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「夢のエネルギー」核融合は実現目前? (ニューズウィーク日本版) 
http://www.asyura2.com/13/genpatu34/msg/805.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 11 月 22 日 13:56:00: igsppGRN/E9PQ
 

「夢のエネルギー」核融合は実現目前?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131122-00010007-newsweek-bus_all&p=1
ニューズウィーク日本版 11月22日(金)13時10分配信


■水を原料に「小さな太陽」をつくり出すクリーンで安価な発電技術の開発が佳境に

 どこにでもある水に含まれる水素からエネルギーを取り出す「核融合発電」は、世界各地の研究者たちが長年追い求めてきた夢の技術だ。世界のエネルギー市場、ひいては経済に大きな影響を及ぼすはずのこの技術の開発に、かなり近いところまで来ていると専門家は言う。

 水素燃料を詰め込んだごく小さなカプセルに超強力なレーザーを照射し、超高温で原子核と電子がバラバラに飛び交う「プラズマ」を発生させる。こうして太陽など恒星の中心で起きているのと同じような状態──つまり、核融合を引き起こし、膨大なエネルギーを取り出そうというわけだ。うまくいけば1トン前後の水でサンフランシスコくらいの都市が1年間に消費する電力を生み出せるという。

 米ローレンス・リバモア国立研究所(カリフォルニア州)の国立点火施設(NIF)では、プラスチックまたは高密度炭素で作られた直径2ミリほどの燃料ペレット(燃料球)が入った小さな容器(鉛筆に付いた消しゴムくらいのサイズだ)に、192本のレーザーを照射している。

 ペレットの内側には、燃料となる重水素と三重水素(トリチウム)の層がある。どちらも水素の同位体で、重水素は中性子を1つ持っていて、水に多く含まれている。三重水素は中性子を2つ持っており、土壌や海水に含まれるリチウムから生成される。

 燃料ペレットを照射するレーザー光線は50マイクロメートル以内の精度でなければならないが、これは容易なことではない。NIFの研究者に言わせれば、サンフランシスコからロサンゼルスのドジャー・スタジアムに向けて野球のボールを投げ、ストライクを取るようなものだ。

 問題はそれだけではない。レーザーに狙い撃たれたペレットはあっという間に超高温になり、プラズマが発生する。そんな状態で中身の均質さや元の形を維持するのは非常に難しい。発生する圧力にばらつきがあれば、ペレットは平たくなったり細長くなったりしてしまう。

 ペレットの外殻の厚みにはどうしても不均等な部分ができるため、レーザー照射を受けた際にそこから壊れてしまうこともある。そうするとカプセルの素材が核融合反応に干渉する恐れがある。「小さな氷が熱いコーヒーの中に飛び込むようなものだ」とNIFのエドワード・モーゼス所長は言う。

 NIFではこの問題を、1回当たりのレーザー照射の時間を調節して乗り越えることにした。おかげでペレットが壊れることはほとんどなくなったという。

■「点火」まではあと一歩

 モーゼスによれば、史上最大級の科学の進歩はすぐそこだ。「この数週間で、(ペレットに照射する)エネルギー量は1年前の4倍に達した。『点火』まではあと一歩だ」

 研究者たちが目指しているのは核融合反応が連続して起き、投入したものよりも大きなエネルギーが発生する「点火」と呼ばれる段階だ。点火に至るためには、レーザーを今よりも20〜25%高速化する必要があるとモーゼスは考えている。

 いったん点火にたどり着けば、エネルギーを電力に換えるのはそう難しくないだろうとモーゼスは言う。核融合で発生した中性子は、周囲を覆うリチウムの層に飛び込む。するとリチウムの温度が上昇するので、この熱で水を蒸気にしてタービンを回せば電気の出来上がりだ。

 ここまでくれば、これまでの発電とそう変わりはない。「公害とは無縁で、燃料として少しの水を使うだけで済むという点が違うだけだ」と、モーゼスは言う。

(ニューズウィーク日本版11月19日号掲載)

ロクサンヌ・パーマー


 

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コメント
 
01. 日高見連邦共和国 2013年11月22日 14:49:00 : ZtjAE5Qu8buIw : IeaB3HQJJg

核“分裂”にせよ、核“融合”にせよ、それを扱う人間の“精神の進歩(深化)”が無い限り、
科学技術的にいかなる“夢に溢れる”大発明も、ほんとうに人類文明の発展と幸福に寄与するのかどうかは疑わしい。

揶揄したり茶化すつもりは一切無いが、これは心に留めておくべき大事な命題だと思っている。


02. 初心に帰る 2013年11月22日 15:26:00 : inYWYT8X1fasw : wgkF71md2A

常温でない核融合システムと人類には、明日はない、もう少し勉強しましょう。

核融合の釜問題
http://www.asyura2.com/09/eg02/msg/212.html
投稿者 松浦 日時 2010 年 4 月 11 日 00:35:24: nX3mGLaD7LQUY


03. 2013年11月22日 17:22:12 : MJxzt1BnK2
核融合で人類の使うエネルギーは飛躍的に増える。もうすぐ実現する。

40年前にもそういう話は聞いた。
30年前にもそういう話は聞いた。

ここ20年ほど核融合が出来る基礎の条件である超高温をどうやって実現するのかとかで巨大な実験施設を世界のどこに作るかという話を何度か聞いた。
ただこの話もせいぜい基礎実験らしい。
現在聞く話は単発ですそ野の広がった話ではないようだ。


04. 2013年11月22日 17:59:53 : 39HuzqnW7g
核融合がクリーンというけれど、融合炉は放射化するから、放射性廃棄物が発生するのは避けられない。そのため、放射化しづらいコンクリートの研究とかあるそうだ。
ガラス固化して地下に埋設しか方法がない現在、実用化には問題が大きいといことは、あまり語られない真実である。
それゆえ、コスモクリーナーDは、本気で研究開発すべきものだ。

05. 2013年11月22日 19:32:49 : oBqOBH9wPW
核融合が夢のエネルギーのはずがない。

トリチウムが環境に膨大に放出され、回収の手立てがない。

地球生命を死滅へ導く悪魔のエネルギーだ。

もし開発を進めたいなら地球外でなすべきだ。


06. 2013年11月23日 12:07:23 : DeD2Msty9o
既に多くのレスがあるとおり、核融合は放射能を大量につくる。事故の危険も当然
ある。太陽光発電は数年で火力発電をコスト的に打ち負かすそうだ。南の日光の
強いところなら、砂漠のような利用してない土地の万分の1で全人類のエネルギーを
まかなえるそうだ(wikipedia 太陽光発電 参照)日本でいえば、屋根の上の利用
で日本全体の電力をまかなえる。休耕田の一部を利用してもそうなる。

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