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http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/7e5e137fb0a5e492d4be9b1a7dfeb2b1
先月、埼玉県のある市に住む叔母がALS重症筋側索硬化症 と診断されました。5月頃から脚の痺れがあり、あちこち病院に行き、MRIや髄液検査など受けるも異常が無く、最終的に総合病院でこの病気と分かったのは10月になってからです。
難病申請で市に行くと、今年12人目と言われたそうで、10万人に一人と言われている難病が、ものすごい人数です。
叔母は60才。現在車椅子無しでは歩けなくなりました。非常に進行が早いです。
父が大腸癌で今月手術しました。でも、もう70才も越えてますので、仕方ないと思ってます。
私は海外に住んでいます。
友人、4ヶ月前に岩手に住む妹さん35才が、難病になったと連絡があり、ステロイド大量投与で入院してるみたいです。
私は、全ては福島の事故と関連があると思っています。
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こういうメールを頂きました。難病と放射性物質の連鎖はどのようなものかは、よく分っている訳では、ありません。この方に対して、更に詳しくお伝えいただけるように、重ねて話を致しました。
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友人の妹さんは、スティル病という膠原病の診断でした。
叔母はずっと正社員で仕事をしていました。叔父はもう前に他界していますので、一人暮らし。お昼は会社でお弁当を食べていた様です。
埼玉県の田舎で、庭で野菜を育てて食べたり、食材も放射能も国の安全ですを信じ切っていますので、全く気を付けた生活はしていません。
震災後も震災前と変わらずな生活で、定年退職した矢先、脚が痺れる感じがあり、頚椎ヘルニアなどを疑われ検査。異常無し。それから脳の疾患を疑いMRI。異常無し。この段階で整形外科、脳外科、膠原病科 をすでに受診。
異常が無いと言われても、太腿の筋肉が失われ皮がダブダブぶら下がるような感じで、総合病院を紹介され受診。歩くのも大変な中、家族が付き添い神経内科受診するも、筋電図の予約だけで終了。
筋電図検査をし、もっと詳しい検査を入院してしましょうと言われるも、ベッドの空きが無く、空き次第電話しますとの事。誰がみてもどんどん進行してる状態で、待てないと話すと、同じ様な患者さんがたくさん待ってると言われて帰宅。それから約2週間後に入院。MRI、腰痛穿刺など、また同じ検査をし、病名確定。最悪の結果で何もでき無いので退院して下さいとの事で退院。
難病の公費負担の申請に市役所へ。そこで、この市だけで既に12人目だと言われる。
最初に近い医者を受診したのが5月。ALS診断は10月です。
今は車椅子生活で、腕が痺れ始めた様です。私が知るのはこの程度なんですが…
10万人に1人と言われている難病が、8万人弱しか住んでいない市に、12人もいるのは、放射能の影響を考えて自然だと思います。ALS は遺伝性のものもありますが、家族中で叔母が初めてです。
漠然と、周りで突然死の話しを聞いたり、やはり普通でない確率で、若くして病気になったりが増えていると思います。
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このALSは、ホーキング博士がなっていることでもよく知られる難病です。手と足、さらにのどなどの筋肉や呼吸に必要な筋肉がやせていく病気で、筋肉をつかさどる運動ニューロンがおかしくなることによるものです。原因は不明。発症率は10万人で1〜2人と言われています。有病率はもっと多いようです。難病認定されているのは、発症者でしょうから、この話は、この程度の人口規模で、たしかに通常よりも多く難病認定されていることなのは、間違いないようです。
このALSは、紀伊半島南部などで、多発する地域が昔からあることで知られていて、更にグアムなども昔は多くおきていたそうです。河川などになんらかの原因物質があったのか、遺伝的なものか、地域的なウイルスが存在するのかは、よくわかっていません。
またスティル病は、若年性のリウマチです。
今回頂いた、メールの話がなんらかの被曝影響が関係するのかどうかはよくわかりません。ただしこうした神経的なトラブルで、さらに筋肉の障害もおきている話は、放射性物質の初期被曝、吸気による継続的な被曝から考慮して、観察を続けていく話ではあると僕は思います。
運動ニューロン疾患が、被曝によって起きているのではないのかという問題提起は過去もされていて、それを否定する研究も出されていたりします。わずかの被曝であれば、因果関係を立証することは難しいであろうと思いますが、今回の福島第一原発事故により、相当な被曝が関東・南東北でおきていて、しかも人口密集地で大量の被曝者が存在している場合には、見えてくることがあるかもしれません。こうした難病認定数の増減は、どちらにしてもメルクマールになるとは考えています。
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