http://www.asyura2.com/13/genpatu34/msg/630.html
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311の大地震でも、その前に一部の地震学者が貞観地震が起こってかなりの大津波が来ていたことを指摘していたが、その警告を東電および政府はそんな大きな地震が来ることはめったにないと無視した。しかし、2004年にスマトラ島沖地震が起きていて、M9を超えるような超巨大地震は連鎖することが事実としてはっきりしていた。
ウィキの「超大型地震」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E5%B7%A8%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E9%9C%87
には次のような地震の例が載っている。
1700年1月 カスケード地震
1707年10月 宝永地震
1737年10月 カムチャツカ地震
1755年11月 リスボン地震
1868年8月 チリ・アリカ地震
1877年5月 チリ・イキケ地震
1952年11月 カムチャツカ地震
1957年3月 アリューシャン地震
1960年5月 チリ地震
1964年3月 アラスカ地震
上のようなことは多分、非常に基本的な知識のはず。つまり、受験生が英語の現在進行形という文型を知っていなければいけないと同じぐらい常識的に知っているべきことだ。
ところが、311の前に貞観地震のことを警告をしたという地震学者も、その警告を考慮する必要がないとして無視した政府や東電の専門家も、超大型地震が連鎖するという事実を知らなかったということになる。または、知っていて無視した可能性さえある。
これほど、日本の専門家は、または、その専門家を信じようとする政治家は現状に対処することが出来なくなっている。
その意味で言えば、ほぼ完成していた原発を稼働することなく廃棄したフィリピンの方が日本よりもよっぽどきちんとした国家と言える。
まあ、フィリピンは日本よりも先に原発事故が起こると困るという理由でほかの権力者が後ろで糸を引いていた可能性はあるが。
http://blogs.yahoo.co.jp/les33tours_du_japon/24196823.html
「東京電力福島第1原発の深刻な事故の原因となった大津波を伴う巨大地震について、09年の経済産業省の審議会で、約1100年前に起きた地震の解析から再来の可能性を指摘されていたことが26日、分かった。東電側は「十分な情報がない」と対策を先送りし、今回の事故も「想定外の津波」と釈明している。専門家の指摘を軽んじたことが前例のない事故の引き金になった可能性があるほか、東電の主張を事実上追認した国の姿勢も問われそうだ。」
想定外???
政府も地震の専門家も、ウィキに出てくる程度の、多分、多少地震のことを調べていれば分かるはずのことを「想定外」。
2009年と言えば、中越地震も中越沖地震も、宮城岩手内陸地震も、九州の玄海地震も起こった後だった。明らかに地震頻発期に入っていて、大きな地震が迫っていることがはっきりしていた。
そして、今、政治家は専門家に原発の安全性を評価させてる。上のような多分、中学レベルの常識で分かることが判断できなかった専門家に!
同じうように、常識であるはずのことが無視されている例は実を言うと数多い。
政府部内の多分同じ省の別の課がやっていることが明らかに現状がおかしいということを明確にしてしていてもそれを完全に無視してある政策が推し進められてしまうことさえある。
これが植民地国家日本の現実。
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