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食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。10月4週中の食品中の放射性セシウムの 検査結果をまとめてみました。お買いものの参考になればいいかなと思います。先週に続き先週に続きしっかり基準値超えが見つかっています(3)。
@検査数1,536件中件の17基準値超え(全体の1.1%)
A平均は、1キログラム当たり6.2ベクレル、最大700ベクレ(山梨県産ショウゲンジ(野生キノコ))。
B基準超の食品が岩手、宮城、福島、群馬、埼玉、新潟、山梨
で見つかっています。
※1 牛肉を除く
※2 単位については(4)を参照
図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2013年8月)
色分けは以下の通りです。
赤マーケットから基準値超えの食品が見つかった県
橙出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
黄基準値超えの食品が見つかった県
1.無責任な生産者
放射性物質汚染地帯では、風評被害に苦しみながら必死に農作物を作ったり、苦労する姿がよくマスコミは報道しています。この種の報道はNHKが特に好きみ たいで、嘘を交えても放送します(6)(7)。でも、セシウム汚染食品について調べていくと、そこには無責任な生産者が介在しています。
@群馬県桐生市の「「道の駅くろほねやまびこ」で、基準値(1キログラム当たり100ベクレル)の6倍近い、1キログラム当たり
590ベクレル
の天然ナメコが販売されていました。群馬県の発表によると
「出荷制限地域であるみなかみ町の山林において採取された野生のなめこである」
そうです(8)。平たく言えば、「道の駅くろほねやまびこ」に物品を出品する生産者のだれか(9)が、法律に違反して危険なセシウム汚染キノコの生息域で キノコ狩りをして、別の場所で素知らぬ顔で売っていたことになります。しかも28個はすでに完売したそうです。群馬県は販売した「なめこ」について、自主 回収を行う<略>よう指示したそうですが、販売された桐生市の「道の駅くろほねやまびこ」HP(10)には、製品回収の告知はありませんでした。その代り
「当店では、地元産農産物について、放射能検査を随時実施しており、検査結果も直売コーナー入口に掲示しております。安心して、ご利用下さい。」
なんて告知が載ってました。
群馬県産のナメコからは2012年12月にも、市場に出回っている物(流通品)から1キログラム当たり190ベクレルの放射性セシウムが見つかっていま す。この時に群馬県は「基準値を超えるなめこが流通しないようにモニタリング検査を強化してまいります。」(11)としています。群馬県によるナメコの検 査数を調べたのですが、
2012年1月から9月 8件
2013年1月から9月 10件
です。確かに2件増えたのですが、これで「強化」と言えるでしょうか?「モニタリング検査を強化してまいります。」と言いながら実際はなにもせず、再発した感じです。生産者も無責任ですが産地の行政も同じように無責任な気がします。
群馬県は、日本一の生シイタケの生産量を誇ります(12)。2013年4月以降(過去半年)の群馬県産シイタケの放射性セシウム濃度の推移を示します。
※(1)を集計
※ 菌床栽培を除く
図ー2 群馬県産シイタケの放射性セシウム濃度推移
(=^・^=)には流通品の方が高く見えます。
流通品 検査11件 最大で1キログラム当たり89ベクレル
非流通品 検査49件 最大で1キログラム当たり49ベクレル
です。基準値以下ですが、流通品の検査数を増やしたら基準超が出てもおかしくないと思います。
A福島県では去年、籾摺り機についた放射性セシウムがお米に移り、セシウム汚染米ができる事例が発生しました(14)。そこで農林水産省なのでは、使用前 にの農機具を掃除(除染)するように指導しています(15)。でも、2013年10月19日に福島県いわき市産のお米から1キログラム当たり120ベクレ ルのセシウム汚染米が見つかりました。原因は農機具のセシウムが移ったためとの事です(16)。行政の指導に従わず、セシウム汚染米を生産する福島県の農 家って無責任って感じです。
2.福島県富岡町産のシロメバルの放射性セシウム濃度は上昇中!
福島第一原発の汚染水漏れは続いて います。東京電力の発表によると10月26日に外洋(南側放水口付近)で採取した海水から1リットル当たり2.2ベクレルのセシウム137が見つかりまし た(17)。福島のお魚が心配です。福島県富岡町は福島第一原発の南10km程に位置します。
※(17)より転載
図ー3 福島県富岡町
福島県富岡町産のシロメバルの放射性セシウム濃度の推移を示します。
※(1)を集計
図―4 福島県富岡町産シロメバルの放射性セシウム濃度推移
確り上昇傾向を示しています。福島第一原発の排水溝の海側から150mのサンプリングポイントでは高い濃度の放射性物質が見つかっています。
(a)放射性物質濃度の推移 (b)サンプリングポイント
※1(a)図は東京電力の発表(18)を(=^・^=)が集計
※2(b)図は(19)を転載
図ー5 汚染水漏れを起こしたB南エリアの位置
でも放射性物質の大部分はストロンチウム90に由来する全ベータ(20)ですが、(=^・^=)は福島県によるお魚のストロンチウム検査の結果を知りません(17)。
<余談>
・無責任な生産者
・無責任な産地の行政
・上がり続ける放射性セシウム濃度
・止まらい放射性物質漏れ
食品中の放射性物質検査の結果を見ていると(=^・^=)は危険を感じ不安になります。結局は怪しげな産地は避けるしかないと思います。これは風評被害でなく、正当な自己防衛だと(=^・^=)は思います。
―参考したサイト様および引用いた過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)福島県ホームページ - 組織別 - 公表日ごとのモニタリング検査結果
(3)
(4)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(5)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(6)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道−福島県沖の魚介類からは放射性物質は見つからない
(7)国際的な批判が高まっている、福島第一原発の「高濃度・放射能汚染水 流出問題」 ? @動画
(8)群馬県 - 【10月25日】野生きのこ(なめこ)の放射性物質の基準値超過について(林業振興課、衛生食品課)
(9)生産者情報 |道の駅くろほね やまびこ
(10)道の駅くろほね やまびこ | 群馬県桐生市
(11)群馬県 - 【12月13日】「天然なめこ」(原木露地栽培)の放射性物質の基準値超過について(林業振興課)
(12)群馬県の農業 シイタケ|NHK for School
(13)PDF]平成24年10月19日公表 - 福島県
(14)[PDF]米の収穫・乾燥・調製工程における放射性物質 交差汚染防止ガイドライン
(15)(2)詳細検査結果 ○ 平成25年10月22日公表(PDF形式
(16)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(10月3週)―井戸から40万、排水溝から3万4千ベクレル/lの全ベータ−
(17)2013年10月27日福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(PDF 124KB)
(18)報道配布資料|東京電力中の「福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)」を集計
(19)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(10月1週)―汚水漏れが大盛況―
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