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佐藤栄佐久前福島県知事辞職の影にあった米原発プルサーマル導入の真似事
http://www.asyura2.com/13/genpatu34/msg/884.html
投稿者 taked4700 日時 2013 年 11 月 29 日 02:32:05: 9XFNe/BiX575U
 

佐藤栄佐久前福島県知事辞職の影にあった米原発プルサーマル導入の真似事

 佐藤栄佐久前福島県知事について、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E8%97%A4%E6%A0%84%E4%BD%90%E4%B9%85
から引用すると
>2006年7月に、水谷建設・レインボーブリッヂが関与した一連の不正事件で、実弟が営む縫製会社が、不正な土地取引の疑いで検察の取調べを受け、9月25日には実弟が競売入札妨害の疑いで逮捕された。これを動機として、佐藤の辞職を求める動きが、県議会を初めとして内外から高まり、9月27日に道義的責任を取る形で辞職を表明するに至った(9月28日に県議会で辞職が許可)。

ということで、2006年に9月に辞任されている。そして、佐藤栄佐久氏はプルサーマル導入に反対をされていた。2001年にプルサーマル導入許可を凍結しているのだ。

そして、大変に興味深いことに、このころからアメリカでMOX燃料使用の話が持ち上がったのだ。

ウィキペディアの「プルサーマル」から部分引用する。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%AB#.E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.9B.BD.E5.A4.96.E3.81.A7.E3.81.AE.E5.8B.95.E5.90.91
>アメリカ合衆国では1960年代にプルサーマルが始められたが、20年間ほど中断が続いた。その後、2005年6月からカトーバ1号機でMOX燃料の試験運転が開始され、同年10月にはエネルギー省所有のサバンナリバーサイトで解体核用のMOX燃料加工工場の建設が開始された。また同年11月には、これとは別に使用済燃料再処理・MOX加工・廃液ガラス固化・中間貯蔵を目的とした複合リサイクル施設建設の予算が議会を通過、承認された。こちらは2007年までに建設場所を選定し、2010年までに着工する予定となっている。
>2006年には、アメリカが国際原子力パートナーシップを発表し、日本を含む国際協力による高速炉を用いた核燃料サイクルの実施計画が開始された。

この記事、確かに事実なのだが、重要な点が書かれていない。それは何かを、http://www.jca.apc.org/mihama/world/ucs080804.htm 「アレバ社製のMOX燃料集合体を使った米国でのMOX燃料試験が失敗」から引用する。

>米国では、核兵器解体に伴う余剰プルトニウムをMOX燃料にして通常の原発で使用するという計画がある。いくつかの原発で、先行試験が2005年から開始されている。その先行試験の一つが失敗したことが明らかになった。
サウスカロライナ州のカトーバ原発1号機(デューク・エナジー社)では、4体のMOX燃料集合体を装荷して2005年から先行試験を行っていた。カトーバ原発1号機では3サイクル(1サイクルは18ヶ月運転)でMOX燃料を使用する予定であったが、2サイクルが終了した今年6月、予定を早めてMOX燃料を炉心から取り除いた。デューク・エナジー社はNRC(原子力規制委員会)に、「集合体の過大な膨張のため、炉心からMOX燃料をとりださなければならなくなった」と述べている。米国の「憂慮する科学者同盟」は、アレバ社が製造したMOX燃料集合体の設計に問題があり、制御棒案内管が想定以上に膨張し、燃料棒の損傷、事故の危険があると発表している。

 上の引用にある「今年6月」とは2008年6月のことなのだ。そして、繰り返すが佐藤栄佐久氏が辞任されたのが2006年だ。

 アメリカはそもそも普通の使用済み核燃料の再処理をやっていない。だからこそ、このプルサーマル導入の真似事でもフランスの会社であるアレバからmox燃料を買い取っている。

 なお、福島第一原発にプルサーマルが導入されたのは2010年だ。その経緯をウィキから引用する。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80

