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福島第1原発廃炉までの工程について、社会部記者が解説します。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00257578.html
11月中にも、福島第1原発で核燃料の取り出し作業が始まり、廃炉に向けて、大きな一歩を踏み出します。福島第1原発の1号機から4号機のうち、11月中にも核燃料の取り出しが始まるのは、4号機です。
福島第1原発の廃炉までの工程について、社会部原発担当の加藤 崇記者が解説します。
(4号機から燃料棒を取り出すということだが、現状はどうなっている?)
4号機は、水素爆発で建屋が損傷している状態です。
その4号機の上の方にある使用済み燃料プールには、1,533体の核燃料があり、そのため、建屋が倒壊するなどの懸念があるので、核燃料を比較的安全な地上のプールに移すところに、今回の目的があります。
(どうやって取り出して、移していく?)
4号機には上部に、燃料を取り出すためのクレーンを作るための鉄骨が組み上がっています。
(鉄骨が組まれたあとの作業はどうなる?)
まず燃料を、水中で移送用の容器に移します。
その容器をクレーンでつり上げ、地上のトレーラーに載せたあと、共用プールに移すという作業が行われます。
(どれくらいで全て移動できる?)
東電と政府が作った廃炉への工程表なんですが、2014年末、1年間で1,533体全てを移し終える予定ということになっています。
(4号機はがれきの撤去作業など、第1期が終了し、これから第2期の核燃料取り出しの工程に入るということですね。一方、1・2号機は2017年度、そして、3号機が2015年度から、第2期の燃料の取り出しを始める計画です。そして、1・2・3号機の工程にある第3期、溶融燃料の取り出しというのは、どういうこと?)
実は大震災の時、4号機は定期点検中だったため、原子炉内には燃料がありませんでした。
一方で、運転中だった1号機から3号機には、原子炉内には溶けた燃料があった。
これをいかに取り出すかが、今後の最大の問題となります。
(具体的にはどう処理をする?)
3号機を例にしてみますと、溶けた燃料を取り出す前に、まず、この燃料の状況を把握する必要があります。
そこでポイントなんですが、まず、水漏れの場所を特定。
今、原子炉からは水が漏れている状態なんですが、どこから漏れているのかわからないので、その水漏れの場所を確認して、水を止め、格納容器を全て水で満たします。
その後、燃料の形状や位置を具体的に確認し、取り出すという作業を始めるんですが、しかし、ここで問題となるのが、作業を行う場所が、非常に放射線量が高く、人が入ることができません。
そのため、新たな技術開発が必要となります。
しかし、その過程で、新たな問題が出てくる可能性も考えられるんですね。
(そうなると、いつごろ廃炉できるのか?)
先ほど言った技術開発というのが鍵になってくると思うんですが、現在、工程表では、30〜40年後、廃炉を完了する予定というふうに書かれているんですが、現状を考えると、それ以上かかる可能性もあるかもしれません。
(11/10 18:50)
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