http://www.asyura2.com/13/genpatu35/msg/116.html
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NHKスペシャル”汚染水〜福島第一原発 危機の真相〜”を観てました。
http://sci.tea-nifty.com/blog/2013/12/nhk-a24a.html
2013年12月 1日 Fallen Physicist, Rising Engineer
NHKスペシャル 汚染水 〜福島第一原発 危機の真相〜
NHKspecial_osensui_fukushimadai1genpatsukikinos... 投稿者 soekosan
誰もが気になる汚染水。今日12/1も東電からこんなプレスリリースがあったばかり、、、
福島第一原子力発電所多核種除去設備(ALPS)C系統の処理運転への移行見合わせについて
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2013/1232617_5117.html
しかもよく見ると他のプレスリリースも、福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れについて(続報63)って、、、続報63!
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2013/1232583_5117.html
もうなんか何がどうなってるのかわからないのでNHKスペシャルでまとめてもらえるとありがたいということで見てました。
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/1201/index.html
以下、いつものようにリアルタイム速記メモ。
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福島第一原発の原子炉建屋に初めてカメラが入った。日立とパナソニックのロゴがある特殊ボート(カメラ付き)で調べる。そのカメラがとらえたのは汚染水。原子炉内部から流れ出るのが初めて確認できた。いまも大量の冷却水を使っているが、それが大量の汚染水になり、地下水と混ざって外に流れ出ていると考えられる。東電は汚染水を閉じ込めることはできなかった。今も流出が止まっていない。しかもデータ解析で、想いもかけないところから漏れてる可能性がわかってきた。世界が経験したことのない汚染水との戦い。真相に迫る。
とここまでがイントロ。
事故から2年9カ月。4号機で使用済み核燃料取りだしが始まり、ようやく一歩が踏み出せたと思われるが、メルトダウンの影響はまだ続く。海に汚染水が漏れていることが分かった。
原子炉に核燃料があった。メルトダウンし、一部は格納容器に達している。今も水で冷やしているので格納容器の破損場所から漏れている。400トン/1日。1000機のタンクにためている。地下水は汚染水と混ざり、外部に漏れている可能性が。
この破損場所をどうすれば探せるのか?国のプロジェクトで進められてきた。あ、日立のヘルメット。カメラを搭載したボート。日立GEニュークリアエナジーの方が作業。東大などと開発。放射線の影響で無線が使えないので特殊なケーブルで接続。370トンの水が原子炉にそそがれ、それが格納容器まで漏れ出し、その破損で外に漏れ出している。どこから漏れているか全く分かってない。コンクリートの壁で覆われており、人は強い放射線のため近づけない。離れたところからボート使ってカメラで写す。巨大な配管を重点的に調べた。
これですな。
http://www.asahi.com/special/news/articles/TKY201311130563.html
詳細はこっち:
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images/d131128_05-j.pdf
ボートを投入する訓練は同じサイズの配管を使って行った。5号機の格納容器周辺の映像。複雑な配管や障害物がある。それを避けて50cmの隙間に降ろす必要がある。あ、ラジコンのコントローラみたいに動かせるのか。プロジェクト予算は3億円。
先月半ば、原子炉建屋1号機に入った。5ミリシーベルト/時。滞在できるのは15分だけ。
で作業員は次々交代する。それでもトータル5時間。
いきなり予想外の事態が。ボートを下ろす隙間が想定より狭い。カメラを観ながら何とか突っ込む。ようやく着水し、ボートが進み始める。カメラに白い点が、、、CMOSにたいして放射線の影響かな。。。2シーベルト/時。3時間で人が死ぬレベル。壁を滝のように流れるのが映った。破損箇所がはっきり見える。うわ、勢いよく漏れてる。これはひどい、、、
専門家に映像を見てもらう。議論が集中したのは、サンドクッションドレン管から漏れているということ。格納容器とコンクリートの隙間にあって、結露の水分を漏らすもの。これから勢いよくもれるということは想定外。損傷の場所がパイプの付け根付近だと考えられるが、5cmの隙間から見るしかない。新しいロボットがひつようか。
東大の浅間一さんが今回のロボットを開発した。そういう隙間が見えるのか?について説明。内視鏡はあるが、それを放射線のあるときにつかえるか、長さがどうなのかはわからないと。
http://www.robot.t.u-tokyo.ac.jp/asamalab/
汚染水の分析は内田さん。トリチウムだと、20数年間は出続ける。セシウムはもっと多い。
40〜50年はでるだろう。
そして東京電力。副社長が語る。場所が分かったことは前向きにとらえてやるしかないと思っている。
東京電力は対策はとったといっていたが、港湾内のセシウム137の濃度は一旦さがったものの、それ以上は下がっていない。汚染水はまだ漏れている。
疑われたのはトレンチ。降りていくと配管やケーブルが張り巡らされた。建屋に接している壁から漏れているのか?
