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既にご存知の方も多いかと思うが、福島県郡山市の小学校にて配布された「最大の国民病がんのおはなし」なる印刷物がネット上を中心に話題となっている。
郡山市の説明によれば、この印刷物はフクシマ原発事故以前に作成された「がん細胞のできかた」「がんの予防」などを綴ったガン対策のための冊子の表紙であり、「他意はない」とのことであるが本当であろうか?
ここで以下1つ目に転載したTBS記事をご覧頂きたい。
ここでも「悲しい実話」を過剰演出し、先の郡山市の配布物同様、「50%」(2人に1人)という数字が強調されている点が”ミソ”であろう。
同TBS記事をみると、圧倒的に女性が発症する確率の高い乳がんについて、敢えて男児にも遺伝する可能性を示唆する内容となっているが、ここで”フクシマ由来”ではなく、あくまで”遺伝”によるものとされている点が重要である。
即ち、ここに公権力と大手マスコミによる典型的な”すり込み””印象操作”の意図が隠されているということである。
以下の「国立がん研究センター」の統計に基づく数字・グラフをみればお解りのように、「日本人の2人に1人が癌にかかり、約3人に1人が癌により死亡している」という点は事実であるが、問題はがん発症年齢である。
同表・グラフをみれば一目瞭然、あくまで癌を発症する年齢は(40〜)50歳台以降で急激に上昇するのであり、こどもが癌になる確率は極めてレアケースである。
では何故、郡山市はこのような話を小学生に啓蒙する必要があったのか?
それは今後、フクシマ原発事故に起因する「小児がん」が爆発的に増加することが想定されているからであることは想像に難くない話であろう。
即ち、郡山市は今後増加するであろう「小児がん」とフクシマ原発との因果関係を払拭せんと学校教育という場を悪用しているのであり、大手メディアは「(こどもでも)今や癌は2人に1人が発症するのは当たり前」という方向に国民の意識を仕向けんとしているのである。
その背景にあるのは、以下2つ目の朝日新聞記事にあるように、フクシマ原発周辺のこどもの甲状腺がん発症数が疑いを含め、実に59人に達しているという恐ろしい事実である。
福島県は「チェルノブイリ原発事故におけるこどもの甲状腺がん増加が事故後5年経ってから」という点を都合よく拡大解釈し、フクシマ由来の被曝の影響を否定するコメントを発しているが、通常、こどもの甲状腺がんの罹患(りかん)率が「100万人に1人」と言われている事実と照らし合わせれば、検査を受けた約22・6万人のうち59人が甲状腺がんを発症(疑いあり)と診断されている時点で如何に”異常な事態”であるかは自明であろう。
また、今年8月時点と比較して、甲状腺がん患者が疑いも含め僅か数ヶ月の間に新たに15人増加している点も”事の重大さ”を物語っていると言ってよいであろう。
これは、先のエントリーにて指摘したとおり、政府が「年20ミリシーベルト以下は安全」とする方針を決定し、狂気の『日本国家解体プラン』が現実のものとなっていることを如実に物語る話である。
今後、公権力による「小児がん発症の偽装工作」は益々エスカレートすることは必至であろう。
実に愚かしい話である。
(転載開始)
◆50%の確率で遺伝、がんの左胸に見つけた母の面影
2013年11月13日 18:13 TBS News
日本では、乳がん発症者のおよそ5%が遺伝性とされていますが、その遺伝子は、50%の確率で子どもへと引き継がれます。3歳のときに母を乳がんで亡くし、自身も遺伝性乳ガンとなった女性が、今、我が子に伝えたいこととは?
