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指示者不在、ミス原因か ツイッターで発信する作業員・ハッピーさんに聞く 福島第一
http://www.asahi.com/articles/TKY201311180686.html
2013年11月19日05時00分 朝日新聞
福島第一原発の作業員で、原発事故の直後からツイッターで情報発信するハッピーさんに話を聞いた。
――4号機で核燃料の取り出しが始まりました。
4号機の見るも無残な状態から、よくここまで来たなというのが実感だ。被曝(ひばく)しながら仲間がコツコツ頑張ってきたからだと思う。
――情報発信を始めたきっかけは。
事故当時は、原発についての報道が正確でなく、臆測も多かった。「少しでも状況を正しく伝えなきゃ」と思った。
――汚染水漏れなどのトラブルが相次ぐ背景に何があるのでしょうか。
原発では通常、5〜10人の班で作業をする。班長は累積被曝線量が高くなっていて現場に長くいられない。離れたところでメモを書き、図を描いて作業員に指示し、現場に出向かないこともある。班長不在の現場で、指示の取り違えが作業ミスにつながっているのではないか。
――事故収束に取り組む東電の姿勢をどう受け止めていますか。
事故直後はコストを度外視し、現場がほしいものを本店が準備した。2011年末、野田佳彦首相が「発電所の事故は収束に至った」と宣言したころから、「本店の決済が通らない」という話が増えた。汚染水タンク周辺で本来は金属配管にしなければならないのに、時間とカネの制約から、ホームセンターに売っているような水道用ポリエチレン管で代用している。
――廃炉まで30〜40年かかると言われています。作業員を安定的に確保するための対策は。
長期的な雇用の保障が必要だ。作業員の被曝限度は5年で100ミリシーベルトだから、協力会社は被曝量が1年で20ミリになると作業員を現場から引きあげさせる。たとえば建屋周辺でがれき撤去をすると、被曝量は3カ月で約20ミリ。原発だけで食べている下請け企業の作業員は9カ月間、仕事がなくなる。低線量地域の除染や火力発電所の仕事と合わせて年間雇用にすべきだ。
(聞き手・笠井哲也)
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20年近く原発で働く作業員。ツイッターで情報を発信=写真はアイコン=、フォロワー数は8万7千超。10月下旬、「福島第一原発収束作業日記」(河出書房新社)を出版。
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