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東電:福島第一原発の汚染水タンク容量や人員を倍増へ
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MVXH0S6S972A01.html
2013/11/08 17:23 JST
11月8日(ブルームバーグ):東京電力 は8日、福島第一原子力発電所の汚染水やタンクからの漏えい問題に対応するため、汚染水を貯めるタンクの容量を倍増する計画などを盛り込んだ緊急安全対策を発表した。
原子力規制委員会は汚染水問題の解決に必要な対策が示されていないために柏崎刈羽原発6、7号機の安全審査に着手しておらず、同社が緊急対策を示したことで両機の審査が始まる可能性が高い。
汚染水タンクの容量は現在41万トン。タービン建屋地下などにたまった37万トンの汚染水が貯蔵されている。地下水の流入により1日約400トンのペースで増える汚染水や、タンク群を取り囲む堰(せき)の内側にたまった水を貯蔵するため、新たにタンクを立てるエリアを広げ、2015年度末までに容量を80万トンまで増やす。
このほか、漏えいが起きたフランジ型と呼ばれる鋼板をボルトで留めたタイプのタンクを信頼性の高い溶接型に建て替える作業も15年度中に終える。パトロールやタンクの新設、建て替えなどの作業に現在200人が従事しているが、対策を強化するために他の部門や原発、他の電力会社などから人を集めて220人増やす。
原子力規制委員会の田中俊一委員長は、同原発で問題が相次いだのは作業環境が悪いために作業員の士気が下がっていることが原因だと指摘し、同社に改善を訴えていた。東電の広瀬直己社長は8日都内で会見し、「いくつかご指摘をいただき、そういったものを踏まえて対策を取りまとめた」と話した。
全面マスクをすると作業員の間の会話もままならず視界も狭まる。作業性を改善するため全面マスクの着用を義務付けないエリアを広げる。14年6月までには仮設の事務棟を建て、より多くの社員が現地にとどまれるようにする。14年度中に8階建ての大型休憩棟を建設するほか、作業員の給料を1日あたり1万円増額する計画も示した。
広瀬氏は、これらの対策に必要なコストについては明言を避けた。同社は9月の安倍晋三首相の現地視察時に、コスト削減や投資抑制で今後10年間で廃炉費用として1兆円を確保する計画を示しており、広瀬氏は「そういったものの中からやっていこうと考えている」と述べ、対策費の一部について国に負担を求める考えはないとの認識を示した。
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