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放医研の明石真言さん :朝日新聞
「(ヨウ素剤を)いま思えば、飲ませればよかった」放医研・明石真言
http://akiba1.blogspot.jp/2013/11/blog-post_11.html
2013年11月11日 秋場龍一のねごと
安定ヨウ素剤の服用について、長崎大教授の山下俊一、そして放医研(放射線医学総合研究所)の緊急被ばく医療研究センター長である明石真言が大きな影響を与えた。
そのふたりが「いま思えば、飲ませていればよかった」と答えている。
このことについては、もう取り返しがつかないことだし、彼らが置かれた立場から重大な失態であり、その責任を追及されなければならないだろう。
ただ、ここでもうひとつ重要な問題が浮上する。
いま、彼らがヨウ素剤を飲ませるべきだったと認めるということは、被曝した住民の健康状態(とくに甲状腺)が憂慮される、ということである。
であるなら、なぜ子どもたちの健康状態について、もっと徹底した検査が行われないのだろうか。
それは福島県だけにかぎらず、放射性物質に汚染されたすべての地域住民、とりわけ子どもたちに必要なことではないか。
すでに被曝が原因と疑われる甲状腺異常が、福島や東北、関東などの子どもたちに見られる。
チェルノブイリ周辺地域では、原発事故後、4年5年以降から増大し、10年以上経っても、甲状腺がんをはじめ、数多くの被曝障害に苦しむ子どもたちがあとを絶たない。
この事例を日本が教訓としないことなどありえない。
兎にも角にも、子どもの健康はまもらなくてはならない。
(参考引用資料『朝日新聞』「プロメテウスの
◇
(プロメテウスの罠)医師、前線へ:23 消えたファクス
http://www.asahi.com/articles/TKY201311090571.html
2013年11月10日05時00分 朝日新聞
長崎大の山下俊一(61)とともに安定ヨウ素剤の服用問題に大きな影響を与えたのが放射線医学総合研究所(放医研)の緊急被ばく医療研究センター長、明石真言(60)だ。
明石から話を聞いたのはことし6月だった。明石はこういった。
「いま思えば、飲ませればよかった」
2011年3月14日、放医研は原子力安全委員会の定めた服用法から逸脱しないよう声明文を出した。国や県の指示がない状態で飲むな、ということだ。国、県は指示を出さなかったため、安定ヨウ素剤を飲んだのは三春町民などごく一部だけ。その三春町にしても、一時は「勝手に飲ませた」と批判された。
その声明文について聞いた際の答えが「いま思えば」だった。
「でも」と明石は釈明した。
「あのころは自衛隊へのヨウ素剤服用指示や、傷病者の受け入れなど対応すべきことが多くて……」
山下と明石。鍵を握る人物が、2人とも「飲ませるべきだった」と振り返る。
なぜ服用に至らなかったのか。
服用の判断を任された原子力安全委員会は、実は3月13日午前0時42分と午前10時半、経済産業省へこんなファクスを送っている。
「体表面の汚染1万カウント以上でヨウ素剤を投与すべきだ」
ところがなぜか、そのファクスが行方不明になったとされる。
15日深夜には福島県庁に退いた国の現地対策本部にファクスが届く。内容は「20キロ圏内には入院患者等がいるのでヨウ素剤を服用させるように」。現地対策本部の医療班員だった放医研医師、立崎英夫(54)の記憶では送信元は経産省だった。
立崎は驚いた。急いで、県にヨウ素剤服用を指示する文書をつくり始めた。服用の対象は「入院患者」から「住民」に広げた。
16日朝。現地対策本部長から許可をとり、立崎は本部内にいた県職員に指示文書を手渡した。これで指示は行き渡ったと考えていた。
だが、県はヨウ素剤を配布しなかった。理由は不鮮明なままだ。
17日昼に立崎はいったん放医研に戻り、放医研に戻っていた医師の富永隆子(36)と交代した。
18日か19日、富永は事前にヨウ素剤を配ることを県職員に提案した。職員は「それでいきましょう。必要分を市町村に段ボールで送ります」と手配を始めた。しかしなぜか、これも実現しなかった。
(麻田真衣)
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【プロメテウス】人類に火を与えたギリシャ神話の神族
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