http://www.asyura2.com/13/genpatu35/msg/187.html
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IZAから
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/642384/
【主張】活断層を誤認 原発調査は大丈夫なのか
2013/03/30 03:42
開いた口が塞がらない。耳を疑う失態だ。
東京大学地震研究所の教授らによる活断層調査での誤りである。
東京都内の工場跡地の地中に打ち込まれていたコンクリート製の杭(くい)を、首都直下地震につながる立川断層の破砕帯と見誤ったのだ。
偶然が重なったとはいえ、「失敗学」の好事例となりそうな初歩的、かつ重大なミスである。調査現場を見学した部外者の指摘がなければ、とんでもない間違いが大手を振ってまかり通り続けるところだった。
教授は、原子力規制委員会で原子力発電所の活断層を調査する有識者の一人である。
今回の誤りは教授自身によって訂正されたが、この事例は、原発での活断層調査の進め方や解釈に関して、規制委が教訓とすべき多くの事柄が存在していることを教えている。
第1は、先入観の怖さである。教授は「見たいものが見えてしまった」と告白している。他の研究者も他山の石とすべき言葉だ。
掘削調査地点には、活断層の破砕帯が存在するはずだという思い込みが、コンクリートの杭の断面の並びを、横ずれ断層の証拠の石と見せてしまった。
第2の教訓は、仲間内だけの調査には、思いがけない陥穽(かんせい)が口を開けて待っているということである。何人もの専門家が現場を観察しているにもかかわらず、見抜けなかった。活断層調査を舞台にした「集団催眠」といえる。
<参考リンク>
■東大地震研「完全に催眠術にかかっていた」 活断層誤認にこの言い訳はないだろう(J-CAST)
http://www.j-cast.com/2013/03/29171842.html?p=all
■東大 佐藤比呂志教授 立川断層と決めつけた石がコンクリだと見物客に指摘され謝罪
http://ameblo.jp/brief-comment/entry-11500311928.html
■東北電力東通原子力発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合メンバーによる東北電力(株)東通原子力発電所の敷地内破砕帯調査の実施について(原子力規制委員会)
http://www.nsr.go.jp/committee/yuushikisya/higashidori_hasaitai/20121213kaisai_higashidori.html
■東通原発に活断層 原子力規制委見解 再稼働は当面困難(朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/1220/TKY201212200670.html
東北電力東通原発の断層に関する評価会合で、スクリーンに示された断層の断面図を見る専門家ら。(左から)東大地震研究所の佐藤比呂志教授、専修大の熊木洋太教授、原子力規制委員会の島崎邦彦委員=20日午後、東京・霞が関、遠藤啓生撮影
規制委の専門家会合が原発敷地内の断層が活断層の可能性が高いと判断したのは、日本原子力発電敦賀原発(福井県)に続いて2例目。東通原発は敦賀原発と違って調査対象の断層の真上には原子炉建屋はないとされることから、廃炉に直結する可能性は低いとみられる。規制委は26日、評価会合を開いて東北電の考えを聞いたうえで、安全対策の指示などを検討する。
■「地震予知、即刻中止を」 東大教授、英誌に掲載(共同通信) 地震予知は官僚の金づるだっただけのこと。
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/137.html
■地震は予知できない!東大教授、実名告発の波紋
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/526.html
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