>2010年(平成22年)2月16日 :福島県知事は2月定例県議会で、東京電力が福島県に申し入れていた福島第1原発3号機でのプルサーマル計画実施について、条件付で受け入れることを表明した。同知事は、昨年から県エネルギー政策検討会を再開して検討してきたこと、核燃料サイクル推進という国の方針、玄海原発でのプルサーマル発電の開始などに言及、受け入れる考えを述べた[222] [注 42]。
6月17日 :福島第一原発2号機で電源喪失・水位低下事故[223]
7月20日 :免震重要棟開所[224]
9月18日 :3号機のプルサーマル発電、試運転開始。
10月26日 :3号機のプルサーマル発電、営業運転を開始[225]。
12月6日 :2号機において定格熱出力一定運転を開始する[226]。

なお、2010年の1月から3月ぐらいにかけては、アメリカで原発新設の建設契約を日本のメーカーが受注したというニュースが再三流れた。しかし、そのどれ一つとして、未だに着工に至っていないし、少なくとも一つは正式に建設取りやめになっている。

日本はアメリカの言いなり、それも騙されっぱなしと言う感じがする。

それにしても、ウィキの「プルサーマル」の記述、だれか、訂正をしていただきたい。
   

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コメント
 
01. 2013年11月29日 07:14:01 : J0qgA5Y4iM
興味深い
最近はtaked4700を小馬鹿にする物言いしかしていないが
(しかし、以前は投稿に常にコメントを残していたろう?俺がそうするときは評価しているときだ)

これは最大限の評価をしたい。もちろんその熱意と行動力もだ

これ全部、ブッシュ政権時だな。それがまず興味を引く
やはりその流れだったんだな
====================
この話で真っ先に思う浮かんだのが、これだ
ちょっと抜き出してみよう。よりよく理解するなら全部読んで欲しい

[日米原子力協定]米国の対日原子力司令塔となる二国間協議 (ジャパン・ハンドラーズと合理的選択)
http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/371.html
投稿者 五月晴郎 日時 2013 年 11 月 15 日 21:56:58: ulZUCBWYQe7Lk


ここで私が気になったのはやはり「再処理が核兵器リクルートになってしまう」という評価である。この点を踏まえて、日本がプルサーマルをやめてしまうと、プルトニウム拡散が起きてしまう、とポネマン副長官などは暗に指摘しているようである。

 しかし、ここで日本側も「プルトニウムの処分の方法をMOXに依存しない形で日米で提案・模索していきたい」と二国間協議で提唱することもできるはずであるが、やらない。日本側はそもそも外務官僚がアレヴァやIEA、IAEAに巣食う国際原子力マフィアと結託して、MOX以外の創造的なプルトニウム処分方法を検討してすら来なかった。

 それはつまり、日本の外務省の国際原子力協力室(現室長の名前は福島功というブラックジョーク)が、外務省利権として、「日本の核抑止力につながる再処理利権」というものを死守したいと思っているからである。

 しかし、福島原発事故が示したように、核抑止力は別に核兵器を保つ必要などないことが明らかになっている。通常弾頭で敵国の沿岸部にある原子力発電所を攻撃することや、テロリストの侵入によって非常用電源も含めて破壊することで、敵国を核汚染することができるからだ。

 そして、モニツ長官が指摘するように、ウランは余っているのである。だからアメリカも民生用原子炉の使用済み燃料を再処理しないで放っておいているわけだ。

 日本においても無理に六ケ所村の核燃料サイクル施設を稼働する必要はない。それを推進強行するのは、正力松太郎・中曽根康弘以来の「日本もいつかは核武装」というスケベ根性があるからに他ならない。

 そして外務省原子力ムラの初代原子力課長の金子熊夫や遠藤哲也元審議官の「過去に対米交渉で買った経験」という「勝利のトロフィー」としてアメリカに認めさせた(実はアメリカが属国に下請けに出したに過ぎない)「再処理特権」(=しかも再処理方法はフランス式というか湿式再処理ピューレックスといって、もう古臭い技術。いまは乾式再処理が研究されており、韓国もこっちをよこせとアメリカに要求している)というものを維持したい、というプライドを守るという問題以外に他ならない。

