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【原発】放射能と食の現在 〜福島産の魚、茨城産の栗〜
http://blog.goo.ne.jp/humon007/e/258d1d5968e1d95323cda4be8f862950
2013年11月02日 語られる言葉の河へ
(1)原発事故から2年半余。
食の放射能汚染の現状は如何に。
(2)厚生労働省の検査データによれば、今年4月以降に基準値(100Bq)を超えるセシウムが検出された食材は、
(a)イノシシ肉、タケノコ、タラの芽、アユ、ウナギ、etc.
(b)野菜、肉類、牛乳はゼロ。
(c)ヒラメ、スズキ、マダラなどで基準値超えがあるものの、ヒラメの汚染レベルの平均値は、
@福島県 : 65Bq(2012年度) → 20Bq(2013年度)
A宮城県 : 20Bq(2012年度) → 10Bq(2013年度)
B茨城県 : 13Bq(2012年度) → 5Bq(2013年度)
(3)基準値超の魚が出た海域では出荷が制限される。
問題は、スズキなど改定で小魚を食べて放射能を蓄積し、広範囲を移動する魚だ。今後、高い数値のスズキが福島から離れた海域で揚がる可能性はある。
常時検査することが肝心だ。
(4)県によって検査の姿勢に差があることが懸念される。
<例1>結果を検査のようやく半年後に公表する。
<例2>不検出の食材なのに「表記ミスで検出された」とされた上、修正されずに放置する。
(5)(4)は消費者、生産者にとって大切な情報だ。
検査や情報開示を担う県や国の意識が緩んでいる。
(6)「世田谷区こどもを守る会」は、厚生労働省のデータを日々ウォッチし、重要な情報をネット配信している。会員の堀智子ら多くの主婦が不満を漏らすのは、茨城県のクリ検査だ。茨城は国内トップのクリ産地だが、今年の検査は3点だけ。いずれも「検出限界値(25Bq)以下」だ。しかし、栃木県や千葉県は、数十点を調べて数Bq単位で公表している。
しかも、流通先の静岡県で、茨城産のクリから9Bqのセシウムが検出され、市民測定所の検査でも18Bqだった。
昨年は20点ほど検査し、安全は確認済み。静岡県などで検出されているのは、検査器の性能のため。・・・・と茨城県の担当者は言う。
食のモラルが綻びはじめている。
□記事「制御不能の原発汚染水 食と放射能の今」(「サンデー毎日」2013年11月10日号)
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