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溶け落ちて固まった核燃料を模した試験片に、レーザーを照射して砕く様子を映し出した映像=13日、福井県敦賀市木崎
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/46958.html
2013年11月14日午前7時05分
東京電力福島第1原発の廃炉作業に活用できる技術開発を進めている日本原子力研究開発機構敦賀本部のレーザー共同研究所(福井県敦賀市木崎)は13日、事故で溶け落ちた核燃料を取り出すために必要な技術として、金属とともに固まった核燃料を模した試験片にレーザーを照射して砕く実験を報道陣に公開した。
福島第1原発1〜3号機は炉心溶融(メルトダウン)を起こし、溶け落ちた核燃料が原子炉圧力容器を突き抜け、格納容器の底まで達した。セラミックス状に固まっており、取り出す前に溶断・破砕する特殊な技術が必要となる。
技術開発は若狭湾エネルギー研究センターや県内外の企業と共同で昨春始めた。スキャナーで燃料の表面形状を認識し、直径1ミリに集光したレーザーを照射する実験装置を作った。
当初はセラミックスの試験片を破砕したが、今回は被覆管とともに溶けた核燃料を想定し、不規則な形の金属とセラミックスの混合物を使用。公開実験では1800度の高温で激しく火花を散らし、溶断する様子がテレビに映し出された。
機構の担当者は2次廃棄物の量が少なく、遠隔操作も可能な点が利点とする一方、実用化には課題もあると説明。高線量の現場は放射線対策が必要になるほか、炉心を冠水させた状態で作業するため水中での性能も確認しなければならない。
今後はアーム付きの遠隔操作ロボットや炉内を観察できる防水スコープを開発。廃炉の工程で10年以内とした燃料の取り出し開始に向け、協力したいとしている。
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