 外務省原子力ムラの「経路依存症」「後戻りする勇気」がないことが日本が再処理(核燃料サイクル)を放棄できない理由の一つである。

 ただ、アメリカの方も再処理維持については必ずしも反対ではない(どうせ属国にやらせるのだからという心理だろう)という声もあるようで、それがウィリアム・マーティン元エネルギー省副長官や、現在のポネマン副長官の発言に見られている。

中略

このようにポネマンは「もんじゅを継続するように」とはっきりと述べている。つまり、アメリカ本国でやらせたくないことは全部属国に押し付けてしまおうというハラである。そもそも民生用原子炉は建設を日本のメーカーにやらせ、設計はGEやウェスティングハウスの特許であることは知られている。ここでも、覇権国が属国に「責任転嫁」(バックパッシング)する構図がよくでている。

 日本が独自に原子力開発をやらなかったことのつけ、冷戦時代の負の遺産が福島原発事故以降の米による原子力属国化路線の強化につながっているということは間違いない。

 核燃料サイクルを小泉純一郎は止めるべきだと先日の記者会見で述べたが、この発言に対して、米国がどのように反応するのか。モニツ長官に代わって「路線が代わる」というのはおそらく希望的観測だろうが、注意してみていきたい。

 日本の原子力問題のゴルディアスの結び目、それは核燃料サイクルである。これが外務省原子力ムラ、経産省原子力ムラ、文科省原子力ムラの競合して守る最大の利権になっている。

 そのことを意識しないと脱原発論は上滑りしたものになってしまいかねない。


02. 2013年11月29日 07:14:15 : bwFzMVs2eU
インデアン、アボリジニ、インカ、etcの大量虐殺, アフリカ人を奴隷にして、中国人をアヘン漬け、

原爆で日本人を抹殺した,毛唐、21世紀になってその血は何も薄まってはいない、

ニコニコ笑ってやって来た駐日大使、平和、親善,友好、 歴史を見れば詐欺、恐怖、

所詮、核のゴミ捨て場の作業員 穢多 としか思ってはいない

こんな毛唐と渡り合える指導者は....自分も白人と思っている裸の大様


03. 2013年11月29日 07:20:50 : J0qgA5Y4iM
そして更に興味深いはこれだ
本投稿してみても面白いだろう
====================

原子力と国際勝共連合(昭和53年の国会会議録から)
http://blog.livedoor.jp/bilderberg54/archives/30222672.html


市川正一議員の日本の福井県出身の原発村の熊谷大三郎・科技庁長官への質問。昭和53年ですから1978年ですね。あえて解説はつけません。非常に面白いので是非お読みください。以下に転載します。(コメント欄なので端折る)


○市川正一君 この「季刊アカデミー」なる雑誌、これを発刊しております団体は世界平和教授アカデミーという団体であります。この世界平和教授アカデミーなる団体も、これは先ほど申し上げた文鮮明、この人物が提唱し設立したものであります。このことは彼らみずからがこれを確認しております。また表明しております。


 そこで、お伺いしますが、先ほど来繰り返し申しましたように、第三次世界大戦が必要だ、あるいは核武装、核戦争を待望する、こういう主張を行っている統一協会、またそれと一体のものである国際勝共連合、これによってつくられた、また同じ主張を行っておるこの世界平和教授アカデミーの事実上の機関誌である「季刊アカデミー」に、原子力の平和利用の研究を義務づけられた、いま私御質問し、そしてそのとおりだとおっしゃった、そういう現職の原子力研究所の理事長、これがここに寄稿するということは、核武装、核戦争を事実上肯定しているというふうに見られても仕方がないんじゃないか、こういうふうに考えますが、きわめて重大な日本の原子力行政の一翼の責任者でもありますので、この点、長官これを黙認されるかどうか、御見解を承りたい。


