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【福島第1原発】いよいよ開始される4号機核燃料棒取り出し作業 〜固唾を呑む世界各国、能天気な日本〜
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/8004e3ee97067d2e53c9b94af4d0add3
2013年11月18日 暗黒夜考〜崩壊しつつある日本を考える〜
明日(11/18)より、いよいよフクシマ原発4号機燃料プールからの核燃料棒取り出し作業が開始される。
日本の将来を左右しかねない重大な作業にも拘らず、当の東電は万全の準備をすることなく、直前にまったく緊張感の感じられない予行演習をしたのみで不安極まりないという体たらくぶりであるが、指導的役割を果たすべき政府・経産省(原子力規制委)も同様、一体何を考えているのだろうか?という能天気ぶり対応である。
そして何より心配なのは、以下の「THE NEW CLASSIC」記事にて指摘されているように、4号機燃料プールに損傷した燃料棒が3本あり、現時点で東電はこれを如何にして取り出すかについて何ら具体策を持っていないという点である。
さらに1号機に70本、2号機に3本、3号機に4本の損傷した燃料棒があることが明らかとなっており、改めてフクシマの収束が如何に困難を極めるかが思いやられる次第である。
それにしても万一のことがあれば日本全土、そして北半球が未曾有の放射能汚染に晒される恐れがあるというのに、この国は何と呑気な空気に包まれているのであろうか?
それもこれも、政府や大手マスコミが4号機燃料プールからの核燃料棒取り出し作業を”矮小化”してきたせいであることは言わずもがなであろう。
ロシア・トゥデイが指摘しているように、「今回の作業が極めて過酷で危険な作業であり、1つでも誤ちを犯すと恐ろしい量の放射線が大気中へと放出され、当初の災害よりも多数の爆発を引き起こすことになる」という事実を国民一人ひとりが認識しなければならない話である。
ここに至っては無事にすべての核燃料棒が回収されることを祈るよりほかないのやも知れないが、「やれるだけのことはやった」という実感が全く持てない中で、こんな危険な作業が開始されることに改めて強い憤りを感じる次第である。
最後に、皆さんに是非とも認識しておいていただきたいことは、311直後同様、万一の事態が発生したとしても政府も東電もその事実を隠蔽し、一般市民への避難勧告が適切になされることなどまずもってないということである。
即ち、万一の際は国民の安全・生命よりも国体の維持が優先され、SPEEDIによる放射性物質の拡散予測が周辺住民の避難に活用されることなど期待するだけ無駄ということである。
兎にも角にも、明日以降、いざという時に備え、よくよく耳を澄ませて福1の状況を見守ることが肝要であろう。
※参考「【再褐】 福島第一原発4号機が「爆発する危険性」 3000万人に避難勧告、そして日本は終わる」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/a425312bfe02731a20bbd649b78a1a5e
(転載開始)
◆福島第1、明日から燃料取り出し:アメリカも支援
Nov 17 2013 THE NEW CLASSIC
東電は、いよいよ明日18日より東京電力福島第1原発4号機の燃料貯蔵プールから燃料の取り出しをはじめる。つい先日にも、すでに東日本大震災以前から1号機の燃料棒が大量に損傷していたことが明らかとなったが、東電の情報開示や安全への対策については不信感が強まっている。こうした中で、大掛かりな燃料の取り出しという事業が進められることで、ミスや事故がないままに作業を終えることが出来るか注目が集まる。
○廃炉工程の第一段階
今回の作業は、すでに廃炉が決定した1〜4号機のプールから本格的な燃料取り出しをおこなう事故以来初めての試み。廃炉作業には30〜40年がかかるとみられているが、その第一段階になるとともに1年近くかかる燃料取り出しという一大プロジェクトが始まることを意味している。新燃料202体、使用済み燃料1331体が保管されているプールから、放射線量の少ない未使用燃料よりとりかかる予定で、東電は「重大な事故になる可能性は低い」と述べている。
しかし、使用済み燃料のうち3体は破損しており、これらをクレーンでつりあげて「キャスク」と呼ばれる容器に治めるのは困難であることから、後回しにされる。破損のないものであっても、この作業は少しのミスによって致命的な事故に繋がる可能性もあり、これまで以上の慎重さが求められる。
○海外は大きな注目
この作業は、日本においてはそれほど注目されていないかもしれないが、一方でアメリカなど国際社会からは非常に関心が高く、「大掛かりな作業(major operation)」のためにアメリカ合衆国エネルギー省が支援を行うことが決定している。同省長官や当局者らは、11月初頭に福島第1原発を訪れて汚染水や貯蔵タンクなどを見学し、18日から始まる作業にむけて意見を交換した。
また、ロシア・トゥデイは今回の作業について以下のように伝えている。
4号機における燃料の除去は、東電にとって最も過酷で危険な作業だと言われている。1つでも誤ちを犯すと、恐ろしい量の放射線が大気中へと放出され、当初の災害よりも多数の爆発を引き起こすことになる。
◆震災前から1号機の燃料棒70本が破損:東電
Nov 17 2013 THE NEW CLASSIC
福島第1原発1号機の使用済み燃料プールの中にある燃料棒70体が、東日本大震災前からすでに損傷していたことが明らかになった。これは、プールの中に保管されている使用済み燃料292本の約4分の1であり、これほど大規模な問題について事実関係が15日まで明らかになっていなかったことで、東電には再び批判が集まっている。
○廃炉作業などにも影響が懸念
現在のところ、損傷した燃料棒を取り出す技術は確立していないことから、2017年をめどに始まる燃料取り出し計画などに影響が懸念される。すでに、今月18日からは大規模な燃料取り出しが4号機プール内で始まり、わずか3本の損傷した燃料棒を取り出すことにも慎重な対応が求められている。
これで福島第一原発には、1号機に70本、2,4号機に3本、3号機に4本の損傷した燃料棒があり、東電は新たな施策を迫られることになった。今回の問題について、同社はすでに国に報告をおこなっていると説明しており、「1号機は当社で最も古い原発で、燃料棒の製造時、品質管理に問題があり粗悪品が多かったと聞いている」と述べた。
初の燃料棒取り出しが4号機ではじまることを前に、東電に対する不信感は再び高まっている。
(転載終了)
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