3歳の息子、こうちゃんと夕食の準備をするともこさん(30)。
「やんちゃで手がでるのが、ドキドキします」(ともこさん)
ともこさんは、去年、左胸に乳がんを発症しました。進行度はステージ3。ガンはリンパ節にも転移していました。
「お手紙書いてくれたりして、手紙って『まる』なんですけど、子どもに支えられていたことも多いかなと思います」(ともこさん)
遺伝子検査を受け、結果は陽性。乳がんを引き起こす遺伝子BRCA2に変異が見られたのです。この遺伝子を引き継いだとしても、乳がんを発症するとは限りませんが、性別に関係なく遺伝子は50%の確率で引き継がれていきます。男性が乳がんを発症する可能性は極めて低いといわれていますが、もしかしたら、こうちゃんにこの遺伝子を引き継いでいるかもしれません。
ともこさんは、このほかにも向き合わなければならないリスクがあります。乳がんを発症した左胸は、再発リスクを下げるために乳房をすべて切り取る全摘手術をし、乳房再建を行いました。問題は、がんを発症していない右胸です。アンジェリーナ・ジョリーのように、予防的に切除することもできましたが、ともこさんは胸を残しました。胸を残せば、40〜60%の確率で、がんが発症するおそれが出てきます。
「もう1人産みたい。おっぱい出るなら、おっぱいで育てたい。1個でも残っていればと思って。絶対治すぞ。希望があるから、(胸を)とっておこうと思っています」(ともこさん)
ともこさんは、ホルモン療法などが続くため、あと4年間は妊娠することができません。がんが発症するかもしれない現実と向き合う日々です。そんなともこさんを支えているのが、おぼろげな記憶の中にしかない母・文子さんの存在です。文子さんは、ともこさんが3歳のとき、乳がんで亡くなりました。体の異変に気づいたときには、がんは既に骨まで転移し末期の状態でした。
病院のベッドの上で、亡き母が書いたメモが残されていました。
「ともこさま、三輪車にのってあそんでますか?ちゅーりっぷの花は咲きましたか?日曜日にお話聞かせてね。おかあさんより」(3歳だったともこさんに宛てたメモ)
明るい文面には、子どもを思いやる文子さんの気持ちがあふれています。しかし、がんは日がたつにつれ、文子さんの体をむしばんでいきました。
「おかあさんは毎日病院で寝ているのがイヤになってしまいました。病気が治っていないので帰れません。いい子でいてくださいね」(3歳だったともこさんに宛てたメモ)
8か月の闘病の後、文子さんは亡くなりました。38歳でした。
ともこさんは、自分が乳がんになって、思いがけない感情が芽生えてきたと言います。写真でしか思い出すことができなかった母の存在を、より身近に感じることができたと言います。
「お母さんの命を感じて、守られている、いてくれてるんだな。それまで閉ざしていた、あまり考えようとしなかった」(ともこさん)
母親から受け継いだ命。ともこさんは、その重みと責任を感じながら子育てをしています。こうちゃんには、将来、遺伝性乳がんについて説明する予定です。
「乳がんでもいいし、遺伝性でもいいし、それぞれに遺伝があるのは当たり前のことだから、私が(乳がんを)受け継いだことは良かったと思うし、息子はいろんなことを感じながら生きていってくれると思うので」(ともこさん)
ともこさんは、治療が一段落したあかつきには、新しい命を育みたいと考えています。
◆子の甲状腺がん、疑い含め59人 福島県は被曝影響否定
2013年11月13日06時33分 朝日新聞
【野瀬輝彦、大岩ゆり】東京電力福島第一原発事故の発生当時に18歳以下だった子どもの甲状腺検査で、福島県は12日、検査を受けた約22・6万人のうち、計59人で甲状腺がんやその疑いありと診断されたと発表した。8月時点より、検査人数は約3・3万人、患者は疑いも含め15人増えた。これまでのがん統計より発生率は高いが、検査の性質が異なることなどから県は「被曝(ひばく)の影響とは考えられない」としている。
県は来春から、住民の不安にこたえるため、事故当時、胎児だった約2万5千人の甲状腺検査も始める。
新たに甲状腺がんと診断されたのは8人、疑いありとされたのは7人。累計では、がんは26人、疑いが33人。がんや疑いありとされた計58人(1人の良性腫瘍〈しゅよう〉除く)の事故当時の年齢は6〜18歳で平均は16・8歳。
甲状腺がんはこれまでで10万人あたり12人に見つかった計算になる。宮城県など4県のがん統計では2007年、15〜19歳で甲状腺がんが見つかったのは10万人あたり1・7人で、それよりかなり多い。ただし、健康な子ども全員が対象の福島の検査の結果と、一般的に小児は目立つ症状がないと診断されないがんの統計では単純比較できない。
ただ、チェルノブイリでは、原発事故から4〜5年たって甲状腺がんが発生しており、複数の専門医は「被曝から3年以内に発生する可能性は低い」と分析している。県は被曝の影響とは考えにくい根拠として、患者の年齢分布が、乳幼児に多かったチェルノブイリと違って通常の小児甲状腺がんと同じで、最近実施された被曝影響の無いロシアの子どもの検査でも4千〜5千人に1人がんが見つかっていることなどを挙げている。
(転載終了)
公権力による小児がん発症の偽装工作が本格化 矮小化されるフクシマ原発による甲状腺がんの増加 暗黒夜考
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/3756e7bf0b87dc17a001518b597e6644
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