○国務大臣(熊谷太三郎君) 大変いろいろ、その雑誌も十分拝見しておりませんような――十分どころじゃありません、少しも拝見していないようなことでございますので、適切なお答えはできかねるかと思いますが、そういう明らかに核武装を肯定するとしますれば、そういう核武装を肯定するようなものであるならば、そういうものに寄稿するということはおもしろくない、好ましいことではないと考えておりますが、具体的にそういう事実であるかどうかという点については検討させていただきたいと存じます。


○市川正一君 わかりました。


 ぜひ具体的に検討、研究をお願いしたいと思うんですが、宗像氏にしろ、先ほど申しました宮島氏にしろ、わが国の原子力の研究開発にきわめて重大な責任を持つ人物であります。こういう人物が、今日世界的にも大きな問題になっておる文鮮明、この組織した団体とこうしたかかわり合いを持つということは、わが国の原子力の平和利用、今後の将来にとってきわめて重大であります。私は、政府が、先ほど来長官がお約束なすったように、徹底的に調査をして事態を明らかにし必要な措置をとるよう重ねて確認をいたします。


 しかも、ここで長官、看過できないのは、原子力の平和利用の最高責任者であり、かつまた科学技術庁長官の要職にある熊谷さん、あなた御自身が、核武装を主張している統一協会、勝共連合の機関紙「世界日報」の七七年一月四日付でありますが、ここに、私の提言欄に寄稿をなすっているんです。私は商工委員の一員として、短期日でありましたが、長官とのおつき合いの中で長官の人となりは存じ上げているつもりであります。あなたが第三次世界大戦を否定し、また核武装、核戦争を否定され、そういう立場を明白にされた以上、こういう文鮮明を教祖とする統一協会、勝共連合の機関紙に寄稿するようなことは厳に慎まれるべきだと、こう思いますが、この点お伺いします。いかがですか。


○国務大臣(熊谷太三郎君) これは率直に申し上げますが、いろいろ雑誌等に寄稿を依頼されますと、正直に言いまして、私が十分そういう意識を持って寄稿する場合だけとも限りませんので、そういう点は非常に申しわけないと思いますが、先ほどから申しておりますように、第三次世界戦争を考えたり、あるいは日本の核武装というようなことを考えたりするようなことはもちろんないことは言うまでもありませんが、そういうムードを強めるようなものには関与はしたくないと、このように考えております。


04. 2013年11月29日 07:40:24 : J0qgA5Y4iM
それと、上手くいっていたとして、アメリカがMOX燃料供給をフランスにずっと頼るとは思えない
表向き、核兵器解体に伴う余剰プルトニウムを使うためってなっているが
ブッシュ政権時に話が進んでいるところを見ると

おそらく真の目的は、再処理〜バンカーバスターに搭載する小型核ではないか?


05. 2013年11月29日 11:22:24 : heVtmrgEsA
uu 渡辺恒三の甥である佐藤雄平福島県知事は、CIAのエージェントとして知られており、福島原発へのMOX燃料導入を推進した。


[12削除理由]:多重コメント多数
06. taked4700 2013年11月29日 19:01:06 : 9XFNe/BiX575U : o2rpzBpjK2
>>01

リンク先を読もうとしているのですが、この数日かなり目がおかしくて、おまけに頭もほとんど回転しようとしません。数日中にはもう一度読ませていただきます。


07. 2013年11月29日 21:00:00 : wdYrbc8LmA
>>06
おっと、それはいけない
体は大事にしてくれ

==================
なんか色々とみんな「年寄りだ」w
生き生き箕面通信の人も、もう74だという
まず健康面には気をつけて
それから、もう少しがんばって欲しいんだ


08. taked4700 2013年12月01日 06:01:15 : 9XFNe/BiX575U : wXab0GyK2c
>>07

>まず健康面には気をつけて
>それから、もう少しがんばって欲しいんだ

ありがとうございます。だいぶガタがきていますが頑張ります。


09. 2013年12月01日 22:37:27 : vKzGI5i3Mo
>>01さんグッドコメント


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