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2013/10/31 晴耕雨読
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こんな夜中に、突然にふと思ったんだけど、オイラが知る限り東京電力って事故前は世界的に見てもトップクラスの大企業だったんだよね。
その大企業がこの収束作業に於いては、この二年半以上経っても、まるでド素人のような甘い計画と対応を露呈しちゃってるんだよね。
もし、これが同じ世界的トップクラス企業のトヨタならどういう対応だったのかなぁ…って。
もしかしてトヨタみたいな感性と体制を東電も持っていたなら、今みたいな状況にはならなかったんじゃないのかなぁ…って思うんだけど。
じゃあ、トヨタと東電の違いって何だろう?って考えたんだけど、トヨタは国内外の競争相手や為替レートを相手に常に危機感を持ちながら進化してるイメージがオイラにはあるんだ、片や東電は競争相手もなく、利益は総括原価方式で保証され、ぬくぬくと安泰できた感じなんだよね。
自動車業界は常に安全に進化し続けなければ顧客に逃げられ、競争相手に勝てないけど、電力会社は40年以上前に設計開発された原子力発電所を使い続けても顧客が離れるシステムじゃないしね。
事実、バブル崩壊後やリーマンショックも原発業界はほとんど影響なかったし…。
バブル崩壊後この20年日本企業が不況で苦しい時でも原発業界にさほどの影響はなかったからね。
確かに、ここ最近は原発業界の単価は下がってきたり定期検査も短期になってきた感はあるけど、世の中の企業に比べれば安泰だったし10年以上前の単価があまりにも他の業界に比べて高かったんだ。
そんな感じでずっと来てる業界だから、トヨタのような常に危機感も持ってないし、大事故が起きた場合の対応能力なんて無いのかもしれないなぁって最近は思うんだ。
今は事故当初と違って、現場のトップクラスの東電社員も昔の偉そうな態度に戻ってしまった人もいるし…。
そもそも現場のトップクラスは本店から来てるエリートだし日本のトップクラスの大学出身者が多いから、今までの人生の中でそんなに怒られるのに慣れてない人かもしれないし、そのエリートが規制庁や経産省から怒鳴られたり、頭下げたりするとプライドが許さないのかもしれないね。
オイラはよく怒られてたけど…。
そんな人達の中には鬱憤を下にぶつけてくる人がいるんだよね。
今の現場はトラブルが多いから仕方ないのかもしれないけど、なんかピリピリというかギスギスしてるんだ。
オイラが今の現場に一番足りないのは、収束作業に立ち向かうチームとしての団結力だと思うよ。
東電の社長クラスがいくら纏めようと思っても、今のバラバラ状況じゃ団結力なんて生まれないかもしれない。
今想うとやっぱ吉田所長の統率力ってすごかったんだなぁって感じるでし。
この状況を打破するには、1Fの体制は一度解体して新たなシンプルな機動力ある組織を再編するべきだと思うんだ。
とにかく国、東電、民間企業や学者が一致団結しないと、今後の1F収束作業なんてどうなるかわかんないよ。
最近の東電会見や報道は汚染水関連ばかりで、1号機〜4号機までの原子炉建屋の作業を毎日被ばくしながら作業員は頑張ってるけど、全然報道されないしね。
1〜4号機の作業も今のところ先が見えるのは4号機だけで、あとは手探り状態で、成果があるかわからないものばかりだし。
オイラは以前からつぶやいてるけど、4号機の使用済み燃料取り出しは、よっぽど大きな地震や津波が来ない限り、大きなトラブルなく来年の秋までには完了すると思うよ。
ただ1号機や3号機の使用済み燃料取り出しは今のところいつになるか見当つかないし、かなり困難作業になると思う。
2号機はもっとわかんないでし。
オイラは今でも2号機が一番厄介だと思ってるし。
燃料デブリ取出しを2021年頃になんて想像もつかないし、今の状況では出来ないと思ってる。
経産省官僚はじめ電力会社や経済界は政治家を利用し、原子力の火を何としてでも再燃したいのだろうけど、福島原発の事故収束にかかる費用(補償や除染費用含め)も一体いくらかかるのか算出出来ないのに、もう一度このような過酷事故が起きた場合の損失は計り知れないと思うんだよね。
これから先、原子力の過酷事故が絶対に起きないなんて言えないし、そもそも新規制基準は事故を想定した規制基準で安全基準じゃないし…。
原発事故の影響を考えれば、今苦労してでも未来に向けてやるべき事は何なのか見えてくると思うんだけど…まだまだつぶやきたい事はいっぱいだけど、でわでわ。
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