今回の一件は、内部被爆による障害である。内部被爆、外部被爆、共に、100ミリシーベルト以下の被爆では、個人差が大きく、人によっては、死亡に至る。 問題は、死亡に至るケースが何%くらい出るのか?という事である。ところが、内部被爆の研究は、政府によって、ほぼ禁止状態だった為に、行われていない。 2015年までの4年間でのケースを総合すると、 @セシウムによる急性心筋梗塞(東電作業員の死亡:熱中症とされたが、その根拠は無い。作業員の厳重マスク着用により、死亡は激減し、ここ2年程度はゼロとなっている。) Aセシウムによる慢性心因梗塞(天皇陛下の狭心症悪化、俳優地衣武雄の狭心症による死亡) B鼻血(放射能による典型的被爆症状:漫画・美味しんぼに掲載されたもの) ⇒笑えるのは、”原爆影響の研究家”と称する者が、美味しんぼの内容を公然と批判した事。これほどの無知は、”原爆影響の研究家”で有り得ない。鼻血は、被爆者に最も多い、初期症状である。 C慢性疲労(放射能による典型的被爆症状:作家・柳美里(毎日、福島の食品を取り寄せて食べた所、3ヶ月で慢性疲労を呈した) D子供(18歳以下)の甲状腺がん(福島県在住の全員(35万人)を調査、現在100名が甲状腺がんの認定を受けている。この人数は、健常人では”有り得ない数字”と小児科医が証言している。 問題は、被爆前、余りにも少ない疾患だったので、厚生省が統計を取っていなかった事である。勿論、それも、昭和30年前後の原水爆実験(ビキニ環礁)による影響を隠す為の政策だった可能性もある。 ⇒これも笑えるのは、”原爆影響研究者”が、”福島で甲状腺がんが起こる訳が無い”と言い出して、長崎県の18歳以下の子供を調査した所、調査途上で40人の甲状腺がんが見つかってしまい、長崎の被爆影響が現在も残っている事をあぶりだしてしまった。この研究者、最初はテレビに出て、”福島に甲状腺がんは無い”と豪語していたが、調査が進むにつれ、テレビに出なくなった。結局、長崎の調査を放置プレイの始末であった。 よく言われるのが、甲状腺がんの出現が早過ぎる、という事である。チェルノブイリの事象では、被爆5年後という事になっているが、あの当時の診断方法は、”触診”のみである。現在日本の診断方法は、超音波エコー検査なので、触診に比較して、非常に早期の診断が可能となっており、被爆後2年〜3年の出現期間は、チェルノブイリと矛盾しない。現在、甲状腺がんと診断されている日本の子供達の甲状腺が大きく腫れ上がるのが、被爆5年後、即ち、来年以降である。 ***** 日本人が大きく誤解しているのは、被爆影響の代表が”がん”だと思っている事である。これは大きな間違いで、確かに原爆被爆者にがんの発生が多いが、それは10年以上の時間が経過した被爆者であって、早期の症状は、心筋梗塞と慢性疲労である。その好例が第五福竜丸で被爆された方々である。第五福竜丸で被爆された方々は、心筋梗塞で亡くなった方が最も多かった。慢性疲労は、全員が訴えた症状であり、がんは10年以上経過してから発症した。(第五福竜丸の方々は、全員がほぼ成人であり、甲状腺がんは発症しにくい。) チェルノブイリでは、賠償を阻止する為に、ソ連政府が被爆影響による死者を全くカウントしていない。例えば、代表的な心筋梗塞は、”ただの心筋梗塞であって、放射能とは関係ない”とソ連は言い続けた。 だが、通常の心筋梗塞発生率と比較して、被爆地域の発生率は異常に高かった。それを考慮した、民間機関による被爆による死者数(10年間)は、約10万人と言われている。 ただし、これは”死者数”であって、慢性疲労による苦しみを受けた人の数の数分の一である。被爆によって、身体的苦しみを受けた人の数は、100万人に上るだろう。 福島原発事故当時の日本政府(特に、枝野官房長官)が、汚辱に満ちているのは、”直ちに健康には影響ない”と豪語した事である。役所用語で、”直ちに”とは、2〜3日後を指すが、まさしく、2〜3日後では影響は全く無いだろう。だが、数日後、数年後には、確実に影響が出る事を知っていた発言である。日本人は、この様な詐欺的印象操作に弱く、福島県民の大半は、これを”安全”と受け取って、福島に残留してしまった。 現在、甲状腺癌を発症している子供の多くは、原発爆発の当日から翌日にかけて、屋外で無邪気に遊んでいた子供達である。
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