http://www.asyura2.com/13/genpatu34/msg/819.html
Tweet |
福島第1原発 破損燃料、新たに4体 廃炉工程影響必至
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131122t63026.htm
2013年11月22日 河北新報
福島第1原発の使用済み核燃料プールに東日本大震災前に破損した核燃料が80体あった問題で、東京電力は21日、新たに4体の破損燃料をプールに保管していたことを明らかにした。計84体となり、廃炉工程に影響が出る可能性がある。
東電によると、4体は第1原発5、6号機に各1体、第2原発2号機に2体。いずれも震災前に破損し、各原子炉建屋内の燃料プールで長期間保管している。同社は詳しい破損時期、状況を調べている。
破損燃料の中で廃炉作業の進む1〜4号機に計80体あり、このうち18日に燃料取り出しの始まった4号機に3体保管されている。80体の大半がひび割れで、他は小さな穴が空いている。1973年に初めて破損が発覚したという。
国内で原発が稼働して以来、破損燃料をプールから取り出して移送した実績はない。4号機の取り出しでも破損燃料は作業が難しく、後回しにされている。廃炉工程では1〜3号機からも取り出す予定で、作業が難航し、工程通りに進まなくなる可能性がある。
破損燃料からは放射性希ガスのキセノン133(半減期5.25日)やクリプトン85(10.8年)が放出され、通常燃料と別に保管されている。
元原子炉設計者で芝浦工大非常勤講師の後藤政志さんは「ひび割れた燃料は取り出しの際、強い放射線を出し、作業を阻む可能性がある。廃炉工程に与える影響は大きい」と指摘している。
[廃炉工程]第1〜3期に分かれ、4号機プールからの燃料取り出し開始で第2期に入った。1〜4号機プールにある計3106体を2020年ごろまでに取り出す。第3期は20年度以降で1〜3号機で溶融した燃料を取り出す。廃炉完了は40〜50年と見込まれる。
▲上へ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素34掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。