トレンチの近くや海のそばで高い放射線濃度が観測されている。しかし東電はトレンチからの対策は取ってきたはず?事故から1ヶ月後、大量の汚染水がトレンチから出て、その対策として、トレンチをコンクリートで固めたのだ。しかしそれでも次々セシウムが検出されている。東電がふさいだ場所以外から漏れて、地下水を通じて流れ出している可能性が。
東電は地下に壁を作って海に出る前に止めようとしている。水ガラス。地下で固まり、食い止める。作業は鉛の板を敷いて行われていた。
海岸沿いにまず打ちこんだ。でも止まらなかったので、現在囲い込むように打っている。対策を初めて1カ月。まだ濃度が下がっていない。国の基準を超えるセシウムもまだ検出されている。
さらにトレンチ以外からも。地下水を調べると基準を超えるトリチウムが観測された。No.1サブドレン(井戸)ではさらに高い濃度。分布をみると、建屋から海に流れているように見える。これが示唆するのは汚染が拡大するということ。
北海道大学の方が模擬実験。色を混ぜた液を地面を模した模型に流すと、トリチウムに相当するものは海に流れる、セシウムやストロンチウムもそこから遅れて漏れる。なので時間差で漏れる可能性が出ている。
建屋に損傷があっても汚染水を地下水よりもポンプで水位を下げているから問題ないと東電はしてきた。本当に水位の制御で汚染水は食い止められてきたのか?
実は事故後6カ月あまり、水位は逆転していた。地下水位は場所ごとに違う。
地下水シミュレーションの専門家、東大の登坂さん。弧を描くように地下水に漏れていっているシミュレーション結果。それとトリチウムデータを比べると一致した。
東電の副社長が現場の確認にきた。
抜本的対策はあるのか?
建屋からの直接の漏えいはどうやって防ぐ。経済産業庁の野田参事官が登場。凍土壁を検討している。350億円かかる巨大プロジェクト。1〜4号機を地下で囲む。完成まで1年以上。きっちりと凍らせることができるのかが課題。
場面変わってアメリカワシントン。東電の技術者が視察に来た。ハンフォード核施設。プルトニウムを製造していた。地下室のタンクには汚染水がたまっている。大量の汚染水が漏えいし、アメリカ政府は長年対応に追われていた。まずはどうやって地下の汚染水を検知したのか?オレンジの蓋がついた棒がたくさん。地下に電気を流して電気伝導度で判別する。24時間モニタリング。さらに浄化技術として、リン酸カルシウムの白い粉を使う。リン酸と結合したカルシウムはストロンチウムに出会うと置き換わる。カルシウムの効果は300年。半減期は30年で十分効果あると。ストロンチウムバリアとしてろ過して通過させて外にだす。しかしこれを福島で応用するには課題が。海水の成分が含まれているため。つまり海水のにがりが数千ppm入っているので。海水が混ざった汚染水をろ過する方法は研究中。
また場面変わって福島第一原発。建屋の周辺につぎつぎコンクリートの壁が建てられている。作業員を守るため。がれきも放射線源になっていて、急ピッチで処理されている。しかしやっぱり作業員の方は高い放射線量で作業されていた。
ある作業員は放射線量をオーバーして働けなくなっていた。今までの技術があるのに何もできなくなってしまう。誰かがやらなければ、と語る。
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うーむ、余計不安になったなあ。
投稿者 tonagai 時刻 21時55分
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報道(福島原発汚染水問題)
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4582991.html
2013年12月02日 NEVADAブログ
昨夜、NHKは、深刻化する福島第一原発の汚染水特集を報道していましたが、この報道を見て驚いた方も多かったのではないでしょうか?
原発は管理された状態ではなく、全く手探り状態にあり、しかも状況は悪化していると報じていたからです。
今、一号機で汚染水(トリチウム)が漏れ出しており、これはシュミレーション通りの汚染となっており、このシュミレーション通りに更に事態が進めば、今後遅れて更なる放射性物質が漏えいしてくることになります。
そしてこの1号機には物凄い濃度の1万トンもの汚染水がたまっているとも報じており、これを処理することが必要とされていますが、どのように処理するか、方法がないとも報じていました。
今、福島第一原発はコントロールされた状態にあるのではなく、薄氷の上に建つ状態にあり、巨大地震や何らかの影響でバランスが崩れれば、とんでもない事態に発展するということが報道で示されていました。
NHKの報道でもあり、それは慎重な報道となっていましたが、事態は我々が思っている以上に深刻さを増してきていると言えます。
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